‘Chardonnay’,‘Riesling’,‘Semillon’,‘Pinot Gris’,‘Pinot Noir’および ‘Syrah’について,2016年および2017年に副梢栽培を試みた。すべての品種において開花,ヴェレーゾンあるいは着色が対照区と比較して1か月程度遅くなり,成熟期間の気温も低くなることが示された。副梢果房は新梢果房の62-82%程度の重量であり,小果粒であったが,成熟期間の気温が低くなることにより,果汁のpHが低く,リンゴ酸および果皮アントシアニン含有量が多くなることが認められた。さらに,副梢果房による‘Syrah’赤ワインは総フェノール含有量および色調が増強され,他方,‘Riesling’白ワインはlinaloolの含有量が増加した。副梢栽培は温暖な環境下において栽培される様々な
V. vinifera品種に適用可能であり,成熟を冷涼な秋に遅らせてブドウ果実成分の含有量を改善できる可能性が示唆された。
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