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日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
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日本文化人類学会研究大会発表要旨集
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2023年6月3日(土)
分科会Ⅰ「ともに書くことの公共人類学─大学生との共同出版事業をめぐる 1.5 次エスノグラフィ」(A会場)
ともに書くことの公共人類学
大学生との共同出版事業をめぐる 1.5 次エスノグラフィ
内藤 直樹, 二文字屋 脩, 箕曲 在弘
p. A00_01-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_A00_01
会議録・要旨集
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本分科会の目的は、人類学者と非人類学者による協働 的実践のなかでも、あえて<学生>と「ともに書くこと」 の公共人類学的な可能性について考察することにある。 そのために、一般的には教育の対象と位置づけられる大 学生と人類学者が編んだ 3 篇の商業出版の企画・執筆・ 編集・出版後の過程を、1.5 次エスノグラフィ(木村・ 内藤・伊藤 2020)の手法で比較検討する。1.5 次エスノ グラフィとは、現代社会における文化人類学的な知のあ り方について考えるために、複数の人類学者による社会 的な諸実践を互いに観察し合う調査手法である。本分科 会には、各出版に関わった人類学者と大学生(当時)が 登壇し、当事者の視点から出版過程におけるやりとりの 文化人類学的な意義について検討する。そして、それに 対して別の人類学者と学生がリプライをおこなう。つま り本分科会を 1.5 次エスノグラフィの現場とする。
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(169K)
自己流人類学再考
大学における制度外の出会いから考える
内藤 直樹
p. A01-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_A01
会議録・要旨集
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本発表の目的は、「自己流人類学」という研究の構えやスタイルが抱える矛盾と肯定的に向き合うことを通じて、現代社会における公共人類学的な実践の可能性を考察する。そのために、「人類学的な知」の核心を、学位や職位よりも、研究/実践対象と「ともにある(インゴルド2020)」態度とさしあたり仮定した上で、複数の人類学と向き合うことの可能性を検討する。
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(187K)
大学生と人類学者による協働
パンデミック経験を共有しようとした大学生の視点から
北野 真帆
p. A02-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_A02
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本発表の目的は、大学生と人類学者との間に教育の文脈とは異なることが起こる可能性について考察する。そのために、大学生が正規の大学教育やプロジェクトとは別の文脈で人類学者とともに書く経験もつ意味について検討する。具体的には、北野真帆・内藤直樹2022『コロナ禍を生きる大学生: 留学中のパンデミック経験を語り合う』の企画・執筆・編集過程を、主編集者であり執筆者としての大学生(当時)の視点から振り返る。
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(201K)
コモンを生み出すパラエスノグラフィ
ともに書くことをめぐるアクチュアル人類学的実践
二文字屋 脩
p. A03-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_A03
会議録・要旨集
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本発表の目的は、2022 年 4 月に上梓した拙編著『トー キョーサバイバー』(二文字屋 2022)を事例に、人類学者と非人類学者(大学生)とのパラエスノグラフィックな実践のプロセスをコモンの生成過程として捉えながら、非人類学者との協働(とくに「ともに書くこと」) が如何なる意味をもつのかを検討することである。
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(161K)
非人類学者による言葉と向き合う営み コロナ禍での人類学者との協働から
高谷 健人
p. A04-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_A04
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本発表の目的は、人類学者ではない大学生(当時)である私が、人類学者と協働してホームレスに関する書籍の執筆・出版をするという営みの中で生じた様々な発見や葛藤を振り返ることで、本分科会の議論の端緒とすることである。
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(171K)
多文化共生に向けた「協著グラフィ」の実践
新大久保をフィールドとした生活史の聞き取りを通して
箕曲 在弘
p. A05-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_A05
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2022年3月に上梓した拙編著『新大久保に生きる人びとの生活史』(以下、本書)は、新大久保という空間およびそこに生きる人びとを対象とした調査実習の成果物であると同時に、パラエスノグラフィの成果物であると捉えることもできる。本発表では、本書を刊行するまでの過程を振り返ることを通して、多文化共生に向けた「協著グラフィの実践」の可能性について考察する。
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分科会Ⅱ「人類学史の新たな視点─フィールド経験とアーカイブ調査の結合」(B会場)
人類学史の新たな視点
フィールド経験とアーカイブ調査の結合
中生 勝美
