日本社会情報学会全国大会研究発表論文集
日本社会情報学会 第19回全国大会
選択された号の論文の43件中1~43を表示しています
研究発表(A1)テーマ:ユビキタス
研究発表(B1)テーマ:地域の活性化
研究発表(C1)テーマ:情報化の評価
研究発表(D1)テーマ:情報化と政策
研究発表(E1)テーマ:人材やビジネスの育成
研究発表(A2)テーマ:リスクマネジメント
研究発表(B2)テーマ:地域の情報化
研究発表(C2)テーマ:ネットワーク社会の理論と応用
  • -適切な問題解決法を選択するために-
    天野 徹
    p. 115-118
    発行日: 2004年
    公開日: 2006/02/01
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    地域情報化の焦点は、環境整備から問題解決へと移ってきている。しかしながら、先行事例を構造的に分析し、その経験を比較・検討して他の事例に活かすための、理論的枠組みの構築は十分な水準に至っていない。本報告は、ICTを活用した地域社会における問題解決をコミュニティ・ネットワークと定義し、研究のパースペクティブを示した上で、類型モデルの構築を試みる。
  • 山本 仁志, 太田 敏澄
    p. 119-122
    発行日: 2004年
    公開日: 2006/02/01
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    個体間の相互作用によって創発する集団の適応的な行動は、人工知能や最適化の分野で着目されているが、社会科学的領域においても重要な意義を持つ。単純な個体の相互作用から複雑な挙動が創発する例の代表的なものとしてAnt System が挙げられる。Ant System は、アリの群におけるフェロモンを用いたコミュニケーションを基盤にして、マクロな制御機構を持たないシステムが個々の相互作用ルールのみによって、適応的に集団として効率的に機能するメカニズムをモデル化したものである。本小論は、Ant System をMAS 上に実装することで、フェロモン相互作用から適応的な集合的秩序が生成する過程を観察可能にした。更に、フェロモン濃度の変化を、企業活動における成功市場への集中度として表現することで、企業を取り巻く市場環境の変化に対して、企業がどのような戦略を選択すべきかの指針を与える。
研究発表(D2)テーマ:市民参加と情報化
研究発表(E2)テーマ:産学連携と知的財産
  • 英国&北欧にみる地域クラスター開発戦略の試み
    河又 貴洋
    p. 135-138
    発行日: 2004年
    公開日: 2006/02/01
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    グローバル化、情報化、そして市場化が同時に渦巻く中、ボーダレス化が進行し、国際競争の舞台は国家の枠組みを侵食しながら独自の地域基盤に支えられた地域クラスター開発とそれらの地域間のネットワーク化へと移行してきている。本論文においては、地域クラスター開発の現状を英国と北欧諸国に見ることにより、情報技術を活かした多様な地域開発モデルを考察し、地域クラスター開発の課題と可能性につき検討する。そこでは、さまざまなエージェント間の仲介役を担い、共創の場を創出して実体験を通じたエージェント間の文脈形成を促し、知の共有と創造を推進するインターメディアリィ(仲介者)の重要性が強調される。
  • 沢本 吏永
    p. 139-142
    発行日: 2004年
    公開日: 2006/02/01
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    従来,イノベーションの中心的担い手であるベンチャー企業は不動産など有形資産を多く持たないため,融資を受けることが困難であった。しかし,近年,情報財である知的財産権の経済的価値を評価し,ベンチャー企業の研究開発・事業化のための資金調達に活用する動きが生じている。 本稿では,知的財産権を担保設定して融資を行う知的財産権担保融資に関して,わが国の効率的・持続的なイノベーションシステム構築における意義と課題を考察する。
研究発表(A3)テーマ:公共サービス
研究発表(B3)テーマ:行政の情報化
研究発表(C3)テーマ:CMC
研究発表(D3)テーマ:社会シミュレーション
  • 石田 和成, 太田 敏澄
    p. 179-182
    発行日: 2004年
    公開日: 2006/02/01
