日本醸造協会誌
Online ISSN : 2186-4012
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ISSN-L : 0914-7314
110 巻, 12 号
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解説
研究
  • 上東 治彦, 加藤 麗奈, 森山 洋憲, 近森 麻矢, 甫木 嘉朗, 内山 貴雄, 永田 信治, 伊藤 伸一, 神谷 昌宏
    2015 年110 巻12 号 p. 865-873
    発行日: 2015年
    公開日: 2018/05/23
    ジャーナル フリー
     前報に続き吟醸仕込みの際のチアミン添加効果を検討した。
    1.40~70%精米歩合ではチアミンの添加効果は若干異なるところもあったが,概ね同様なチアミンの添加効果が認められた。
    2.添時,留時,留後3日目,6日目,9日目にチアミンを添加した仕込み試験を行った結果,添加時期が早いほど日本酒度がよく切れ,ピルビン酸,酸度,アミノ酸度は減少した。酢酸エステル系はチアミンの添時添加により,更にその生成量が高くなった。
    3.チアミン添加によりピルビン酸が減少することを利用して低アルコール酒の試験醸造を行った結果,ダイアセチルが発生しにくく香りの高い低アルコール酒を醸造することが出来た。
    4.酵母の培養時にチアミンを添加しても清酒モロミへのチアミンの添加と同様な発酵への効果が見られた。
    5.ワイン酵母を用いて清酒醸造を行う際にもチアミンを添加することにより発酵改善効果が認められた。
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