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日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
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日本文化人類学会研究大会発表要旨集
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The 56th Annual Meeting of the Japanese Society of Cultural Anthropology 日本文化人類学会第56回研究大会
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個人発表
先スペイン期アンデスにおける小規模遺跡からみた国家形成
土井 正樹
セッションID: E-21
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.154.0
会議録・要旨集
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いわゆる1次国家の発生がみられた、南米のペルーを中心とするアンデス地域では、国家形成に関する研究が盛んに進められてきた。しかし、先行研究における国家形成論では、大規模遺跡に焦点が当てられ、小規模遺跡は、議論の外におかれてきた。本発表では、国家成立時期の小規模遺跡の特徴を述べ、さらに国家内部における小規模遺跡の位置付けに関して考察する。
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(14K)
縄文=弥生期日本語の形成(⊃源郷找L)論に必要な若干の新視奌
ピプシサマル期、同音異義語、粟こよみ
郭 安三
セッションID: E-22
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.155.0
会議録・要旨集
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人間と犬との倶移を強調したのは長谷部言人(ヴュルムン氷河期)。東南ア出發論は埴原和郎が嗣ぐ。高砂族の識者はこの1万2千年前が好き,アイヌ語に高砂=メラネシア語含有(村山師)、アイヌ犬は高砂犬に最近似(田名部)ゆえ、識者の気持は瞭るが、ヒプシサマル海進期(縄文前期)こそ、列島語に含まる夥しい南東的語彙の根因!
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(255K)
【分科会】 「仕事の人類学」が拓く地平-労働・ジェンダー・社会変容-
「仕事の人類学」が拓く地平
労働・ジェンダー・社会変容
中谷 文美
セッションID: E-23
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.156.0
会議録・要旨集
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本分科会は、働くことをめぐって経済学、社会学、歴史学、哲学などの諸分野で蓄積されてきた成果を念頭に置きつつ、人類学ならではのアプローチの可能性を提示する試みである。「労働/労働でないもの=余暇」という近代的労働観に基づいた問題設定から零れ落ちる諸活動にも目配りするとともに、性別分業を含む分業のあり方の多様性と変化に注目したい。
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(96K)
マレーシア、サラワク州のイバンおよびシハン社会における「労働」と「仕事」
石川 登
セッションID: E-24
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.157.0
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マレーシア、サラワク州での調査にもとづき、イバン人(Iban)とシハン人(Sihan)の日常において「労働」「仕事」「作業」「する/つくる」などを重層的に意味する「kerja」「pengawa」「gaga」(イバン語)、「kerja」「nyadui」「mek」(シハン語)などに焦点をあて、その語彙的意味と社会的文脈の歴史的変化を考察する。本発表では、特に、これらの語意を、森林産物/獣肉の交易、雇用に基づく賃労働、換金作物耕作、ロングハウスの日常など多様なコンテキストのなかで検討する。
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(13K)
東北タイ農村における女性の「仕事」をめぐる社会的評価
1960年代以降の労働移動の事例から
木曽 恵子
セッションID: E-25
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.158.0
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本発表では女性の労働移動が、送り出し社会において、どのような「仕事」として評価されているのかを検討する。労働移動が定着化する東北タイ農村の事例から、女性がどのように労働移動に参与してきたのかに焦点を当て、労働移動に対する社会的評価が、女性の他の「仕事」とどのように関連しながら形成され、変容してきたのかを考察する。その際、女性の経験を一元化せず、ライフコースにより異なる評価の多様な現れ方を示す。
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(72K)
ブルガリアにおける「仕事」の布置と社会変容
社会主義、ポスト社会主義、およびEUの枠組みのなかで
松前 もゆる
セッションID: E-26
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.159.0
