禁煙科学
Online ISSN : 1883-3926
vol.7 巻 , 05 号
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  • 小西 郁生, 近藤 英治
    2013 年 vol.7 巻 05 号 p. 1-8
    発行日: 2013年
    公開日: 2021/08/09
    ジャーナル オープンアクセス
    【はじめに】
     喫煙が健康に悪影響を及ぼすことはよく知られていま すが、日本では男性の喫煙率が年々減少しているのに対 し、成人女性の喫煙率はほとんど低下していません。特 に20代 30 代の生殖年齢女性の喫煙率が高く、生殖機能 や妊娠への影響が懸念されます。
     日本産科婦人科学会は、女性の生涯にわたる健康を総 合的に支援する団体として、平成19年に9項目の喫煙対 策を推進することを宣言しています。「妊婦の喫煙およ び受動喫煙をゼロにすべく、活動する」「未成年を含む 全女性に対し、喫煙及び受動喫煙による健康、出産への 悪影響や、妊娠に関わる胎児への影響について、啓発す る」など禁煙推進に向けて積極的に取り組んでいます。
     産科診療は産科婦人科学会が作成するガイドラインに 準拠して行われています。2008年に作成されたガイドラ インには喫煙に関する項目はありませんでしたが、2011 年の改訂版からは喫煙についての項目が新たに作成さ れ、妊娠初期に喫煙の有無について問診すること、禁煙 指導、喫煙が妊娠・胎児・小児へ及ぼす悪影響について 啓発することなどが推奨されています。
     本日は産婦人科医の立場から、喫煙が妊孕能、妊娠、 胎児、母乳、子どもの将来について及ぼす悪影響につい て2013年3月24日に開催された第3回日本小児禁煙研究会 学術集会での基調講演スライドを用いてお話しします。
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