JARI Research Journal
Online ISSN : 2759-4602
2014 巻, 3 号
JARI Research Journal 2014年3月号
選択された号の論文の1件中1~1を表示しています
技術資料
  • 鮏川 佳弘, 福山 慶介, 面田 雄一, 大賀 涼
    原稿種別: 技術資料
    2014 年2014 巻3 号 論文ID: JRJ20140301
    発行日: 2014年
    公開日: 2025/12/14
    研究報告書・技術報告書 フリー
    交通事故の鑑定における衝突速度算出の一手法として,車体の永久変形量から固定壁換算速度(Equivalent Barrier Speed:以下「バリア換算速度」と呼ぶ)を求め,この速度と車両停止位置やタイヤ痕跡などから,衝突速度を算出する手法がある.前面衝突時のバリア換算速度は,広く交通事故鑑定にも用いられており,剛体の固定壁へのフルラップ前面衝突試験(平面バリア衝突試験)から求めた車体エネルギ吸収分布図(永久変形量と車体のエネルギ吸収特性の関係)を使って求めることができる.既に,ボンネット型車やキャブオーバ型車,ピックアップ型車など,いくつか車種について車体エネルギ吸収分布図が報告されている.しかし,軽貨物車(軽セミキャブオーバー型車)については,日本特有の車種であるため平面バリア衝突試験データが少ないほか,車体フレーム(以下,フレーム)の強度が高いことから,車体前端のエネルギ吸収分布図しか作成されていない状況にある.また,軽貨物車の多くはフレーム構造であるため,オフロード車や小型トラックへの追突事故などの場合は,フレームが追突車両の構造物に直接衝突したか否かによって,フレームの変形が軽微であってもキャビン(セミキャブ)が大きく変形する場合があり,軽貨物車の変形量(つぶれ量)が大きく異なることが予想される. このため,本報告では,軽貨物車の高速平面バリア衝突試験,ならびに突起バリア衝突試験(軽貨物車のフレームが直接接触しない形態)を行うことで,軽貨物車前部の変形に関する基礎データを調査した.さらに,これらの結果をもとに,セミキャブオーバー型軽貨物車前部のエネルギ吸収分布図を作成した.
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