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本報告では、現代ブルガリア社会における「仕事」のあり方や「仕事」観が、社会主義体制崩壊からEU加盟という政治・経済体制の変化を背景としてどのように再編されているのか、女性の国際移動労働など「仕事」をめぐる新たな現象に着目しつつ、ジェンダーおよび世代、社会主義時代の経験、家族における地位、さらに民族・宗教的アイデンティティといった要素(差異)との関連において検討する。
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(15K)
ジェンダーの視点からみる労働という概念
宇田川 妙子
セッションID: E-27
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.160.0
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ジェンダー人類学では、男は公的領域・女は家内領域という二項対立的な設定に問題のあることはすでに論じられているが、その多くは、女性の家庭外での労働や家事労働の再評価など、女性の労働という観点からの再考であり、男性の労働や、そもそも労働とは何かという議論がなされることは少なかった。本発表は、こうした問題意識にもとづきながら、イタリア社会における労働という問題を新たな視点から考察し直すことを目的とする。
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(15K)
現代オランダ社会における主婦の「仕事」、母の「仕事」
日本・インドネシアとの比較を通じて
中谷 文美
セッションID: E-28
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.161.0
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既婚女性の有業率が急上昇しながらも、妻がパートタイム就労を選択する世帯が圧倒的に多いオランダにおいて、女性にとっての一義的役割と位置づけられてきた家事・育児とはどのような「仕事」といえるのか、という問題を検討する。一括りにされがちな家庭内の労働を主婦として行う仕事と母として行う仕事とに切り分けた上で、日本やインドネシアの状況と照らし合わせることによって、現代オランダ社会の特徴を浮かび上がらせることを目指す。
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(91K)
個人発表
コンテクスチュアルなものとしての伝統
北インド・ダラムサラ在住チベット難民舞踊集団を事例に
山本 達也
セッションID: E-29
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.162.0
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本発表は、チベット難民社会における伝統概念を、チベット難民舞踊集団の事例を通して、先行研究で提示されてきた伝統観を再考するものである。この再考を通して、「伝統の創造」に関する議論においても、旧来の議論が提唱してきた伝統概念をそのまま現地に当てはめるのではなく、つねに現地の文脈に応じて、そのリアリティなどを勘案しつつ検討、考察するべきだ、ということを提唱する。
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(14K)
伝統の「復活」をめぐるエスニシティ
中国内モンゴル自治区オルドス地方における白いスゥルデ祭祀事例を中心に
ソロンガ ソロンガ
セッションID: E-30
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.163.0
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チンギス・ハーン即位800周年を機に、中国内モンゴル自治区に居住しているマイノリティのモンゴル人たちは、国との緊張関係をもちながら、チンギス・ハーンの祭祀を企図してきた。その中でオルドス地方に、チンギス・ハーンの白いスゥルデ祭祀が盛大に「復活」され、すでに復活されていた祭祀と「二重」に行われるようになった。これまでの研究では「ニュー・エスニシティ」現象に、「伝統」の当事者としての「正統性」という問題は出ていなかったが、本研究では、その点が重要な論点の一つとなる。
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(15K)
ベトナム人の「現在」における「過去」
メコンデルタ農民の事例
渋谷 節子
セッションID: E-31
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.164.0
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ベトナム南部、メコンデルタの農民が「現在」について語るとき、縦糸としての「過去」との比較と、横糸となる「他者」との比較が複雑にからみあっている。この発表では、カントー省の農民の事例をあげ、「過去」がいかに「他者」との比較の中に現れ、その結果としてどのように人々の「現在」の認識を形作っているのか、そして、「過去」がいかなる意味を持って個人の「現在」に生き続けているのかを考察する。
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(71K)
出し入れされる伝統
燃料価格高騰を受けたアラスカ先住民のサケ漁における変化に関する考察
井上 敏昭
セッションID: E-32
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.165.0
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近年の石油価格高騰を受けてアラスカ先住民グィッチンのサケ漁に生じたふたつの変化、すなわちフィッシュキャンプの復活および忌避されていた漁獲分配時の金銭授受の出現について報告し考察を試みる。ともに同じ状況への対応策であるが、前者は伝統の復活、後者は伝統ルールの封印という一見正反対のかたちをとる。かれらが伝統的生活手法を柔軟に「出し入れ」しながら、危機を乗り切ろうとしていることがうかがえる。