p. B00_01-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_B00_01
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本分科会では、これまでフィールドワークの経験を活 かしながら、みずからのテーマやフィールドで対話を進 めた人類学者の研究足跡や学説の波及が、従来作られて いたものと異なる視点から分析することを目的として いる。
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(268K)
戦前の内蒙古におけるドイツと日本の特務機関
モンゴル学者ハイシッヒと岡正雄
中生 勝美
p. B01-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_B01
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報告者は、1990年代から日本の人類学者の研究と調査の社会的背景を理解するため、関係者へのインタビュー、歴史アーカイブの渉猟、調査地への再訪などを通じて人類学史を研究してきた。今回の発表は内蒙古の特務機関の実態を紹介したうえで、ドイツのモンゴル学者ハイシッヒが、日本の特務機関と協力した罪で戦犯として裁かれた経歴があったこと、そして彼が岡正雄とウィーン大学時代に最も近い関係であったことを報告する。
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(313K)
ベイトソンの戦時研究
NARA および UCSC 資料の分析から
飯嶋 秀治
p. B02-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_B02
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本研究ではグレゴリー・ベイトソンの戦時活動をアーカイブス研究から明らかにする。特にNARAⅡの文献カードの定量調査とUCSCの個別フォルダ調査を用い、OSS前史としての反ナチ運動とモラル研究、サイバネティクス研究前史としての精神医学者ミルトン・エリクソンとの関係を重視する。そこからベイトソンのインテリジェンス活動を位置づけ、戦後理論への文脈を見る。
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(331K)
占領下の生殖と政治
John W. Bennettのアーカイブ資料の分析を通じて
加賀谷 真梨
p. B03-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_B03
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本発表はJohnW.Bennettのアーカイブ資料及び公文書を通じてSCAP内で生じた日本の人口問題めぐる4つの諍いを整理する。①人口学者とカトリック教会との応酬、②PO&SRに対する大規模人口問題調査の中止令、③地理学者の出版延期、④マーガレット・サンガーの来日禁止である。その上でベネットが文化人類学者として、どのように日本人の性や生殖に対する認識を理解していたのかを検証する。
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(261K)
両大戦間期の日仏交流
アンドレ・ルロワ=グーランと日仏会館、国際文化振興会
飯田 卓
p. B04-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_B04
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発表者は、シノロジストだった松本信廣のフランス留学を調査する過程で、ハノイのフランス国立極東学院や東京の国際文化振興会といった団体が日仏両国の学術交流の深化に大きな役割をはたしてきたことを知った。本発表では、国際文化振興会が実施した交換留学プログラムの枠で最初に来日したアンドレ・ルロワ=グーランに焦点を当て、日仏交流が深まりまた中断するようすを描く。
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(256K)
鳥居龍蔵の西南中国調査における2つの民族観
中国民族学界への影響に着目して
佐藤 若菜
p. B05-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_B05
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本発表で取り上げる鳥居龍蔵は、戦前日本の人類学者のなかで最も広範な海外調査を先駆的に行ったことで知られる。彼の調査は日本の帝国主義的侵略と密接な関係があり、日本が獲得した領土で次々と調査を進めていった。本発表では、鳥居の西南中国調査とそれに基づく民族誌や旅行記の内容を分析することから、彼には異なる2つの民族観がみられることを指摘する。そして、うち一つの民族観は中国で受け入れられたことを示す。
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(183K)
分科会Ⅲ「音楽することにおける愛着の概念─音楽人類学におけるポスト関係論の新展開」(C会場)
音楽することにおける愛着の概念
音楽人類学におけるポスト関係論の新展開
相田 豊
p. C00_01-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_C00_01
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本分科会は、2020 年度関東地区第 2 回定例研究会「孤 独と共在─音楽の「つながり」を再考する」および同研 究会の発表者によって組まれた『文化人類学』誌上の特 集「孤独とつながり─ポスト関係論的音楽論に向けて」 の研究成果を振り返り、討議するとともに、「愛着 attachment」という概念を足がかりにしてさらなる研究の発展を目指していこうとするものである。
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(199K)
消えゆくものを作る
現代音楽における作品への愛着/からの分離
石橋 鼓太郎
p. C01-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_C01