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    社会シミュレーションモデルの構造と過程の図示にもとづく日常的な言葉での表現方法とそのプロトタイプシステムを開発した。従来の社会シミュレーションモデルは、人間が理解するための概念的記述と、シミュレーションを実行するためのコンピュータプログラムによる記述とを1 対1 で対応させることが難しい。この原因は、既存のプログラミング言語を用いてエージェントの意思決定や行動の規則を記述すると、代替案の生成、選択、実行のためのプログラムを、規則毎に記述する必要があり、モデルの本質的な部分がプログラムの中で散在してしまうためである。そのため、第三者はシミュレーションモデルを表現するコンピュータプログラムにおいて、モデルの本質的な部分を見分けるのが困難となり、ブラックボックスと同様となってしまう。本研究ではモデルをエージェントの行動代替案とそれらの選択という形式でモデルを記述すると、簡単にモデルの構造と過程を図示することができ、日常的な言葉で語ることができることを示す。
  • 思考手段としてのシミュレーションの役割の再検討
    岡田 勇, 太田 敏澄
    p. 183-186
    発行日: 2004年
    公開日: 2006/02/01
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    計算機シミュレーションの発展は、社会科学におけるモデリングやシミュレーションアプローチにどのような貢献をもたらすのだろうか。本研究では、いくつかの先行研究をテクストとして、社会科学におけるモデリングの役割を概観するとともに、最近勃興しつつあるシミュレーションアプローチに焦点を絞って、その有益性や考慮すべき点について考察する。本稿において「モデロジー」なる造語の定義を試み、その射程について考えてみたい。
  • 菅野 愛, 熊田 禎宣, 草瀬 美緒, 宮崎 緑
    p. 187-190
    発行日: 2004年
    公開日: 2006/02/01
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研究発表(E3)テーマ:出版・メディア
  • 娯楽番組からニュースショウの時代へ
    棚田 梓
    p. 191-194
    発行日: 2004年
    公開日: 2006/02/01
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    1953(昭和28)年,日本でテレビ放送が始まって50年が過ぎた。テレビは戦前にはなかった,新しいメディアである。テレビ受像機が普及していなかった頃は,街頭テレビの前に集まってプロレスに熱狂した。このように,テレビを無料の娯楽と受けとめていた大衆が,やがてニュースショウを好んで見るようになった。ここ半世紀の変貌を「市民的意識の生成」と捉え,その経過を分析した。 テレビ放送開始から現在までを6つに区切り,テレビ年表でそれぞれの時期の特徴を明らかにする。 ?(前史―1952) テレビ放送前夜 ?(1953―1959) 一億総白痴化 ?(1960―1970) アクセルとブレーキ ?(1971―1984) もうけ主義と合理化 ?(1985―1992) ニュースショウの時代 ?(1993―現在まで)メディアの失われた10年
  • 電子書籍の未来
    青柳 彰
    p. 195-196
    発行日: 2004年
    公開日: 2006/02/01
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    紙の本に変わる新しいメディアとして期待されている、電子書籍の可能性について考察する。電子書籍は非常に優れた機能を持っているが、既存の出版産業に受け入れられるにはかなりの時間がかかるものと思われる。再販制を中心とした、出版産業全体の考え方が変わっていかなければならないだろう。
  • 牛山 佳菜代, 姜 英美, 川又 実
    p. 197-200
    発行日: 2004年
    公開日: 2006/02/01
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    今日のCATVは、デジタル化の進展の下、これまでと異なる環境に置かれている。その状況下において、CATVにおける地域情報の役割が改めて問われている。そこで重要な役割を果たすのは、各CATVで実際に地域情報を携わる制作者であると考えられる。それを踏まえ、本調査においては、各局の自主制作に対する取り組みの把握、さらに制作者意識調査を行うことにより、今後の自主制作番組の行方を検討したものである。
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