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(15K)
「ペイガニズム」という伝統
英国グラストンベリーの人々との交流から見えてくるもの
河西 瑛里子
セッションID: E-33
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.166.0
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キリスト教到来以前のヨーロッパにおける信仰の復興運動、ネオペイガニズムを通して、伝統の創出について考える。本運動は、外部からは創られた伝統とされるが、当事者は過去との連続性を主張し、「本物」の信仰の復興をめざしている。その一方で、北米やオーストラリアの先住民族の文化を積極的に取り入れている。ここでは、とりわけドルイドの実践を取り上げ、彼らがなぜ「伝統」を復興させようとしているのか、考えてみたい。
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(15K)
環境言説による経験知の意味づけ
ツバルにおける海面上昇の語りを事例に
小林 誠
セッションID: E-34
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.167.0
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地球温暖化やそれに起因する海面上昇に関する科学的な知見を受けて、小島嶼国は将来的に水没するという言説がマスメディアを通じてグローバルに流通し始めた。本発表の目的は、ツバルの人々の語りを事例に、彼(女)らの経験知がこの言説に沿った形で、意味づけされていると指摘することである。本発表の事例を通して、グローバルに流通する環境言説がローカルな人々の生に及ぼす影響を考える。
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(80K)
F会場
個人発表
預言者生誕祭の構造
ザンジバルにおけるマウリディの事例から
朝田 郁
セッションID: F-1
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.168.0
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イスラーム暦の第3月12日は,預言者ムハンマドの誕生日であるとされ,イスラーム世界の各地で彼の生誕祭が開かれている。タンザニア連合共和国の島嶼部に位置するザンジバルにおいても,マウリディという呼称で預言者生誕祭が広く行われているが,アラブ地域の場合とは異なった特徴がいくつも観察される。そこで本発表では,ザンジバルにおける預言者生誕祭マウリディの事例を報告・分析し,その構造について論じたい。
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(139K)
口頭伝承の中で語られる予言者の言葉とその解釈
南エチオピア牧畜民ボラナの事例より
大場 千景
セッションID: F-2
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.169.0
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19世紀までのボラナの世界において、raaga〔=予言者〕と呼ばれる人々がいた。予言者は、人々のまわりで起こる問題や事件、天災や出来事に対して、超常者として解釈を与え、あるいは、人々に物事を解釈する強いインスピレーションを与えてきた。予言者の言葉は、歴史語りの中で語りつがれ、同時代のコンテクストの中で、再構築されながら、人々の間で新たな世界解釈を生み出していく。本発表では、予言者の言葉と人々の解釈に焦点を当てて、同時代の人々の文化的な世界解釈の一端を明らかにしたい。
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(68K)
高度経済成長期における祭りの変化
遠州・森の祭りの1945年~1974年を事例として
谷部 真吾
セッションID: F-3
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.170.0
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本発表では、静岡県周智郡森町で行なわれる「森の祭り」の第2次大戦後から1974年までを事例として取り上げる。この当時の森の祭りは、「森の『けんか』祭り」とも呼ばれ、非常に荒々しい祭りであったとされている。しかし、こうした祭りのあり方は1974年に改められ、より穏やかな祭りへと変貌を遂げた。ここでは、そうした変化へと至る一連のプロセスを、当時の時代状況に位置づけて検討していきたい。
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(15K)
マナと聖霊
現代メラネシアにおける「超自然的力」の諸相
石森 大知
セッションID: F-4
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.171.0
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マナをめぐる議論は、19世紀末のコドリントンによる報告以来、大変な蓄積がある。しかし、太平洋の人々がキリスト教徒となった現在でも、マナは伝統的信仰の象徴として扱われる一方、同概念とキリスト教的価値観との関連性は不問にされてきた。そこで本発表では、ソロモン諸島の事例に依拠し、マナは、聖霊とも結びつき、名詞的または実体的な「超自然的力」と認識されていることを明らかにするとともに、その社会・歴史的背景について考察をおこなう。
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(15K)
