巻号一覧
83 巻, 9 号
選択された号の論文の14件中1～14を表示しています
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井上 喬1988 年 83 巻 9 号 p. 573
発行日: 1988年
公開日: 2011/09/20
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膜炉過型リアクター深谷 正裕, 川村 吉也, 朴 龍沫, 戸田 清1988 年 83 巻 9 号 p. 574-578
発行日: 1988年
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー食酢製造の主発酵は酢酸菌によるエチルアルコールの酢化である。したがって,食酢製造面での技術改新がこの酢化の合理化から着手され,実用機として,ジェネレーター,アセテーター,キャビテーター他幾つかの深部培養方式,今日でいうところのバイオリアクターが開発され実用化されている。最近になってこれらの深部培養方式がよリ生産の合理化を目途として,ニューバイオテクノロジーの見地から見直されつつある。以下,その新しい進歩について解説願った。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1048K) -
若井 芳則1988 年 83 巻 9 号 p. 579-583
発行日: 1988年
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー有機酸は清酒の風味を形成する上に不可欠の成分であると同時に,多過ぎると味の調和を害し嫌われる成分でもある。特に吟醸酒,純米酒等にあってはその傾向が強く,もろみ中の酸度は製造管理上最も重要視されている。
同時に有機酸はその構成成分によって味に微妙な影響を与えることもわかってきた。この有機酸を自由にコントロールすることは清酒製造技術者の夢であるが,今回は清酒醸造工程における有機酸の動向を知るために,有機酸の生成機構及びそれに関する因子について解説願った。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (927K) -
有賀 正幸, 須之内 龍夫1988 年 83 巻 9 号 p. 584-587
発行日: 1988年
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー味噌工場における排水処理は他の食品工業と比較してかなり面倒なものがある。それで,これまでにもいろいろと処理方法が工業的規模で実施され,検討されてきたが,全ての味噌工場に共通して採用しうる決定版というものはなかった。工場の立地条件,排水の質と量,気象条件,排水の規制基準,設備費,ランニングコスト,汚泥の廃棄など多くのパラメーターの総合結果として,それぞれの工場に最適の方法が選択される。以下に解説する事例も-工場においてこれらのパラメーターの上に立った相応しい方法といえよう。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (681K) -
田中 康博1988 年 83 巻 9 号 p. 588-593
発行日: 1988年
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー日本のワイン市場は,ここへきて大きな転換期にさしかかっている。特に,ガット理事会の報告を受けて酒税法改正の方向に進みつつあるなかで,輸入ワインの現状とその将来を展望することは,他の酒類関係者にとっても,きわめて重要な示唆を与えるものと考える。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1186K) -
遠藤 和子, 山田 喜代美1988 年 83 巻 9 号 p. 594
発行日: 1988年
公開日: 2011/09/20
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石井 信一1988 年 83 巻 9 号 p. 595
発行日: 1988年
公開日: 2011/09/20
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五味 勝也1988 年 83 巻 9 号 p. 596-597
発行日: 1988年
公開日: 2011/09/20
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広瀬 義成1988 年 83 巻 9 号 p. 598-599
発行日: 1988年
公開日: 2011/09/20
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蟻川 幸彦, 馬場 茂, 近藤 君夫, 桑原 秀明, 宮崎 忠雄1988 年 83 巻 9 号 p. 605-609
発行日: 1988年
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリーNP14と協会901号とのプロトプラスト融合および融合株から胞子を分離することにより, マルトース資化能を保持したまま, 凝集性が除かれ, 香気の優れた株にNP14を改良することを試みた。
