JARI Research Journal
Online ISSN : 2759-4602
2012 巻, 7 号
JARI Research Journal 2012年7月号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
研究速報
  • -環境試験法の調査(第3報)-
    前田 清隆, 小松 和則, 高橋 昌志
    原稿種別: 研究速報
    2012 年2012 巻7 号 論文ID: JRJ20120701
    発行日: 2012年
    公開日: 2025/12/18
    研究報告書・技術報告書 フリー
    地球環境問題やエネルギー資源の枯渇などを背景として,ハイブリッド自動車やプラグインハイブリッド自動車,電気自動車の普及が進んでいる.近年,これらの自動車に,モバイル機器で普及してきたリチウムイオン電池が搭載されるようになった.しかし,一部の車種では衝突試験後に発火に至った場合があるため,衝突事故後の乗員の安全性確保やその他事故が生じた場合も含め,電池レベルでの安全性を確認することは非常に重要である.  その自動車用リチウムイオン電池の国際標準試験法は,単セルを対象としたIEC 62660-2,パック・システムを対象としたISO 12405-1とISO/DIS 12405-2がある.それらの試験法の妥当性検証を目的として各種安全性評価試験を実施した.試験は大きく分けて電気的試験,機械的試験,環境試験,類焼試験がある.本研究では環境試験の一つである加熱試験の結果について報告する.
  • 高橋 昌志, 竹内 正幸, 大塚 宣明, 前田 清隆
    原稿種別: 研究速報
    2012 年2012 巻7 号 論文ID: JRJ20120702
    発行日: 2012年
    公開日: 2025/12/18
    研究報告書・技術報告書 フリー
    リチウムイオン電池は取り扱いを間違えると電池自体に発火や発煙といった事象が起こる可能性があるため,リチウムイオン電池を搭載した電動車両に関しては従来のガソリン車とは違った見方で安全性を確保する必要が想定される.リチウムイオン電池は電解液として可燃性液体を使用しているため,車両火災時に可燃性液体を含む電池の燃焼速度が速い場合は,車両周囲への熱的影響がガソリン車とは異なる可能性がある.  以前,電動車両が火災に陥った場合を想定し,リチウムイオン電池の火炎暴露試験をプロパンバーナ火炎により直接あぶる方法で行った場合,電池燃焼時に火炎規模は大きくなるが,セルの破裂や電池の主要部品の飛散などの危険事象は見られない結果となった.しかし,実際の車両火災では,電池はケースに覆われているため,電池が直接火炎に包まれることは無いと想定されるため,電池単体の火炎暴露試験とは燃焼形態が違う可能性がある.  そこで,リチウムイオン電池搭載車両を用いた火災試験を実施し,電池の燃焼形態を調査したのでその結果を報告する.また併せて,車両火災時の安全性確保の検討に資するため,電池搭載位置の違いによる燃焼形態の比較や周囲への熱的影響を調査した.
  • 大野 和之, 森田 賢治
    原稿種別: 研究速報
    2012 年2012 巻7 号 論文ID: JRJ20120704
    発行日: 2012年
    公開日: 2025/12/18
    研究報告書・技術報告書 フリー
    プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV),ハイブリッド電気自動車(HEV),電気自動車(BEV),燃料電池自動車(FCEV)等に用いる高性能電池の実用化・普及促進にあたっては,性能および安全性試験方法の標準化・規格化を進めて,研究開発の効率化を図ることが重要である.  そこで,一般財団法人日本自動車研究所(JARI)では2007年度より,性能試験方法標準化の一環として実使用状態を十分に考慮したリチウムイオン電池サイクル寿命試験方法の開発を行っており,これまでにPHEV用の簡易なサイクル寿命試験(Cycle Life Test : CLT)プロファイルの作成方法について報告した.しかし,開発したCLTプロファイルについて,実電池における長時間の検証試験は実施していないため,CLTプロファイルの妥当性を検証する必要があった.  本報告では,車両走行を模擬した充放電サイクル試験とCLTプロファイルによる充放電サイクル試験を単セルを用いて実施し,単セルの容量および直流内部抵抗の推移を比較することで,CLTプロファイルの妥当性について検証した.
解説
  • 富岡 秀徳
    原稿種別: 解説
    2012 年2012 巻7 号 論文ID: JRJ20120703
    発行日: 2012年
    公開日: 2025/12/18
    研究報告書・技術報告書 フリー
    燃料電池自動車(FCV)用の燃料仕様の国際標準化については,2003年より活動を開始し,国際間の研究協力を通じ国際規格(International Standard: IS)発行を目指して進めている.2003年10月に, FCV用の燃料仕様に関する日本提案が承認され,日本より議長(高木靖雄/東京都市大学名誉教授)を選出しISO/TC197(水素技術)/WG12(FCV用水素燃料仕様)が発足した.この提案は,NEDO事業にて,一般財団法人日本自動車研究所(JARI)が実施した水素燃料中の不純物が燃料電池に及ぼす影響について検討した試験結果1) を基に作成されたものである.参加各国の熱心な審議を経て,2008年3月にTS(Technical Specification:技術仕様書)として発行された.本解説では,TSを発行するまでの経緯に簡単に触れ,その後のIS化のための審議の動向,特に2010年度以降の進捗について述べる.
feedback
Top