客家社会における社会的知識としての風水の生産と消費
小林 宏至
セッションID: F-5
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.172.0
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中華人民共和国では、一部の伝統的慣習を迷信として位置づけ公的に認めていない。本発表でとりあげる風水活動もそのひとつである。しかし、1978年の改革開放政策以降、それまで抑圧されていた風水活動は徐々にはあるが実践されるようになってきた。本発表では、福建省西部山岳地帯に点在している「客家土楼」と呼ばれる巨大住居をめぐる風水言説の生産、消費過程に着目し、その居住者へのフィードバックのあり様を考察し発表する。
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(78K)
選択された神々
タール沙漠における「トライブ」社会の信仰の「複数性」をめぐって
小西 公大
セッションID: F-6
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.173.0
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本発表はインド・ラージャスターン州西部のタール沙漠エリアにおける「トライブ」の信仰実践を扱ったものである。多様で複雑な形態をとるローカルな信仰の在り方を、これまでなされてきた「正統的」ヒンドゥイズムとの関係性で捉えようとする中心主義的な研究を批判しつつ、神/人の関係性という視座から捉えなおす試みである。事例はトライブの婚姻儀礼において即興的に選ばれ、祈りが捧げられた10柱の神々をめぐる言説を取り上げる。
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(17K)
聖人と殉教者の記憶
北部ケララ(インド)のムスリムの生におけるジャーラムとナーチャ
川野 美砂子
セッションID: F-7
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.174.0
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マーピラ(ケララ・ムスリム)の聖人-殉教者信仰は、マーピラの困難な歴史的状況の中で発達した。そこで特徴的なのは、ポルトガル人、イギリス人、そしてヒンドゥーに対する戦いで殺された殉教者に対する信仰である。聖人たちの中心には、布教を行い、人々に自尊を教え、戦いの精神的指導者となったサイードたちがいる。聖人と殉教者の墓はそれらの文化的記憶として、人々に力とアイデンティティを与えてきたといえる。
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(22K)
神霊という「仕事」
インド・ケーララ州における指定カーストの生計活動をめぐって
竹村 嘉晃
セッションID: F-8
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.175.0
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本発表は、南インド・ケーララ州の北部地域を中心に隆盛するムッタッパン信仰とその祭祀に関する現代的な消費動向を照射する。そして、ムッタパンという「神霊になること」を生業とする指定カーストの人々の実践活動の動態と彼らの生計戦略を描写しながら、経済発展の恩恵を背景に儀礼依頼が増加する今日において、実践者間の軋轢やかれらを取り巻く社会環境、さらには実践に関する様々な変容の一端について考察する。
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(74K)
「忠実なカトリック教徒」の/という人生選択
マルタにおける性的な葛藤をめぐって
藤原 久仁子
セッションID: F-9
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.176.0
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カトリックの聖職者は教義上独身であらねばならないが、一般のカトリック教徒は家族を形成し子を産み育ててゆく。聖職者と平信徒に対する教義のいわばダブル・スタンダードの狭間で悩むのが「善きカトリック教徒」と呼ばれる人々である。彼ら彼女たちはいかなるコンフリクトを抱え、それを解消あるいは解消しきれないまま「善きカトリック」であり続けているのか。本発表では特に性的なコンフリクトに焦点を当てて考察することにしたい。
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(61K)
カンボジア仏教寺院に住まう俗人女性修行者
ライフコースと家族の視点から
高橋 美和
セッションID: F-10
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.177.0
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カンボジアの(上座)仏教寺院には、僧侶の他に俗人修行者が止住していることが多く、そのほとんどが中高年女性である。今日の修行者の多くが、1970年以降20余年続いた内戦中の肉親喪失体験を持ち、老後を扶養してくれる家族・近親者を欠く。他方、頼ることが可能な子が存在していてもなお寺院修行が選択されることも少なくない。その背後にあるカンボジアの家族関係、特に母娘関係と、扶養・介護義務に着目して検討する。
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(76K)
死と儀礼のイノベーション
現代日本における葬儀産業の活動、及び葬儀サービスの浸潤
田中 大介
セッションID: F-11
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.178.0