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本発表は、日本における「現代音楽」と呼ばれる領域を対象に、音楽作品をめぐる愛着と分離のダイナミクスを分析することによって、ポスト関係論的な音楽人類学研究に「消失」という観点を導入することを目的とする。現代音楽作品は、今現在や近い未来には多くの聴衆に聴かれることがなく、そのまま作品が失われる可能性があるにもかかわらず、あるいはだからこそ、未来に何かをもたらすことに賭けて作曲されていることを示す。
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(223K)
慕わしい分離、煩わしい愛着
ソロモン諸島アレアレにおける在来楽器の吹き手がとらえとらわれるもの
佐本 英規
p. C02-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_C02
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本発表では、ソロモン諸島アレアレのO村に暮らす在来楽器の名手Ⅿが偏執的なこだわりをみせるふたつの事物に焦点を当て、人と事物の間に生じる「愛着」と、両者の間を隔てる「分離」に関する、アレアレ特有の状況におかれたM自身による「媒介の理論」を提示する。その民族誌的事例の検討を通じ、本分科会の主旨を踏まえ、ポスト関係論的な音楽人類学が取り得るひとつの方向性を探ることが本発表の目的である。
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(215K)
音楽のズレ・揺らぎが促す離脱と愛着
タイ北部リスの楽器習得の過程
内住 哲生
p. C03-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_C03
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本発表では、タイ北部リスの舞踊とそれに伴う音楽(以下、舞踊・音楽)の演奏に用いられる楽器ツブの習得過程を事例に、音楽のズレ・揺らぎが舞踊・音楽への参与にどのように影響するのか、「分離」(detachment)と「愛着」(attachment)の概念に注目して考察する。
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(150K)
音楽を介した死者への愛着と分離
現代日本の「音楽葬」に関するポスト関係論的考察
田井 みのり
p. C04-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_C04
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本発表は、日本における「音楽葬」において、遺族が音楽を介して故人との記憶やそれにまつわる感情を想起し、それと同時に故人の死を少しずつ受け入れていくことを、「愛着attachment」と「分離detachment」という概念を通して考察する。そのことにより、葬儀研究における生者と死者の「関係性」を問い直すとともに、ポスト関係論的な音楽人類学研究への貢献を目的とする。
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(177K)
歌への愛着を持つとき
屋久島民謡の歌詞をめぐる「山」と分離
荒木 真歩
p. C05-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_C05
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屋久島の民謡復興の事例から、「山」をめぐり歌うことによる人びとの内的な分離(Detachment)の過程で、いかに歌そのものへの愛着(Attachment)が生成していくのか探究することを目的とする。歌の「声のアジール」によって島の歌い手は島外からの「山」に対するまなざしを分離し、「私たちの山」が「私たちの歌」へと拡張する中で、歌い手が歌へ愛着を持つ経過を捉える。
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(206K)
映像作品研究発表(D会場)
わからなさに留まる思考
コロナ禍におけるゾウの腸内細菌のケアと想像的連関
大石 友子
p. D01-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_D01
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本映像「三月を待ち侘びて」(制作者・著作権者:大石友子、制作年:2023年、上映時間:37分)は、報告者が長期フィールドワークの中で出会った一頭のゾウ、三月の生と死を記録したものである。この映像では、わからなさに向き合う際に喚起される想像的連関を通じて、フィールドでの思考に視聴者を引き込むとともに、オープンエンドな物語を受け渡すことを試みた。
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(217K)
開かれた民族誌映像制作のために
映像的思考法ワークショップの方法と意義
藤田 周, 津田 啓仁, 橋爪 太作
p. D03-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_D03
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本発表は、フィールドで撮影された映像の間に非時系列的で直感的なつながりを発見する方法論である「映像的思考法」と、それにもとづくワークショップの意義と方法について論じるものである。それらの利点は、誰でも簡単に人類学的な映像を制作できるようになり、また人類学的思考を拡張する機会となる点にある。
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(188K)
狩猟採集的交感様式α=ポリエモーションとマルチモーダル人類学的交感としてのシングルショット
コンボ盆地東部のトゥワとの映像『こんな犬みたいなメシ食えるか!』を事例に
ふくだ ぺろ
p. D04-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_D04
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コンゴ盆地東部のピグミー系元狩猟採集民であるトゥワとの調査を元に、本発表では(元)狩猟採集民の狩猟採集民性を再生産する基盤として、狩猟採集的交感様式α=ポリエモーションという独自の概念を提示する。またこの概念へと至るに決定的な「模索」となったシングルショット映像を狩猟採集的交感様式と即応するマルチモーダル人類学的交感と位置づけ、その方法論上及び表象上の価値を論じる。
