大豆イソフラボンはエストロゲン様活性, 抗酸化作用, 抗ガン作用, 骨粗霧症予防作用などが明らかにされ, 大豆中最も注目されている機能性成分である。このうち, 抗酸化作用は大豆のイソフラボン配糖体がアグリコンに加水分解されて生理的機能を発揮する。しかし, アグリコンの抗酸化活性は微弱で大豆発酵食品製造中にはオルトジヒドロキシイソフラボンへの変換が起こり抗酸化性が高まる (本誌, 97, 39参照)。著者は, 豆味噌および豆鼓 (し) に含まれるDPPHラジカル捕捉物質 (抗酸化活性) の詳細な探索を行い, オルトジヒドロキシイソフラボンの他, 天然物よりはじめてのもの等を含めて幾つかの抗酸化ポリヒドロキシイソフラボンを見出だされ, また, 豆味噌, 豆鼓 (し) 製造工程における
Aspergillus oryzaeによるダイゼインの微生物代謝経路を明らかにされた。これらについて詳細に解説いただいた。
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