システム農学
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30 巻 , 2 号
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研究論文
  • 布施 綾子, 福島 慎太郎
    30 巻 (2014) 2 号 p. 41-48
    公開日: 2015/06/04
    ジャーナル フリー
    2002年、神戸市ではイノシシからの危害防止のため、「イノシシ餌付け禁止条例」が制定された。本研究は、神戸市東灘区内におけるイノシシに対する人の行動、人の行動に対するイノシシの反応に関する調査に基づき、河床部と山間部での人の行動差を検証し、人とイノシシとの共生の方策を探ることを目的とした。調査は、2010年11月から2011年3月にかけて行い、天上川中流部にて河床に定着したイノシシと、保久良山付近に生息するイノシシに対する人の行動を観察・比較した。人のイノシシに対する行動を無関心的行動・能動的行動・積極的行動・敵対的行動・逃避的行動にカテゴリー別に分類するとともに、人の行動に対するイノシシの行動を活動的行動・物欲的行動・攻撃的行動に分類した。イノシシが河床に生息している天上川中流部付近はイノシシと人が隔離された状況にあるが、保久良山付近はそのような隔離状況はなく、その物理的な環境の差が人のイノシシに対する行動に差をもたらすかを明らかにするために、両場所における人の行動の差をχ2 検定により検証した。続いて、男女比、年齢層比の影響を統制しても、カテゴリー別の行動に地域差がみられるか否かを検証するために、ロジスティック回帰分析を実施した。その結果、無関心的行動は天上川中流部付近と若年層・中高年層において、能動的行動・積極的行動は保久良山付近と未成年層において多く確認された。また、餌付け行動も未成年層が多くとっていることが確かめられた。更に、イノシシに対する人の能動的行動・積極的行動はイノシシの物欲的行動を誘発する可能性があることが確かめられた。
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  • 平井 康丸, 西本 琢人, 猿田 恵輔, 田中 恒大, 井上 英二, 岡安 崇史, 光岡 宗司
    30 巻 (2014) 2 号 p. 49-59
    公開日: 2015/06/04
    ジャーナル フリー
    米生産において生育指標の計測や推定は、追肥の意思決定、仕分け集荷のためのタンパク質含有率の推定および収量・品質の決定要因の解析等を行う際に欠かせない。本研究では、植物面積指数(PAI)および葉緑素計値(SPAD値)に基づき、単位土地面積当たりの稲体の乾物重(PDW)、株当たりの茎数(NT)、乾物重当たりの葉身窒素含量(Ndw)、単位葉面積当たりの葉身窒素含量(Na)および単位土地面積当たりの稲体の窒素吸収量(NU)の生育指標を推定する方法を提案した。各指標の推定式の予測精度を評価するとともに、予測精度に影響を与える要因を明らかにした。その結果、PDWの推定式のクロス・バリデーション時の平均相対誤差(MRECV)は、出穂期までの生育期全体では23.3%であった。一方、生育時期別では分げつ盛期が48.3%と大きく、生育後期になるにつれて小さくなった。登熟中期の推定式は5.7%であった。NTの推定式のMRECVは、出穂期までの生育期全体では9.5%であったが、分げつ盛期のMRECVは16.2%と他の生育期に比べて大きかった。PDWNTの推定式の説明変数は生育後期ほど変動が大きく、推定式への観測データの寄与が大きかったことが、分げつ盛期の予測精度が低かった理由であった。NdwおよびNaの推定式のMRECVは、それぞれ15.3%、13.4%であった。Naの予測精度が向上した理由は、NaSPAD値と同様に葉厚に依存して変化する指標であるので、SPAD値との線形関係の差異が各生育期において小さかったためである。NUの推定式のMRECVは、出穂期までの生育期全体では9.8%、登熟中期が4.0%であった。NUの予測精度は主にSPAD値による単位植物面積当たりの稲体の窒素含量の予測精度に依存した。
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