日本鳥類標識協会誌
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25 巻 , 2 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
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巻頭言
一般論文
  • 松尾 武芳, 今野 怜, 村上 速雄, 梅木 賢俊, 岩崎 健二, 野田 拓男, 前田 琢, 平井 正志
    25 巻 (2013) 2 号 p. 34-64
    公開日: 2016/04/20
    ジャーナル フリー
     1999年,2000年,2001年,及び2003年にサハリン中部から南部で日露共同標識調査を実施した.8月から9月に延べ43日間行なった調査で44種1,337羽を捕獲した.アオジ(新放鳥483羽),ノゴマ(同265羽),シマゴマ(同245羽)が多く放鳥された.そのほか,20羽以上の新放鳥が記録されたのはコヨシキリ,ムジセッカ,カラフトムジセッカ,メボソムシクイであった.シマゴマ,ムジセッカ,カラフトムジセッカは日本で稀な種である.また,上記以外に日本では稀なカラフトムシクイも13羽が標識された.サハリンと日本間での移動後回収はノゴマ3例,アオジ1例,オオジュリン3例が得られた.この3種の調査地周辺の個体群は日本列島を越冬地への主要な経路のひとつ,あるいは主要な越冬地のひとつとしていることが示唆された.一方,シマゴマ,ムジセッカ,カラフトムジセッカ及びカラフトムシクイについては日本で回収されていない.これらの種はサハリンから大陸を経て渡るのが主要なルートと考えられる.サハリンは以上のように大陸への経路と日本列島を通過する経路との分岐に位置すると考えられる.
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  • 今野 怜, 村上 速雄, 松尾 武芳
    25 巻 (2013) 2 号 p. 65-76
    公開日: 2016/04/20
    ジャーナル フリー
     シマゴマ,ムジセッカ,カラフトムジセッカを繁殖地であるサハリンで捕獲し,その形態的特徴について詳しく調べた.シマゴマの幼羽では体上面の広い範囲に淡色の軸斑があった.ムジセッカとカラフトムジセッカの幼羽では,ともに体上面は褐色,体下面はより淡い色で,前者は体上面と体下面ともに灰色みがあり,後者では体上面にはオリーブ色み,体下面には黄色みがあった.3種とも成鳥の繁殖後換羽は完全換羽,幼鳥の幼羽後換羽は部分換羽であった.幼鳥の自然翼長の平均値はシマゴマ 66.0 mm,ムジセッカ 58.7 mm,カラフトムジセッカ 60.0 mmであった.シマゴマは羽衣を問わず大きさと尾羽の色で同所的に生息する小型ツグミ類と識別できた.ムジセッカとカラフトムジセッカは翼帯を欠く点でサハリンや日本で繁殖する他のメボソムシクイ属の種と異なっていた.この2種は互いによく似ているが,識別には嘴の形,脚の太さと色,眼の大きさが役立つであろう.
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観察報告
放鳥・資料報告
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