JARI Research Journal
Online ISSN : 2759-4602
2012 巻, 1 号
JARI Research Journal 2012年1月号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
研究速報
  • 今長 久, 穴田 賢二, 林 豊洋, 榎田 修一
    原稿種別: 研究速報
    2012 年2012 巻1 号 論文ID: JRJ20120101
    発行日: 2012年
    公開日: 2025/12/18
    研究報告書・技術報告書 フリー
    ドライブレコーダのデータは,交通安全分野での研究的活用が期待されており,さまざまなところで,データの収集,具体的な利用方法の検討がなされている1), 2).多様な活用方法のひとつとしてドライブレコーダの映像から映像中に記録されている衝突対象との位置関係を時系列で把握し,そこから衝突速度や衝突方向を計測することで衝突安全等の分析に活用することが考えられる.これらの情報を実際の事故において把握するには詳細な調査が必要なことから,ドライブレコーダの映像から簡易的に計測できることは非常に有効である.このような取り組みは,すでに自動車技術会データベース2)にも計測機能として付随されているが,計測精度については整理されていない.  本研究の目的は,既存のドライブレコーダの映像データから自車両と衝突対象物との相対挙動を計測することを前提としてどの程度の精度で挙動を計測できるのかを整理することが目的である.
  • 穴田 賢二, 鴻巣 敦宏, 一色 孝廣
    原稿種別: 研究速報
    2012 年2012 巻1 号 論文ID: JRJ20120102
    発行日: 2012年
    公開日: 2025/12/18
    研究報告書・技術報告書 フリー
    日本国内での交通事故において,歩行中の死者が占める割合は近年増加傾向である.歩行者事故において,主に車両との衝突後に生じる,歩行者頭部と路面などとの衝突(以下,「二次衝突」という)現象は危険性が高いことがわかっている.このことより,歩行者事故における被害軽減には二次衝突時の頭部保護対策が重要であると考えられる.  一方で,現在までに,二次衝突時に有効な歩行者頭部保護対策は行われていない.対策としては,車両や路面側の改良,さらには歩行者側での保護対策が考えられる.本研究では,これらの対策のうちコストや普及の早さの点から,最も実現性が高いと考えられる,歩行者が着用する頭部保護帽に着目した.  現在,歩行中の転倒や飛散物からの頭部保護などを目的として,多くの頭部保護帽が販売されている.しかし,日常的な使用を目的とした頭部保護帽には,統一された保護性能評価試験は存在せず,各メーカで独自の試験を行い,評価されている.それらの試験では衝撃条件や評価方法が異なり,単純に保護性能を比較することは困難である.  そこで,本研究では,市販の頭部保護帽に関して,同一条件で保護性能評価試験を実施し,その保護性能を明らかにすることを目的とする.また,それらが歩行者事故における二次衝突時の歩行者頭部保護対策としての有効性の検討を行う.
技術資料
  • 川崎 篤, 伊藤 竜也, 三上 哲夫
    原稿種別: 技術資料
    2012 年2012 巻1 号 論文ID: JRJ20120103
    発行日: 2012年
    公開日: 2025/12/18
    研究報告書・技術報告書 フリー
    自動車走行騒音は,路面によって大きく変化することが知られており,発生騒音を精度良く評価するためには,試験を行う路面の特性が重要となる.このため,加速騒音(TRIAS20,ECE R51 など)やタイヤ騒音(ECE R117)の認証試験では,ISO 10844 19941) (JIS D 83012))による基準路面(以下,「ISO 路面」という)で測定することが規定されている.ISO 路面の規定では,発生騒音の路面間のばらつきを極力小さくするために,アスファルトの種類や使用する骨材の最大粒径,配合のほかに,路面の表面粗さ,空隙率および吸音率などの路面特性が規定されている.また,これらの路面特性は,経過年数とともに変化することが予想されるため,年1 回の路面粗さの定期検査が義務付けられている.2011 年1 月には,発生騒音の路面間のばらつきをさらに小さくするために,ISO 10844 の規格改定が行われた.  現在,JARIには,城里テストセンターとつくば研究所構内にISO 路面が施工されており,毎年,両路面において定期検査と発生騒音の比較試験を行っている.  本報告では,これまでに行った定期検査と騒音試験の結果を基に,ISO 路面の表面性状,騒音特性の経時変化を調べた結果およびISO 路面の新規格への適合性について報告する.
研究活動紹介
  • ~東日本大震災の経験を無駄にしないために~
    松本 純一
    原稿種別: 研究活動紹介
    2012 年2012 巻1 号 論文ID: JRJ20120104
    発行日: 2012年
    公開日: 2025/12/18
    研究報告書・技術報告書 フリー
    2011年12月8日,東京ビッグサイトにて,''クルマの「新たな価値創造に向けて」~東日本大震災の経験を無駄にしないために~'' と題し,財団法人日本自動車研究所(JARI)主催のシンポジウムを開催した.本シンポジウムは,東京モーターショー2011で開催されたシンポジウムの一つとして実施したものである.  2011年は東日本大震災という未曾有の災害が起こり,あらゆるものの価値観を見直す動きがみられている.クルマに関しても同様に改めて考えてみる機会が必要であると思われる.今回,実際に被災地で活動された方々に意見をいただくことで,今後のより良いクルマ社会の構築の一助となることを目的に本シンポジウムを開催した.
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