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(214K)
マルチモーダル・エスノグラフィーとWebサイトの可能性
村津 蘭
p. D05-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_D05
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本発表は、「バナメーへの道」「信者の日々」「妖術師の声」(制作者:村津蘭、著作権者:世界思想社、制作年2023年)と題する、映像を含むWebサイトとその制作背景から、マルチモーダル・エスノグラフィーの目指すものとWebサイトの可能性について論じるものである。
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(181K)
個別発表(A会場)
「ホストとゲスト」論からみる中国少数民族観光
黄 秋実
p. A06-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_A06
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少数民族観光は異文化を直接体験することで,ホストとゲストの間に従来にはない規模の相互関係を発生させるにもかかわらず,中国における研究成果は数少ない。本研究はこうした背景を踏まえ,少数民族観光および少数民族観光におけるホストとゲストに関する既往研究のレビューと発表者の調査データに基づき,「ホストとゲスト」論の観点から土家族観光の研究可能性を検討する。
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(189K)
他者への「配慮」と分断しない社会
ヴァヌアツの観光をめぐって
福井 栄二郎
p. A07-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_A07
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観光業がホスト社会に与える負のインパクトについては、これまでにもたびたび議論されてきた。本発表の舞台となるヴァヌアツ・アネイチュム島の観光業も、近年、活況を呈しているが、その代価として「緩やかな対立」が露呈し始めた。だが社会は大きく分断したり、二極化することがない。本発表では、現地語の「配慮」という概念に着目することで、社会が大きく分断しないメカニズムを考察する。
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(245K)
世界遺産地域における観光利用と保全のための規制が地元住民にもたらすもの
奄美大島三太郎線周辺における夜間利用ルールを事例に
宋 多情
p. A08-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_A08
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奄美大島住用町は、その大部分が世界自然遺産登録区域と緩衝地帯に含まれている。住用町の山林域にある市道三太郎線と周辺道路では、アマミノクロウサギなど野生動物を観察するナイトツアーが行われている。2021年10月から夜間利用ルールの試行が始まり、台数制限や通行止めなどの規制がかかっている。本発表では、身近な自然環境における観光利用と保全のための規制を地元住民がどのように認識しているのかを考察する。
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(206K)
新しい道の創出と地域社会
世界遺産・熊野古道とトレイルランニング・イベントの開催をめぐって
山本 恭正
p. A09-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_A09
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2004年にUNESCO世界文化遺産リストに記載された熊野古道伊勢路と三重県東紀州地域における新しい道(トレイル)との関係について考察する。本発表では前者が文化行政主導で創出されたのに対して、後者は民間主導で、より地域社会の精神と結びついた道であることを明らかにする。そのうえで、道の遺産化が地域社会に与えた影響について、トレイルランニング・イベントの開催をめぐった混乱や葛藤を通して言及する。
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(243K)
戸外にあることの想像力
日本における登山とキャンプ、および人類学
古川 不可知
p. A10-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_A10
会議録・要旨集
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本発表の目的は、日本における一般登山とキャンプの実践を取り上げ、「戸外outdoor」にあることが持つ意味と、そこから想像される理念的な「ホーム」について考察することである。具体的には、①戸外と人類学がどのような関わりのもとにあるのかを整理する。②現代日本のアウトドア観光における語りと実践を、登山とキャンプを対比しつつ報告する。③あるべきホームが戸外からどのように想像されているのかを論じる。
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(385K)
「サッカーの人類学」の新たな展開
セレッソ大阪の「経営」を中心に
河村 悟郎
p. A11-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_A11
会議録・要旨集
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本発表は、グローバル化の影響によって「サッカーの人類学」においてどのような問題が新たに生成しているのかを具体的に検討するために、日本のプロサッカークラブであるセレッソ大阪の「経営」を事例として、発表者のフィールドワークに基づいて分析するものである。その結果、「サッカーの経営」に関する先行研究では登場しない「経営」が浮かび上がることになり、「サッカーの人類学」の新たな理論的方向性も示される。
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(158K)
「失伝」の研究
家元制下の「古武道」を事例として
足立 賢二
p. A12-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_A12
