JARI Research Journal
Online ISSN : 2759-4602
2019 巻, 12 号
JARI Research Journal 2019年12月号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
研究速報
解説
  • 鈴木 尋善
    原稿種別: 解説
    2019 年 2019 巻 12 号 論文ID: JRJ20191202
    発行日: 2019年
    公開日: 2025/01/17
    研究報告書・技術報告書 フリー
    トラックによる貨物輸送量の増大とトラックドライバーの人手不足が日米欧ともに問題となっており,これを解決するためにトラック隊列走行の実用化が期待されている.トラック隊列走行は1台の先導トラックの後に複数台のトラックが車車間通信(V2V)を用いて協調的に自動追従し,隊列を形成して走行するものである.通常,追従トラックが先導トラックからのV2V情報と自車の車載センサー情報によりCACC(Cooperative AdaptiveCruise Control)制御で車間の短い追従を行う.現状は追従トラックにドライバーがいる後続車有人隊列走行と,追従トラックにドライバーがいない後続車無人隊列走行が考えられている.  隊列走行では車間が短かく余分な加減速のない追従制御が可能なため,空気抵抗低減による燃費低減効果や交通スループット向上,渋滞削減効果が期待されるだけでなく,後続車無人隊列にすることでトラックドライバー不足にも対応でき,物流コストの削減や輸送量,安全性を向上させる可能性がある.  本報告ではAVS2018やITS世界会議2018等から欧米日のトラック隊列走行の最新動向を紹介する.
研究活動紹介
  • 冨岡 純一, 増田 竣亮, 田村 浩明
    原稿種別: 研究活動紹介
    2019 年 2019 巻 12 号 論文ID: JRJ20191201
    発行日: 2019年
    公開日: 2025/01/17
    研究報告書・技術報告書 フリー
    一般財団法人日本自動車研究所 (以下「JARI」という) は,「圧縮水素自動車燃料装置用継目なし容器の技術基準 JARI S 003 (2018)」(以下「JARI S 003」という) を制定した.本基準は最高充填圧力を35 MPaとする圧縮水素用金属製継目なし容器 (以下,「Type 1容器」という) の技術基準であり,主にフォークリフト等の燃料電池産業車両への搭載が期待され,それらの普及・拡大により水素社会の更なる発展に貢献するものである.  本稿では,JARI S 003の制定の経緯および概要について紹介する.
  • 伊藤 貴之, 松野 真由美, 松岡 正紘, 松本 雅至, 林 誠司, 北村 高明
    原稿種別: 研究活動紹介
    2019 年 2019 巻 12 号 論文ID: JRJ20191204
    発行日: 2019年
    公開日: 2025/01/17
    研究報告書・技術報告書 フリー
    自動車用内燃機関技術研究組合(以下AICEと記す) は,国内自動車メーカーが協調して自動車用内燃機関に関する共通課題を設定し,大学・研究機関の英知により研究を推進するという産学連携に取り組んでいる.JARIはAICEの設立から関与し,2014年4月のAICE設立以来は,AICE活動の運営を担う組合員として,また,AICEが推進する基礎応用研究の実施者としてAICE活動に参画している.特に研究面では大学等国内研究機関と連携し,いくつかの研究テーマでは研究リーダーとして取りまとめをおこなうことにより,成果の導出に貢献してきた.また,経済産業省主導で推進されている自動車に関するモデルベース開発(MBD:Model Based Development) の普及についても,JARIはAICEと連携して推進している.ここでは,JARIが主体となって推進して得られた研究成果,ならびにMBD推進活動について紹介する.
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