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本発表では、現代日本における葬儀産業の諸活動と内情、及び葬儀サービスの傾向に関する事例を調査情報として提示することにより、儀礼の変容と産業的動因との相関を実証的に考察することを目指す。また、この取り組みにおいては事例そのものの分析に注力する一方で、その理論的含意として今までの儀礼研究における各種の説明図式を再検討する作業を期している。
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(125K)
死への対処の変容
バリ慣習村における遺骨の掘り起こし儀礼、ナングンをめぐって
山本 早良紗
セッションID: F-12
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.179.0
会議録・要旨集
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本報告では、インドネシア共和国バリ州中部に位置するL慣習村で近年みられた、死への対処・処理の方法をめぐる変化を主題とする。葬送儀礼のなかでも、遺骨の掘り起こし儀礼、ナングンに焦点を当て、遺骨の処理方法にみられた変化について考察する。そのなかで、死者の身体の腐食の問題をはじめとする、可視的な死に対する嫌悪感の創出に伴って、死にまつわる「穢れ」観に変化が生じている状況を明らかにしたい。
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【分科会】 もの、ひと、ことばのネクサス
もの、ひと、ことばのネクサス
内山田 康
セッションID: F-13
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.180.0
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芸術作品は視覚言語?
社会関係的な芸術作品への接近方法ができること
内山田 康
セッションID: F-14
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.181.0
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A・ジェルはArt and Agency において視覚芸術を視覚言語として理解する立場を批判した。発表では、非言語的な作品の仕事の領域に光を当てる。しかし、作品は言語のように働くこともあるだろう。作品が言語のように、あるいは非言語的に働くとき、何が起こっているか。パプア・ニューギニアの楯の働き、ケーララの二人の現代彫刻家の作品の言語的な側面と関係的な側面、美術学校の学生たちが芸術作品とは認めない宗教的な塑像のエージェンシーを、社会関係的に、環境的に、持続の中で考察する。
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人とモノの媒介
足立 明
セッションID: F-15
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.182.0
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モノ(書物、図像、機械、分子、岩、銀河系といった<物質-記号>としての実在物)は、それ自体で多様なアフォーダンス(力、素質、可能性)をもち、人(言語を含めた多様な能力、可能性、素質をもった存在)がモノとの媒介をとおして、一連の行為を予期し、それを可能にする。そしてこのような媒介過程を経て、人―モノという流動的なネットワークが現れる。このことを「味わう」という過程を通して考える。
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図像表現を拒んだ文化
川西 宏幸
セッションID: F-16
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.183.0
会議録・要旨集
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奈良県佐味田宝塚古墳出土鏡のなかに、中国製の画像鏡と、それを当時の倭で模倣した鏡がある。同じ模倣鏡は他の古墳からさらに2面が知られており、いずれも原鏡を傍において模作したことは疑いない。これらを比較すると、寸法は驚くほど忠実に原鏡を再現しており、倭の工人の幾何学的操作の技倆が並なみでなかったことを窺わせるのに対し、図像表現はきわめて拙劣である。この例をとりあげて、図像表現を拒む文化について論じる。
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前1千年紀古代エジプトの民間信仰
アコリス遺跡出土のヒトガタ土製品を題材に
花坂 哲
セッションID: F-17
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.184.0
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ナイル河東岸に位置するアコリス遺跡では、前1000年紀の居住域・墓域から、短い手足を持った人形(ヒトガタ)の粗製土製品が数多く出土する。それらは例外なく、腹部に「へそ状突起物」を持ち、頭部を欠いた状態で発見される。世界各地の古代社会に見られる「地母神」的な土製品や、日本の縄文時代の「土偶」研究を参考にしながら、宗教・神話体系ができあがっていた当時のエジプト社会における、民間信仰について論じる。
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有機農業とその実践を取り巻く、ひと、もの、ことば
南インド、ケーララ州ワヤナッド県の事例から
秋山 晶子
セッションID: F-18
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.185.0
