The Journal of JASTRO
Online ISSN : 1881-9885
Print ISSN : 1040-9564
ISSN-L : 1881-9885
18 巻 , 1 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
REVIEW ARTICLE
ORIGINAL CONTRIBUTION
  • 山本 道法
    2006 年 18 巻 1 号 p. 25-28
    発行日: 2006/03/25
    公開日: 2008/02/18
    ジャーナル フリー
    【目的】局所再発直腸がんに対して同時併用化学放射線治療を施行したので,その治療成績を報告する.
    【対象と方法】2000年 5 月から2003年12月までに,7 人の局所再発直腸がん症例に対して化学放射線治療を施行した.また 4 人には温熱療法の併用もおこなった.再発時の主訴は,臀部痛(7/7),出血(1/7)であった.放射線治療はいずれも10 MV X線をもちいて施行した.再発部位のみを含めた照射野にて,4 門照射,1 回 2 Gy,週 5 回,総線量60 Gyを施行した.併用化学療法は,3 例に塩酸イリノテカンを,4 例にフルオロウラシル/ホリナートカルシウム療法をもちいた.
    【結果】局所再発腫瘍による症状は全例改善したが, 7 例のうち 5 例に局所再発腫瘍の再増大を認め,それとともに症状も再燃した.50%局所制御期間は14ヵ月であった.また50%生存期間は28ヵ月であった.
    【結論】局所再発直腸がんに対する同時併用化学放射線治療成績は,満足できるものではなかった.
SURVEY REPORTS
  • 根本 建二, 永田 靖, 広川 裕, 伊藤 彬, 大西 洋, 後藤 紳一, 五味 弘道, 関根 広, 高山 誠, 田中 良明, 築山 巌, ...
    2006 年 18 巻 1 号 p. 29-33
    発行日: 2006/03/25
    公開日: 2008/02/18
    ジャーナル フリー
    小児放射線治療の実態を把握する目的でアンケート調査ならびにJASTROデータベース委員会への問い合わせを行った.アンケート調査は用紙を国内の638放射線治療施設に送付することにより行い,2004年10月に実施した.回答率は38%であった(245/638).245施設中小児患者がなかったと回答した施設は142施設,何名かの小児患者の放射線治療を施行していたのが102施設であった.最も多かった疾患は脳腫瘍,次いで白血病,横紋筋肉腫の順であった.データベース委員会の2003年定期構造調査の集計では2003年度の小児放射線治療患者数は1.101人であった.小児放射線治療には催眠座剤や全身麻酔が必要なことが多く,また,治療に要する時間,人員など現場の負担は成人に比べてきわめて大きいことが判明した.放射線治療に関わる小児加算は妥当と考えられた.
  • 西村 哲夫, 山下 孝, 広川 裕, 井上 武宏, 築山 巌, 渋谷 均
    2006 年 18 巻 1 号 p. 35-38
    発行日: 2006/03/25
    公開日: 2008/02/18
    ジャーナル フリー
    【目的】JASTRO小線源治療部会では,わが国では初めての小線源治療の事故に関するアンケート調査を行ったのでその結果を報告する.
    【対象・方法】密封小線源を保有する国内の254施設に対して,2002年 9 月から2004年 8 月までの 2 年間に発生または判明した事例の報告を依頼した.
    【結果】回答は224施設からあり,事故の事例は13 施設より14 件の報告があった.内容は1)分割照射の1 回線量が処方線量の50%を超える過剰照射または50%未満の過少照射:6 例,2)アプリケータ装着後の装置のトラブルにより治療開始ができない事例:3 件,3)線源移送のトラブル:2 件(いずれもコバルトラルス),4)その他 3 例(作業者の被曝,一時装着低線量率線源の体内残留,操作エラー)であった.
    【結論】今回わが国で初めて小線源治療に関する事故の調査を行い14件の報告があった.その原因は治療計画や操作のエラーによるものが多く,事故の発生予防の上で示唆に富むものであった.今後同様の調査が継続して行われることが望まれる.
TECHNICAL NOTE
  • 小川 芳弘, 根本 建二, 高井 憲司, 坂谷内 徹, 菅原 俊幸, 奈良崎 覚太朗, 神宮 啓一, 宮地 秀夫, 高井 良尋, 山田 章吾 ...
    2006 年 18 巻 1 号 p. 39-42
    発行日: 2006/03/25
    公開日: 2008/02/18
    ジャーナル フリー
    遠隔放射線治療支援システムとして,remote disk mount 方式を採用したシステムを構築した.remote disk mount 方式とは,ネットワーク上の他のワークステーションの記憶装置(ハードディスク)を内蔵記憶装置(ハードディスク)の代わりに読み込み,システムを起動する方式である.この方式によれば,遠隔治療施設が増えてもmount するdiskを変更するだけで対応が可能になる.実際の使用感は,ネットワークを介してのハードディスクの読み込みのため,最初の読み込みに若干の時間を要するが,一度mountしてしまえばストレスなく計画を行えた.使用回線はデータ保護のためにVPNを用いた一般回線を用いている.本システムにより,複数の施設に対応した遠隔放射線治療支援システムが構築できた.
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