JARI Research Journal
Online ISSN : 2759-4602
2014 巻, 4 号
JARI Research Journal 2014年4月号
選択された号の論文の3件中1~3を表示しています
研究速報
  • 前田 清隆, 中川 翔馬, 犬嶋 健, 高橋 昌志
    原稿種別: 研究速報
    2014 年2014 巻4 号 論文ID: JRJ20140401
    発行日: 2014年
    公開日: 2025/12/14
    研究報告書・技術報告書 フリー
    近年,自動車への搭載が増えているリチウムイオン電池は,単セルを複数組み合わせたモジュールとその電圧や温度,電流などを監視するBattery Control Unitから構成される電池パックとして使用される.  そのような自動車用電池パックの標準試験法である,ISO 12405-1とISO 12405-2がそれぞれ発行されており,試験法は性能試験,信頼性試験,乱用試験がある.ここで報告する信頼性試験のひとつである振動試験では,車両の走行時の振動や駆動系の振動によるランダム波によって電池の破損や電気的接触の不備などが生じないか確認するための試験法である.  振動試験は,パワースペクトル密度(以下,PSD)と試験時間をもとに実施されるが,ISO 12405の振動試験条件の導出根拠が不明である.また,自動車用リチウムイオン電池パックの振動試験に関する報告はほとんどない.そこで市販の電動車両を用いて,テーラリングにより振動試験条件を開発し,ISO 12405の試験条件が日本の道路環境下においても妥当であるかを検証したので報告する.
  • 佐藤 健治, 内田 信行, 安部 原也, 植田 俊彦
    原稿種別: 研究速報
    2014 年2014 巻4 号 論文ID: JRJ20140403
    発行日: 2014年
    公開日: 2025/12/14
    研究報告書・技術報告書 フリー
    一般的に自動車の運転は認知,判断,操作という手順を踏んで運転している.視野障害を伴う眼疾患は運転者にとって重要な対象を発見する認知の段階における影響が懸念される.眼疾患のなかで緑内障は視野の欠損や狭窄が生じるにもかかわらず,進行が緩徐であるため,自覚症状が現れにくい特徴がある.近年の緑内障に関する疫学調査によると,40歳以上の20人に1人が罹患していると報告がされており,高齢化が進む国内においては更に患者の増加が想定される.また,国内の交通事故件数では全事故件数のうち19%が40歳以上の安全不確認(見落としや発見遅れによる要因)によって発生している.先行研究では視野障害が高度であるほど交通事故に至る可能性が高いと報告されており,視野障害が交通事故要因の一つではないかと考えられている.しかしながら,緑内障による運転への影響に関する知見は乏しいのが現状である.  本研究では,緑内障による運転への影響を把握する試みとして,健常者と緑内障患者との運転行動を調査した.また,緑内障患者の症例別に運転行動の特徴を取得することを目的とした.実施にあたり,ドライビングシミュレータ(以下,「DS」という)を用い,典型的な交通事故場面(歩行者や自転車の飛び出し)を再現し,運転行動を計測した. 運転行動では視認行動に関するデータをもとに特徴を示した.
技術資料
  • 中嶋 太一, 山崎 邦夫, 小野 古志郎, 加藤 和彦, 角谷 佳治
    原稿種別: 技術資料
    2014 年2014 巻4 号 論文ID: JRJ20140402
    発行日: 2014年
    公開日: 2025/12/14
    研究報告書・技術報告書 フリー
    追突事故における被追突車乗員に発生する軽度の頚部傷害の低減を促進することを目的として,国内外の機関で法規化に関する議論やアセスメント評価試験が実施されている.具体的には,国内では,2009年度より自動車アセスメント(JNCAP)に後面衝突頚部保護性能評価試験が追加されている1).一方,海外では,UN GTR (Global Technical Regulation)において試験法の議論がなされており,2009年12月からは,GTR-Phase2インフォーマル会議(動的評価試験に関する新たな議論:GTR7)が開始され,日本はテクニカルスポンサーとしてサポートを行っている.GTR7では,ターゲットとする傷害ならびに試験方法等に加え,動的スレッド試験時におけるダミーの反復性や再現性の議論が行われている.そこで本研究では,試験で使用されるBioRID-IIダミーについて,校正試験ならびにスレッド試験から再現性を検討することとした.
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