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有機農業が、農村に入り、広がっていく過程で、ひと、もの、ことばの関係がどう変容するのか。南インドケーララ州の農村を題材に、二つの点に着目する。まず、有機農業の導入により異種混淆のアクターの繋がりの組み合わせは、具体的にどのように変化するのか。いまひとつは、農作業を通じて、ひとと生態環境との関係がどのように変化するのか。この二つの変化から、調査村において有機農業が浸透する過程を考察する。
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キリバス環礁における<もの>と身体の相互関係
風間 計博
セッションID: F-19
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.186.0
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キリバス環礁における事例を踏まえて、客観的に措定された<もの>と身体を切り離すのではなく、<もの>と人間身体のつながりを軸に、両者の関係を捉え返すことを試みる。<もの>は単に人間によって対象化されて加工・変形されるのではなく、身体に接触することにより、身体や感覚に変化をもたらす。身体自身を含む環境の中で、人間の身体は作られ、同時に人間は<もの>のもつ特性を認識しながら、新たな<もの>を生み出し続ける局面を見ていく。
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個人発表
拡大性とネットワークの構築
東南アジアにおける華人教団徳教を事例として
黄 蘊
セッションID: F-20
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.187.0
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本発表は、東南アジア地域で展開を続けてきた華人教団徳教を取り上げ、徳教のトランスナショナルな拡大とネットワーク構築の現象に焦点をあて考察を行う。徳教のこれまでの教団展開モデルは、理論の深化よりネットワーク化と組織の拡大性に重点を置いてきたものであり、本発表は、宗教教団としての徳教の特殊性、近年徳教団体の展開をめぐる状況を踏まえながら、トランスナショナルな拡大とネットワーク性こそが徳教のもつ本質的な性格であることを明らかにする。
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ラスタファリアン集団の経済活動の変化と集団の再編成
ジャマイカ、エチオピア・アフリカ国際会議派のレゲエ活動の事例
神本 秀爾
セッションID: F-21
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.188.0
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本発表は、ジャマイカのラスタファリアン集団、エチオピア・アフリカ国際会議派の経済活動の変化が集団の再編成に与えた影響に関するものである。リーダーの死亡や経済活動の変化に伴う集団の再編成という変化は「必然」であるといえるが、外的要因としては、世界的なレゲエの流行、サブカルチャーとしてのラスタファリアニズムの確立があげられる。本発表では、同集団のシンボリックな側面についても考察する。
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アメリカ合衆国における黒人運動
―オリシャ崇拝・コミュニティと地域社会との関係―
小池 郁子
セッションID: F-22
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.189.0
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本発表は、西アフリカ・ヨルバの神々であるオリシャを崇拝するアフリカ系アメリカ人の社会宗教運動をとりあげる。本発表の目的は、運動の集団的な拠点であったオヨトゥンジ村が衰退した後に、オリシャ崇拝者が米国の各地に個別に設立したオリシャ崇拝・コミュニティと地域社会との関係について考察することである。米国各地の地域社会はオリシャ崇拝者をいかに受容し、また、受容しなかったのかについて事例をもとに考察する。
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【分科会】 平和の人類学
平和の人類学
小田 博志
セッションID: F-23
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.190.0
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この分科会の目的は、平和というテーマに対する人類学の意義を明らかにすることである。人類学的平和研究は世界的に見ても萌芽的段階にある。しかし私たちは人類学が平和の研究・実践に関して有する可能性は大きいと考えている。そこでこの分科会では人類学的平和研究の概説に加え、各発表者がそれぞれの研究・実践の現場に基づく報告を行ない、討論の中で平和の人類学の独自性、貢献点、問題点などを浮かび上がらせる予定である。
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和解と他者
第2次世界大戦後ドイツにおける和解運動の事例を通して
小田 博志
セッションID: F-24
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.191.0
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この発表の目的はドイツの和解NGO「行動・償いの印・平和奉仕」に関する現地調査に基づき、「和解」と「他者」との関係を考察することである。和解とは紛争後に行なわれる他者との関係修復である。しかしその他者が和解に応じるか、また自己と同じ「和解」の概念を共有しているか基本的にわからない。つまり和解とは成立する保証のない企てである。ここではドイツの例において他者の問題がどのように扱われてきたかを分析する。
