本研究では,酵母処理法の新たな可能性を模索するため,遺伝子組み換え技術を用いない酵母の窒素除去能強化方法の検討,および窒素含量の高い米焼酎粕排水での窒素除去試験を行った。本研究で得られた結果を以下に列挙する。
1)
H. anomala IFO0963株は
S. cerevisiaeと同様にメチルアミン耐性を指標にした方法で,窒素除去能を強化することが可能であり,得られたHNR54株は窒素蓄積能がIFO0963株の1.3倍となった。
2)米焼酎粕排水の継代培養によってHNR54株の増殖能を改善することが可能であり,得られたHNA36株は窒素除去能がIFO0963株の1.2倍となった。
3)
P. antarctica GB-4(0)株は,プロテアーゼ活性を指標にした方法で,窒素除去能が強化され,得られたPNR26株は窒素除去能がGB-4(0)株の1.14倍となった。
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