國酒(日本酒・本格焼酎&泡盛)の国内での課税移出数量は年々減少している。中でも日本酒は最高課税数量の半分以下に減少している。一方でわずかではあるが,日本酒は約2.5%が本格焼酎&泡盛は1%程度が輸出されている。
この時期に「國酒を楽しもう協議会」の第4回会合が平成24年9月に開催され,同協議会としての提言がとりまとめられ,久保田紀久枝座長から国家戦略担当大臣に手渡された。
また,同会合終了後に国家戦略担当大臣による記者会見が開催され,今回の國酒の海外需要を捉えた輸出促進プログラム提言をもとに,本提言のスピード感ある実現・実行の意向を明らかにした。
提言では,関係府省,日本貿易振興機構や国際観光振興機構等の関係機関,地方自治体,日本酒造組合中央会,関係府県単位等による酒造組合,酒造業者,流通業者,関係各種団体等が國酒の輸出に関し,果たすべき役割,実施すべきことについて,明確に指摘を行っている。各種機関等がすぐに実施されることを期待する。
本稿では既にインターネット上でも公開されている「國酒を楽しもう協議会」の上記提言を紹介する。ぜひ参考にされたい。
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