禁煙科学
Online ISSN : 1883-3926
vol.7 巻 , 01 号
選択された号の論文の2件中1~2を表示しています
  • 穴沢 真由美, 高橋 恵美, 腰山 誠, 太田 睦子, 小山 富子
    2013 年 vol.7 巻 01 号 p. 2-4
    発行日: 2013年
    公開日: 2021/08/09
    ジャーナル オープンアクセス
    【要 旨】
     2010年4月から2012年3月までの一日人間ドック受診者で、呼吸器疾患の既往者を除いた男性14,390名を対象として、肺機能検査所見の中で特にCOPDを疑う閉塞性換気障害を示す所見である「気流制限有」所見について、加齢による変化並びに喫煙との関係について検討した。
     気流制限有の所見は、40歳未満では1.0%であったものが、年齢を追う毎に倍々に増加し、70歳以上群では22.3%に達した。特に喫煙を続ける高齢者に多く、70 歳以上の喫煙者の45.1%にCOPDを疑う所見が認められた。
    また、肺の健康状態を知る指標といわれる「肺年齢」を見ると、肺機能検査正常群であっても、喫煙群は非喫煙群に比べ肺年齢が高くなっていた。気流制限有群においては、非喫煙群であっても肺年齢が実年齢を大きく上回っていたが、喫煙群ではさらに高くなっていたことから、COPD一次予防の禁煙動機付けツールとしての有用性が検証された。
  • 東福寺 幾夫, 西村 英世, 菊池 俊
    2013 年 vol.7 巻 01 号 p. 5-9
    発行日: 2013年
    公開日: 2021/08/09
    ジャーナル オープンアクセス
    【要 旨】
    背景及び目的:高崎健康福祉大学は、キャンパス内禁煙化プロジェクト委員会を組織し、平成17年度を準備期間として、平成18年4月から隣接路上を含むキャンパス内全面禁煙を実施した。その後も、さまざまな意識高揚策を継続的に実施してきたが、学生の大学近隣での喫煙が続いたことから、喫煙容認場所を設けることとなり、併せて喫煙マナー向上の試みを講じた。本論文では高崎健康福祉大学の禁煙化経過とともに、喫煙マナー向上の試みの成果について報告する。
    方法及び結果:喫煙容認場所の利用状況をA~Cの3段階で評価し、喫煙者に掲示した。開始後3日目からはA評価に好転した。
    考察および結論:喫煙場所の利用状況を日々評価しその結果を掲示することは、喫煙学生とのコミュニケーション向上、喫煙者の意識改革とマナーアップに有効であったと考える。良好な状態はその後もほぼ持続しており、この取組みは有効であった。
feedback
Top