会議録・要旨集
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コロナ後における「日本の伝統」の継承のあり方を議論する上での基礎資料を抽出することを目的として、特に「古武道」を対象とし、近現代において家元制を採用していた古武道流派にかかる①門人帳の分析と②関係者への聞き取り調査の結果の分析により、その流派の「失伝」の過程を検討した。検討結果からは、「古武道」という伝統にあっては、入門者の低年齢化が「失伝」を加速させた可能性があることが判明した。
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(156K)
With/Afterコロナを見据えたリモートエスノグラフィの可能性(3)
段階的な視覚情報共有による分析の可能性と課題
大戸 朋子, 東條 直也, 伊藤 泰信
p. A13-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_A13
会議録・要旨集
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現地での調査活動が困難な状況ではどのような調査・分析が可能となるのかについて、報告者らはリモートエスノグラフィと360度カメラに注目して検討を行ってきた。本報告では2022年3月〜4月に実施したフィールド調査の内容と分析結果をもとに、段階的な視覚情報共有による分析の可能性と課題について報告する。
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コロナ禍における地域行事のレジリエンス
東京都王子の「狐の行列」をめぐる新たな取り組みを事例として
李 婧
p. A14-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_A14
会議録・要旨集
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コロナ禍において人々の行動が制限されるため、地域行事の開催も政策などを通じて制限されている。その一方で、人々はこの危機に際してレジリエンスを発揮して柔軟に対応している。本発表で取り上げる東京都王子の「狐の行列」という地域行事はその一例である。本発表の目的は、コロナ禍における「狐の行列」をめぐる新たな取り組みに焦点を当てながら、地域行事がいかなるレジリエンスを発揮するのかを明らかにすることである。
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(173K)
コロナ禍における高度人材の脆弱性
上海のロックダウン後、来日した中国人移住者の事例から
Yan Meilun
p. A15-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_A15
会議録・要旨集
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本研究は、2022年3月から5月まで上海ロックダウンを経験し、そこから来日した中国人夫婦を調査対象とし、参与観察および半構造化インタビュー調査法を用いて行われたものである。調査対象はなぜ上海での安定した高収入の仕事をやめて、来日を選んだのかという問いのもと、本研究は彼と彼女のライフストーリーを通じて、経済的な理由だけでは解釈できない移住動機を探り、コロナ禍における移住経験を理解することを試みる。
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(186K)
個別発表(B会場)
医療現場に情報ツールを導入することで見られる変化の意味
―糖尿病患者の透析予防の事例から
山口 宏美, 伊藤 泰信
p. B06-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_B06
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本稿の目的は、医療現場に情報ツールを導入することで見られる変化の意味を明らかにすることである。情報ツールを媒介とした現場の状況を10年間にわたり調査した。結果、医師以外の職種にとって情報ツールを媒介とすることで主体的な実践に繋がり、患者に対しても治療実践の選択を促す取り組みとなっていた。情報ツールの解釈は各立場によりそれぞれ異なり、さらに医療現場の関係性に変化が生じたことが明らかになった。
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(168K)
ハイブリッドな「人工腎臓」における血液のループ
1950年代における人工腎臓の開発にみる身体の解体と接合
櫻井 一江
p. B07-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_B07
会議録・要旨集
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本発表では、腎不全における人工透析の主な物質である血液を主軸に、イアン・ハッキングのループ効果の概念をもとにして、人工透析の開発が始められた1950年代の論文を中心として、腎不全およびその治療の変遷と社会生活の分析を試みることで明らかにしたい。
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(154K)
即興と逸脱
フィンランドの訪問介護サービスにおけるマネジリアリズムの社会技術的編成
高橋 絵里香
p. B08-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_B08
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本発表は、フィンランドの一自治体における訪問介護サービスについて、マネジリアルな技術が導入されていく過程を詳述することで、ケアワークを一対一の介護ではなく複数の訪問の連なりとして捉える。特に、最適化プログラムの算出したスケジュールと実際の訪問の時間的なずれに着目することで、マネジリアリズムがケアワークの技術/専門性の在り様やケアワークの社会的な位置づけを改変しつつあることを論じる。
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(227K)
誰が困窮者を助けるか
東北タイにおける福祉社会醸成の事例から
江藤 双恵
p. B09-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_B09
