システム農学
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32 巻 , 3 号
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研究論文
  • 米澤 千夏, 小倉 振一郎, 齋藤 雅典
    32 巻 (2016) 3 号 p. 95-102
    公開日: 2017/04/17
    ジャーナル フリー

    東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故による放射性物質の拡散は、東日本の広範囲にわたって土壌の汚染をもたらした。畜産業においては汚染された牧草をウシが摂取する可能性があることから、事故発生後5年を経ても放牧の自粛が続いている地域がみられる。放牧地内の空間放射線量率の空間的な分布を調べることは、今後の対策をたてる上で重要である。そこでここでは、パラモータを用いて上空から広域の空間放射線量率を一度に測定し、地上での線量率を推定する方法を検討した。対象地域は宮城県大崎市の中山間地に位置する東北大学附属施設内の放牧地とした。上空500 mをパラモータで飛行しながらCsI(TI)シンチレーターとMPPCから構成される高感度放射線検出器によって測定した空間放射線量率は0.003–0.008 µSv/Hであった。測定は10秒に1回おこない、距離間隔はおよそ50–300 mであった。パラモータによる8つの測定点の直下から半径15 m以内の地上測定点の空間放射線量率の平均は、谷地形に相当し0.1 µSv/H を示した一地点を除き、0.05–0.08 µSv/Hであった。地上で計測した空間放射線量率から高さによる減衰率を求め、地上1 mでの空間放射線量率の分布を推定した。地上測定をおこなった地点と同一の8つの場所で、土壌(ルートマット)および植物体試料を採取し、放射性セシウムの含有量を計測した。土壌(ルートマット)の面積あたり放射性セシウム含有量は植物体よりも4倍以上大きく、土壌と植物体をあわせた面積あたり放射性セシウム含有量は空間放射線量率と相関を示し、相関係数は0.82であった。パラモータによる測定値に基づいた地上空間放射線量率の分布図は、土壌中の放射線セシウム含有量の空間分布の推定への利用が期待できる。

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短報
  • 渡辺 盛晃
    32 巻 (2016) 3 号 p. 103-108
    公開日: 2017/04/17
    ジャーナル フリー

    本研究はラオス南部パクセー周辺における水田の樹木密度とその変化を定量的に求めることを目的とした。パクセー周辺から1km×1kmの32グリッドセルを無作為に抽出し、2006年及び2013年の衛星画像をGoogle Earthから入手した。水田の境界及び水田内の樹木を目視で確認し、GIS ソフトウェア(Arc-view version 10.0)を活用して、水田の樹木密度とその変化を求めた。パクセー周辺における水田の樹木密度の平均値は2006年に20.0 本/ha、2013年に18.1 本/haであった。本研究により、パクセー周辺は東北タイのウボンラッチャタニー及びアムナートチャルーン県を含んだ東南部から続く水田樹木の高密度地域であることがわかった。また2006年から2013年にかけて高密度のグリッドセルほど水田の樹木密度が大きく減少していることもわかった。

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