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国民和解にみる儀礼の流用
東ティモール受容真実和解委員会の活動を事例に
福武 慎太郎
セッションID: F-25
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.192.0
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東ティモールの村落共同体における和解儀礼の変容について考察する。ある村において住民投票前の1999年7月、長老たちの仲介により独立派と反独立派の和解儀礼がおこなわれた。この和解の試みが失敗に終わったのは「儀礼の手順を間違えたため」と人々は説明する。この人々の認識の背景には、儀礼的権威の世俗権力に対する優位性があると同時に、同様の理解が国家和解委員会の和解手続きにもみられることを指摘する。
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核汚染の解決
マーシャル諸島ロンゲラップ共同体
中原 聖乃
セッションID: F-26
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.193.0
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核汚染はどのように解決することが可能なのか。居住環境を汚染させ、日常生活の平和を脅かすこの問題について、アメリカの核実験により被害を受けたマーシャル諸島ロンゲラップ共同体に焦点を当てて考察する。一般の人びとの核汚染に対する行動を考察し、ロンゲラップ共同体の存続にとっての意味を明らかにする。
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平和祈念と宗教的感受性
沖縄の民間巫者による戦死者の感受と平和
佐藤 壮広
セッションID: F-27
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.194.0
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祖先や戦死者を感受するとされる沖縄本島の民間巫者の儀礼調査に基づき、沖縄における平和祈願の文化的基盤を考察する。沖縄の平和運動のなかでは、生者と戦死者との交渉は公的には語られない。しかし「ユタ」と呼ばれる民間巫者の儀礼では、戦死者の思いや爆撃で寸断された土地の痛みが語られ、それらを基盤とした平和の祈りが行われている。発表では、ローカル文化の死者儀礼と平和運動や平和学との接点を分析する。
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「平和構築」と文化人類学の課題
スリランカの紛争から
足羽 與志子
セッションID: F-28
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.195.0
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平和構築が今後の日本外交の柱だとされている。「国際コミュニティ」も平和構築を最重要課題に掲げ、取り組みの指針としている。組織的・制度的な国家暴力である近代戦争のメカニズムと、人間の行為としての暴力とを混同する議論はいまも偏在するが、「平和」についても同様の問題が浮上している。本報告では、スリランカの6年間の停戦期の政治・社会・文化の諸相の一部を概観し、平和構築の多重性と文化人類学の課題を示す。
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個人発表
社会主義政権下の宗教実践
『ホーチミン主席の首都ハノイ聖室訪問60年記念儀礼』を事例として
佐藤 まり子
セッションID: F-29
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
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https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.196.0
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本発表では、ベトナムの首都ハノイで活動するカオダイ教系組織において執行された『ホーチミン主席の首都ハノイ聖室訪問60年記念儀礼』を取り上げる。同儀礼の執行には、政策に沿った信仰・宗教の活動を容認する政府と、それに迎合もしくは抵抗しながら組織及びその活動を維持するカオダイ教系組織とのせめぎあいが見え隠れする。今回は、主に政府の視点から、社会主義政権下におけるカオダイ教と政府の関わりを考察する。
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現代ロシアにおける宗教的求道と「歴史」の選択
カタコンベ正教会のネオ旧教徒たち
藤原 潤子
セッションID: F-30
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.197.0
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本発表は、現代ロシアにおける宗教的求道の特徴について、歴史観との関係から論じるものである。ロシアにおいてナショナリズムはしばしば、正教ナショナリズムの形を取って現れる。しかしロシア正教会は一枚岩ではない。歴史的状況との関連の中で、教団類型論におけるチャーチ的な教会の他に、旧教、カタコンベなどと呼ばれるセクトが現れたからである。本発表では、求道の過程で幾度も所属教会を変えていった正教徒夫妻のライフヒストリーを事例として取り上げ、その求道がまさに「真のロシア史」への探求だったことを示す。
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暗黙知としての呪術と境界の想像力
ロシア・チュヴァシの事例