(1) NP14と協会901号のプロトプラスト融合により, 生育の良い6株の非栄養要求性株を分離した。
(2) DNA含量および胞子分離により融合が確認された。
(3) 融合株のマルトース資化能はNP、4とほぼ同等であったが, 凝集性の改善はできなかった。
(4) 融合株のうちの1株NK9-5から胞子分離株を取得し, これらの中より目的株NK9-5-20Cを育種した。
(5) 胞子分離株の中には, EIA比の高い株NK9-5-4Bが存在した。EIA比の上昇要因としては, イソアミルアルコール生成能が低下したこととともに, Alcoholacetyltransferase活性が上がったことが考えられた。
本報告の概要は昭和62年度日本農芸化学会大会 (東京) および昭和62年度日本醗酵工学会大会 (大阪) にて発表した。
終りにあたり, 適切な御助言をいただきました国税庁醸造試験所の高橋康次郎先生および後藤邦康先生に感謝いたします。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2426K) -
尾関 健二, 仲田 冨士男, 浜地 正昭, 本馬 健光1988 年 83 巻 9 号 p. 610-613
発行日: 1988年
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー製麹機の機種や出麹の在室時間を変えて, 出麹の酵素活性を変え, また, 一部乾燥麹を調製し, 麹醪の固液部, 製成酒及び酒粕中の尿素の生成量について検討した。
その結果, 出麹の尿素量は在室時間が長くなると共に増加するが, 通常の仕込みに使用されている出麹よりも長い在室時間をとると, 減少する傾向が認められる。また, 麹の酵素活性の高いほど, 出麹の尿素量が多かった。
醪の固液部の尿素量は, 酵素活性の高い出麹ほど, 醪物料の溶解度及び尿素生成量も高く, 醪の経過日数と共に液部の比率が高まる傾向にある。
醪末期では, 尿素量は液部に70%前後, 固形部に30%前後であり, 麹の酵素活性の高いほど生成量は多い。乾燥麹にすると尿素生成量が若干低くすることができる。
製成酒及び酒粕中の尿素量も, 醪末期のそれらと同様な傾向であり, 製成酒で65%前後, 酒粕で35%は前後となり, 特に, 酒粕に移行しやすい傾向はなかった。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (742K) -
小田 佳緒子, 北本 勝ひこ, 高橋 康次郎, 吉沢 淑1988 年 83 巻 9 号 p. 614-617
発行日: 1988年
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー醸造用酵母にその特性を損なうことなく栄養要求マーカーを導入することを目的として, SCHERMANらの方法に準じて清酒酵母 (K-6, K-7, K-9, K-10), ワイン酵母 (OC-2), 焼酎酵母 (SH-2) からリジン要求性変異株の単離を試みた。
本方法は, lys2またはlys5変異を持った株だけが生育する選択培地を使うことにより, 低頻度に生じる変異株を簡単にかつ効率よく取得するものであり, 試みたすべての株から, 穏和な変異処理により目的とするリジン要求株を単離することができた。また, その取得率 (2.2～40× 10-8) は一倍体株 (3.3×10-4) の約2乗と低い率であったが, 3枚の選択培地プレートにより2～21株の変異株を単離することができた。
清酒酵母からのリジン要求株については, その醸造特性への影響を調べるため, 総米200gの小仕込試験を行った。リジン要求株では, 醪前半の発酵の遅れが認められたが, 醪にリジンを添加することにより親株と同様に発酵することを確認した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (652K) -
山本 奈美, 太田 剛雄, 宇津 宏1988 年 83 巻 9 号 p. 618-619
発行日: 1988年
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー酵母の死滅によって液胞から溶出するSAMと, SAMが火入れによって変化したMTAの濃度を酵母の死滅率の指標としたところ, 清酒中の尿素濃度は酵母の自己消化に起因しないアミノ酸度と相関する, という仮説を支持する結果が得られた。
SAM及びMTA濃度の測定について御教示下さつた醸造試験所後藤邦康研究員に感謝いたします。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (358K) -
木曾 邦明, 野本 秀正, 佐川 浩昭, 今村 利久, 榛葉 芳夫, 馬場 茂, 岡本 竹己, 小林 有一, 高橋 順子, 小野 章夫, 田 ...1988 年 83 巻 9 号 p. 627-651
発行日: 1988年
公開日: 2011/09/20
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