V. L. Smith の編集による観光人類学の嚆矢、
Hosts and Guests: Anthropology of Tourism が1977年に刊行されてから41年(及びその最初の邦訳から27年)を経た2018年、橋本和也を中心とした文化人類学者たちが、同書を再翻訳して世に問うことになった。本分科会は、ホストとゲストの関係という観光人類学の古典的テーマの価値を再確認した上で、同書における議論の限界を見極め、それを乗り越える新たなホスト-ゲスト論の展開可能性を、提示する試みである。
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