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2020年代初頭のコンケン県では、ボランティア主義的高齢社会対策と富裕層増加という条件の下、新型コロナ禍に加えて洪水などの災害に見舞われた自治体では、仏教的な共通善に支えられた困窮者支援が実現され、福祉社会の様相を呈したと結論づけられる。注目すべきは、富裕層からの支援が、仏教的な積善行為(タムブン)と同じ文脈と類似の方法で促進されていることである。
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(229K)
性暴力被害の「その後の世界」を生きる
当事者の生活をめぐる医療人類学と現象学の領域横断的試み
井上 瞳
p. B11-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_B11
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本発表では、性暴力被害にあった人びとへのグループ形式の聞き取り調査からえられたデータをもとに、医療のモデルから取りこぼされてきた当事者の「生活世界」を、医療人類学と現象学という二つの学問分野から領域横断的に考察するものである。具体的には、当事者によって生きられた性暴力の「その後の世界」に着目し、そこで性暴力にあった人びとがどのように周囲の他者との社会的な関係性を構築、応答しているかを明らかにする。
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(242K)
投げかけられていない呼びかけに応答する
精神障害当事者運動におけるパフォーマティヴィティ
横山 紗亜耶
p. B13-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_B13
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人々はいかにして社会に参加するのだろうか。本発表では、日本の精神障害当事者による運動に注目し、社会的排除にさらされている立場から社会規範やイデオロギーに訴えかける方法のひとつとして、運動におけるパフォーマティヴな実践について論じる。
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(142K)
戦略的に排除される「ろう者」たち
近畿地方ろう者コミュニティの日本語対応手話話者を事例として
松尾 香奈
p. B14-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_B14
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これまでろう者は、日本手話第一言語話者のみを指すとされてきた。だが実際には、日本語対応手話や混成手話を使用する人びとも「ろう者」として生きている。本発表では、従来研究で捨象されてきた日本語対応手話話者「ろう者」に注目する。「ろう者」と聴者の接触時、「ろう者」はトラブルによる不利益が生じたとしても黙認することがあるが、この受け流しを戦略的排除として分析し、新しい抵抗のあり方を提示する。
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(162K)
個別発表(C会場)
大学でドキュメンタリー映画を上映していくために
北方シネマの6年間の成果とその可能性
竹川 大介
p. C08-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_C08
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北九州市立大学では「北方シネマ」として月に一度のドキュメンタリー映画の上映を継続的におこなってきた。発表では、こうした上映を実現するための理念や組織作りを説明し、実際の取り組みからどのような成果が得られたのかを提示することで、同様の試みを検討している人類学者やフィールドワークを用いた教育研究に関心のある方にむけて、大学での映画上映手法に関する情報を共有したい。
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(167K)
芸北・里山の学びと自治体公務をつなぐ
日常実務を官民フィールドワークにより楽しく深める人類学的実践
元広 修爾
p. C09-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_C09
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職場で問題解決を試みている社会人は多いと思われる。発表者(自治体職員)は、環境教育の官民協働の実務改善を模索している。今回は、執務室と西中国山地・芸北の環境教育現場をフィールドワークにより往還した経験を事例発表する。それは仕事原則が相対化され、問題がほぐれて仕事が深まる楽しい過程であった。この事例を里山の学びと自治体公務をつなぐ人類学的実践として位置付け、日常実務から他者への応答の意義を論じたい。
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(229K)
個人を中心とする民族誌的記述が持つ可能性と意義
理論的考察とフィールド事例による実践的検討を通じて
大村 優介
p. C10-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_C10
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本発表は特定の個人を中心に据え、一定のまとまりをもって構成される記述を「個人を中心とする民族誌的記述」として把握した上で、まずいくつかの先行例を通してその特徴を概観する。さらに「個人」という概念を類似概念と比較し、個人に焦点化する記述が何を視野に収め得るかを理論的に検討する。そして発表者自身の調査・研究事例を提示し、個人を中心とする民族誌的記述がもたらし得る独自の意義・可能性について考察する。
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(169K)
認知科学研究のオートエスノグラフィー
実験システム完成までの途中報告
池原 優斗
p. C11-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_C11
