最新ディーゼル車両では,排出ガス規制強化に伴いDPF等の各種後処理装置や高度な電子制御装置が搭載されている.これらの装置が使用過程において性能を維持することは環境保全の観点から非常に重要であり,中央環境審議会第10次答申1)でも重要性と検討の必要性が指摘されている.
一方,米国2)や欧州3),4)では使用過程車に対し実路走行時の排出ガスを車載型排ガス計測器(PEMS: Portable Emission Measurement System)で測定する排出ガス試験法が検討されているが,提案されている評価方法は欧米で異なっている.
第1報5)ではPEMSの計測精度に与える影響評価や計測精度向上の方策などについて報告した.今回の第2報では,米国と欧州で提案された排出ガス評価法について,ディーゼル車両にPEMSを搭載して実路走行試験を実施し,国内の走行条件における適用の可能性と問題点の把握を行った.
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