プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV),ハイブリッド電気自動車(HEV),電気自動車(BEV),燃料電池自動車(FCEV)等に用いる高性能電池の実用化・普及促進にあたっては,性能および安全性試験方法の標準化・規格化を進めて,研究開発の効率化を図ることが重要である.
そこで,一般財団法人日本自動車研究所(JARI)では2007年度より,性能試験方法標準化の一環として実使用状態を十分に考慮したリチウムイオン電池サイクル寿命試験方法の開発を行っており,これまでにPHEV用の簡易なサイクル寿命試験(Cycle Life Test : CLT)プロファイルの作成方法について報告した.しかし,開発したCLTプロファイルについて,実電池における長時間の検証試験は実施していないため,CLTプロファイルの妥当性を検証する必要があった.
本報告では,車両走行を模擬した充放電サイクル試験とCLTプロファイルによる充放電サイクル試験を単セルを用いて実施し,単セルの容量および直流内部抵抗の推移を比較することで,CLTプロファイルの妥当性について検証した.