本研究では,女性声優が異なる年齢・性別を意図した演技音声を用いて,聴取実験並びに音響特徴量の解析を行った。その結果,意図した 5キャラクタ(幼い少女・中高生程度の少女・大人の女性・老婆・少年)の 聴取印象がそれぞれ異なっていることが示された。 また,キャラクタ表現と関連する音響特徴量として,女性4キャラクタでは実際の加齢変化との関連が見て取れた一方で,少年声では特有の表現が用いられている可能性が示唆された。 考察では,統制された演技音声を 用いたことによる限界に触れつつ,メディア芸術におけるキャラクタ表現の理解深耕や工学応用に向けた展望を述べる。
本研究では,実際に現場で供用されているポーラスアスファルト舗装の騒音低減効果を 減少させる要因について実態把握をすることを目的として,騒音低減効果の持続年数以上に供用されてきたポーラスアスファルト舗装において,道路交通騒音を上昇させる要因についての実態把握を行った。 ポーラスアスファルト舗装の打換え前後における道路交通騒音測定の結果から,路面から連通した空隙の減少と路面の硬さの増加が主たる要因であると推定できた。 更に供用されていたポーラスアスファルト舗装の現場サンプルに対するX線CTにより,路面から連通する空隙の状態を把握できた。