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本発表は、北海道大学人間知×脳×AI研究教育センター(CHAIN)において、認知科学の研究に発表者がテクニシャンおよび共同研究者として参加することを通して実施している、オートエスノグラフィーの途中報告である。本発表では、テクニシャンからサイエンティストになるときの境について、および、テクニシャンが心地よい場所、作業しやすい場所を作り上げていくことについての二つのトピックを論じる。
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(183K)
アブダクティヴ・オートエスノグラフィーの可能性
不可視の存在の階層的把握に向けて
桂 悠介
p. C12-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_C12
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本発表では、不可視の存在と人々との関わりの多様性と共通点について、アブダクションを中心としたオートエスノグラフィー用いて記述することの意義と可能性を示す。発表者の日本や西アフリカでの経験やムスリムの自然科学者の議論を通して、ジン(妖霊)や放射性物質という一見異なる不可視の存在と人々の関わりの類似点について論じることで「他者」と「われわれ」双方の存在論の階層的把握の起点を提起する。
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(169K)
「無知なエンジニア」の戯画
笑うアマゾニア先住民、“真剣に受けとめる”エスノグラファーの戸惑い
神崎 隼人
p. C13-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_C13
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本発表では、アマゾニア先住民が笑い、それに私は戸惑ったという場面から、彼らから見た他者の無知ぶりの「戯画化」を民族誌的に検討する。
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(206K)
アラスカ調査団のLegacy Collection:60年後の取組み
山田 亨
p. C14-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_C14
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1960年に実施された明治大学アラスカ調査団は学術報告書や論文のみならず、一般書の出版や講演会の実施を通じて幅広い聴衆に学術調査を伝えていく取組みでもあった。しかし文化人類学や考古学においては、一般書や報告書に記される内容の背後により膨大な情報や資料があることは常である。本報告ではアラスカ調査団に関して分析されず長年保管されているlegacy collectionにまつわる取組みについて報告する。
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(136K)
アイヌ民族綜合調査の研究序説
伊藤 敦規
p. C15-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_C15
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1950年代の「アイヌ民族綜合調査」の再検討に向けた序説である本発表では、先行研究では注目されていない重要な視点を指摘すると共に、文献調査で明らかになった史実を提示することを目的とする。具体的には、主財源の科研費の詳細、研究分担者による現地調査の展開、成果、当時目指していた「綜合調査」の範囲や指針、ソースコミュニティの人びととへの情報共有や配慮、形質人類学の細目間での関心度の高低などである。
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(223K)
個別発表(D会場)
アニミズムの観点から、アイヌ熊送り説話を考える
馬場 裕美
p. D06-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_D06
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アイヌはアニミズムに基づいた習俗をもつといわれ、その描写には〈自然と共生〉する〈狩猟採集民〉というイメージがともなう。本発表では、再定義された「アニミズム」を手がかりに熊送り説話の分析に基づく考察を行い、〈自然との共生〉エートスと結びつくアイヌのアニミズムを相対化してゆくことを目指す。こうした作業は、アニミズム言説論をリフレクシブに構築する試みの一環である。
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(161K)
越境する女性僧侶が拓く社会参加実践
在日台湾系仏教寺院の事例から
宓 婷梅
p. D07-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_D07
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本報告では、グローバル化のもとで台湾の仏教教団A山が日本の関東北部に創立したB寺での民族誌的調査に基づき、B寺の比丘尼(修行者が守るべき戒である具足戒を受けた女性僧侶)を対象に、比丘尼が主導してきた各種の社会参加実践の内実とともに、越境する比丘尼が日本において生成する女性同士の連帯関係の特質について考察する。そうした考察を通じて、仏教が抱えるジェンダーを巡る諸問題への取り組みの一端を明らかにする。
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(183K)
タイ上座仏教寺院と宝くじの関わり
超俗と射倖をめぐって
小川 絵美子
p. D08-
発行日: 2023年
公開日: 2023/06/19
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2023.0_D08
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タイの仏教寺院境内にみられる、宝くじに関係する複数の俗信について報告する。タイでは寺院内の御神木や像が当選に利益をもたらす、または当選番号を授けるとして話題となる例が多い。本質的には超俗を志向する出家者の修行の場でもある寺院内において、一見仏教の教理に反するような射幸性の高い博打、宝くじが受容されている。その背景のひとつには、伝統的社会の中で寺院が世俗的機能をはたしてきたことが関わると考えられる。
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