後藤 正憲
セッションID: F-31
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.198.0
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ロシア共和国内のチュヴァシでは、人やものの諸カテゴリーへの分節が呪術的な思考の契機となっているケースが多く見出される。チュヴァシにおける暗黙知としての呪術は、人が危機的な状態に陥ったときに、人やものの分節以前の境界に踏みとどまることによって、境界から引き出される力の作用を頼むものであり、閉じられた体系的な知識とは異なる開かれた現実創出の一つのあり方を示している。
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精霊憑依のコミュニティ
北タイ、チェンマイの基柱の守護精霊を崇拝する霊媒集団とその宗教実践
福浦 一男
セッションID: F-32
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
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https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.199.0
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20世紀末以来の都市化・消費社会化の進展と共に興隆を見た北タイ、チェンマイの霊媒カルトは、既存の地縁共同体や血縁共同体を超えて霊媒のコミュニティを構築することによって、新たな宗教実践の地平を切り開いている。霊媒たちは、互いに連帯を深め合いながら歴史的・地域的権威を表象し、地域社会の活性化・復興を自己の宗教実践の目的とするに至っており、そこにはグローバル化に対応する周縁文化の可能性が存在する。
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台湾原住民における首狩の諸相
山田 仁史
セッションID: F-33
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
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https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.200.0
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東南アジアのいくつかの地域・民族においては、20世紀に至るまで首狩の風習が存続しており、それらは広い範囲にわたって「驚くべき類似」(Schuster)を示していた。台湾原住民の首狩もまたこうした枠組みにおいて比較考察されることが望ましい。本発表では、主に19世紀末以降の諸記録を用いながら台湾原住民諸族の首狩慣行を東南アジアのものと比較する。
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山形県村山地方のムカサリ絵馬習俗について
伏見 祐紀
セッションID: F-34
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.201.0
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山形県村山地方のいくつかの寺社には、結婚せずに亡くなった人のために、死後の世界で結婚して欲しいと願って、親きょうだいなどが奉納するものとされる「ムカサリ絵馬」が納められている。明治から奉納があったムカサリ絵馬ではあるが、昭和50年代以降に急激に増え、その図柄もそれ以前の図柄から変容し、奉納者の範囲も山形県村山地方から全国へと広がっている。本報告では今後のムカサリ絵馬習俗研究についての実証的な基礎作りを目指したい。
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G会場
個人発表
地域の間の人類学者
地域連携活動とフィールドでの営みをつなげようとすること
松川 恭子
セッションID: G-1
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.202.0
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文化人類学者の地域連携活動で常について回るのが、「地域連携活動とフィールドでの営みをどのようにつなげるのか」という問題意識だ。本発表ではまず、PUKAR(インド・ムンバイ)の「近隣社会プロジェクト」について紹介する。次に、発表者が現在携わっている「ゴアと奈良の近隣社会をつなげる」試みを中心に、教育・研究活動の場とフィールドという二つの地域の間を往復することで成り立つ人類学者の営みについて考えたい。
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開発の受容過程における「外国の厳格さ」の実演
ベトナムの農村における回転貯蓄信用講プロジェクトより
加藤 敦典
セッションID: G-2
発行日: 2008年
公開日: 2008/05/27
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2008.0.203.0
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ある国際組織がベトナムの農村で展開する回転信用講事業をとりあげる。この事業は住民を自律的経営者に育て、かつ利子収入による持続可能な講経営をめざす新自由主義的事業である。事業側は住民の利子への疑念を見越し、詳細な利子内訳表を作る。住民はそれを外国の厳格さの象徴と理解し、事業の理念とはずれたところでその厳格さを模倣しようとする。他者の意図を曲解しつつ応答する対話的主体による錯綜した開発受容過程を描く。
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