JARI Research Journal
Online ISSN : 2759-4602
2014 巻, 9 号
JARI Research Journal 2014年9月号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
技術資料
  • 森田 賢治, 桑田 雅敏
    原稿種別: 技術資料
    2014 年2014 巻9 号 論文ID: JRJ20140903
    発行日: 2014年
    公開日: 2025/12/14
    研究報告書・技術報告書 フリー
    20世紀におけるグローバルな産業・技術および経済の発展と人口増加に伴い,自動車の使用台数も爆発的に増加し,それに伴い自動車からの排出ガスが大気汚染をもたらした.自動車の排出ガスは,1960年の米国加州を皮切りに米欧日で規制が始まり,近年は2004年米国のTier 2,2009年欧州のEURO 5,2009年日本のポスト新長期規制など,規制開始当初の1/100前後のレベルまで強化された.結果,これら規制が行われた多くの国々や地域において,大気環境の劇的な改善が見られつつある. 一方,自動車の燃費については,1973年と1979年の2度のオイルショックを経て,化石燃料枯渇防止やエネルギーセキュリティの観点から規制が導入された.さらに,化石燃料の消費に伴う二酸化炭素(CO2)の生成が地球温暖化の主要因とみなされ,1997年の地球温暖化防止会議(COP3)では京都議定書が採択されるなど,自動車のエネルギー効率向上あるいは脱化石エネルギーが大きな課題となっている. 自動車メーカ各社は,自動車を21世紀に生き残らせるために,ここに挙げた大気汚染防止,エネルギーセキュリティ確保およびCO2低減の課題に対応していくことが必要と考え,電気自動車(BEV),ハイブリッド電気自動車(HEV)および両者の中間的な特性を有するプラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)を精力的に開発している.本稿は,これら電動車両の歴史と開発動向について述べる.
  • 今長 久, 鹿島 茂
    原稿種別: 技術資料
    2014 年2014 巻9 号 論文ID: JRJ20140904
    発行日: 2014年
    公開日: 2025/12/14
    研究報告書・技術報告書 フリー
    今後ニーズが増える予防安全性に関する事故分析では事故が発生するか否かを議論する必要があるが,既存の事故データ・分析フレームだけでは十分対応できないことが課題となっている.ドライブレコーダ等のデータを利用した事故・ニアミス分析などと組み合わせて,これまでの事故の結果分析やそれに基づく原因の予測から,事故の原因自体を分析する体系構築が必要である.  本研究の目的は,複数の事故分析に関連するデータを組み合わせた事故の原因と結果の評価等を実施することに対応するために,既存の交通事故データを用いて事故と事故が発生する可能性があった状況とを分析するためのフレームワークを提案することである.なお,本研究は,将来的に分析可能なデータが十分に確保できた際に必要となるデータ整理の方法提案であり,現在のところ十分なデータがない.本報では,既存の利用可能な事故データを用いたモデル作成を通してパラメータの推計が可能かを検討することに主眼を置いて報告する.
解説
  • -スマートフォンの自動車への活用動向-
    伊藤 寛
    2014 年2014 巻9 号 論文ID: JRJ20140901
    発行日: 2014年
    公開日: 2025/12/14
    研究報告書・技術報告書 フリー
    近年のスマートフォンの普及は目覚しく,2014年4月に発表された内閣府経済社会総合研究所の消費動向調査によれば,平成25年度のスマートフォンの普及率は全世帯数に対して54.7%(携帯電話全体では93.2%)に達している.この傾向は,今後も続くと見られ,(株)MM総研の予測によれば,2019年のスマートフォン契約数は国内で1億台を超えると予想されている. スマートフォンは,アプリケーションをインストールすることで,様々な機能を持たせることが可能である.WiFi,ブルートゥース,USB等のインタフェースを持ち,車載機器との接続・連携が可能なこと等の優れた特長を持ち,既に道路交通情報の受信,ナビゲーション,各種リモートサービスを初めとする自動車向けアプリケーションが普及している.これに加えて,自動車保険に走行距離や,運転方法を反映させるサービスも提供されている. これらの自動車向けサービスに加えて,自動車を走るセンサーと見立てて,情報収集をするアイデアも提案されており,そのための仕組みの提供,標準化活動も活発に行われている.今後も,こうしたサービス/システムが次々と発表されると見られる.  こうした背景を受け,現在のサービスの状況を報告すると共に,標準化動向を報告する.
  • -ISO 12619 圧縮水素ガス及び水素/天然ガス混合燃料システム部品-
    吉原 三智子
    2014 年2014 巻9 号 論文ID: JRJ20140902
    発行日: 2014年
    公開日: 2025/12/14
    研究報告書・技術報告書 フリー
    自動車関係の国際標準化はISO/TC22(Technical Committee 22 [Road vehicles:自動車] )が担当しているが,そのISO/TC22傘下のSC25(Subcommittee 25 [Road vehicles using gaseous fuels:ガス燃料自動車],2014年下半期以降SC41に名称変更予定)で,圧縮水素燃料系部品の国際標準化が進められており,2014年6月に第1部から第3部までが国際規格(ISO 12619-1~3,タイトルはTable 1参照のこと)として発行された. 適用範囲は,圧縮水素搭載車両(純水素及び水素/天然ガス混合のいずれも含む.)であるため燃料電池自動車(以下FCV)も含まれることになる.しかし,その技術的内容を見ると内燃機関自動車(以下ICEV)用で,FCVが考慮されていない.FCVはICEVと根本的に異なるため,この規格の適用範囲から除くか,規定内容を変更する必要が生じた.そこで,日本自動車研究所(以下JARI)は,FCVを適用範囲から除く要請を行った.ここでは,その要請を含めたIS(International Standard 国際規格)発行までの経緯を紹介したい.
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