巻号一覧
89 巻, 3 号
選択された号の論文の15件中1～15を表示しています
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馬場 茂1994 年 89 巻 3 号 p. 169
発行日: 1994/03/15
公開日: 2011/09/20
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三島 秀夫1994 年 89 巻 3 号 p. 170-173
発行日: 1994/03/15
公開日: 2011/09/20
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不破 英次1994 年 89 巻 3 号 p. 174-179
発行日: 1994/03/15
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー昨年は, 全国的に凶作となリ酒造用の米も足リないほどである。昨年のような冷夏の場合, 収量の減少をもたらすと同時に, 米の質にどのような影響が出るのか興味の持たれるところであるが, 今回は, 稲生育温度の変化によって水稲胚乳澱粉の特性にどのような影響を及ぼすかについて解説していただいた。
今後の, 米の栽培にも参考になるものと思われる。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2532K) -
宮川 東一1994 年 89 巻 3 号 p. 180-185
発行日: 1994/03/15
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー平成の時代に入り, 酒ディスカウンターが全国各地に出現し, 現在は1000店余りに達したと言われている。そして酒の扱い量は増加の一途を辿っており, 酒市場とその流通機構に大きな影響を及ぼしている。
酒ディスカウンターが何故ここまで進出できたのか。また, これからの酒類市場はどのように展開するのか。大きな変革を迫られている酒類市場について卸, 生産者はどのように対処して行けばよいのか等について2回にわたって解析と未来予測をしていただいた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1039K) -
村 清司, 谷村 和八郎1994 年 89 巻 3 号 p. 186-192
発行日: 1994/03/15
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリーバシはフィリピンで造られている伝統的な甘蔗酒で, 製造の際に樹皮類を添加している。筆者等はこの添加原因を研究し, 樹皮中のフェノール類が乳酸菌や酢酸菌の増殖を阻止し, かつ低濃度では酵母の増殖を促進するという興味ある事実を突き止めた。熱帯における巧妙な開放発酵の神秘に接した感がする。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1248K) -
辰巳 宏樹, 牛島 重臣, 平松 隆司1994 年 89 巻 3 号 p. 193-199
発行日: 1994/03/15
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー黄麹菌の生産するアルカリプ員テアーゼおよび中性プロテアーゼIIのcDNAのクローニングを行い, これらの酵素の全一次構造を明らかにし, それぞれのプレプロ型cDNAを酵母において分泌発現させた。さらに, 遺伝子工学的およびタンパク工学的手法により黄麹菌プロテアーゼの量的並びに質的改変が実際に可能になった。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (6710K) -
安平 仁美1994 年 89 巻 3 号 p. 200-206
発行日: 1994/03/15
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー味噌の品質評価の前に立ちはだかるのは「手前味噌」であろう。伝統的食品に特有な地域性, 多品種多銘柄, 評価における根強い主観性などの問題をクリヤーして, 如何に適正な品質評価にアプローチできるか。種々事例を挙げて解説していただいた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1301K) -
辻 啓介1994 年 89 巻 3 号 p. 207-211
発行日: 1994/03/15
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー紅麹は醸造や発酵の方面で昔から使用されてきたもので, 近年食品の機能性の面からの研究の結果, 血圧を下げる成分が含まれていることが分かってきた。筆者らも, 新たに水溶性の低分子で, かつ耐熱性の降圧物質を推定し, 発酵食品への可能性をも示唆されている。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (816K) -
佐伯 裕子1994 年 89 巻 3 号 p. 212-216
発行日: 1994/03/15
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリーバイオテクノロジーの進歩もあり微生物に関する特許数は増加しており, 微生物を対象として研究を行っている企業や研究者にはこれらの特許に対する適切な対応が求められている。特許庁で審査官として多くの微生物関連特許の審査を手掛けられている筆者に微生物関連特許について幅広い見地からわかりやすく解説していただいた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2237K) -
石川弥八郎賞をいただいて篠田 次郎1994 年 89 巻 3 号 p. 217-222
発行日: 1994/03/15
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー不況のあおりをくって酒類全般を受けて高価格酒の需要が落ち込んでいるといわれているが, そんな中で吟醸酒は例外的に伸びている。吟醸酒ブームは全国鑑評会と密接な関係があると指摘する者も多く, 昨年あたりから鑑評会に関する論述が方々で目につくようになった。本稿は「吟醸酒」「最新吟醸酒」などの著者の投稿である。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1160K) -
岡崎 直人1994 年 89 巻 3 号 p. 223
発行日: 1994/03/15
公開日: 2011/09/20
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神谷 ますみ1994 年 89 巻 3 号 p. 224
発行日: 1994/03/15
公開日: 2011/09/20
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吉沢 淑, 柳田 章, 角田 潔和, 小泉 武夫1994 年 89 巻 3 号 p. 229-233
発行日: 1994/03/15
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー1) 野生酵母2,500株からアルコール発酵と同時に多量の乳酸を生成する酵母1株を選択し, Kluyveromyces thermotolerans AN 109と同定した。本酵母の静置培養液の酸度は15.3に達し, その82.9%が乳酸であった。AN 109の静置培養菌体のADH, PDC活性は協会7号酵母 (K7) のそれに比べてそれぞれ57%, 67%と低いが, LDH活性は3.2倍と極めて高く, 多量の乳酸生成の主要因と考えられる。
2) 振盪培養を行うと菌体収量は急増するが, アルコール生成量, 特に酸度は約1/4と激減し, LDH, ADH活性は約1/4, PDC活性は63%に低下し, これらの変化の程度はK7に比べて遙かに大きいことが認められた。
3) α-またはβ-フェネチルアルコール (PEA) を添加してAN 109を振盪すると, 0.15%までは添加量の増加に従って増殖に要する時間が伸びたが, 菌体収量はほぼ一定に保たれた。アルコール生成量は増加し, 酸度は2.3倍となり, 発酵型の代謝が強まったと推察される。その程度はβ-PEAの添加が大きかった。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (878K) -
田邊 幾之助, 園本 容子, 神守 薫, 上戸 理志1994 年 89 巻 3 号 p. 234-240
発行日: 1994/03/15
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー白麹菌 (河内菌) の菌学的性質とくに梗子配列を中心に検討を行った。
白麹菌の梗子配列については若い分生子頭では梗子は単列であるが, 成熟した分生子頭では異型複列梗子である。異型複列梗子配列はメトレ (第一梗子) の極以外からも分岐状にフィアリド (第二梗子) が生じる分岐型梗子と二段梗子の混合梗子配列で, A.awamoriでも同じ梗子配列が観察された。また, メトレにはセプタ様のくびれが生じ, 三段梗子になることも多い。この分岐型梗子はA. nigerに認められる典型的な極梗型の二段梗子とは異なるが, 二段梗子の変形と判断した。
生理的性質についてA. kawaohii IAM 2062を含む白麹菌はA. awamoriおよびA. lucuensisとは相同性が高いが, とくに亜硝酸塩資化性をはじめ数多くの生理的性質でA. awamoriと一致するので, 白麹菌はA. a-wamoriの範疇に入るものと判断できる。
白麹菌は, 梗子配列と生理的性質についてA. awamoriと相同性が高いことと中酸性黒麹菌の自然のアルビノ変異株なので, これらはA. awamoriの変種としてA. awamori var. kawaohiiを用いるのが妥当である。
謝辞本研究の遂行にあたり本学農学部生物環境学科植物保護学荒井啓教授に走査型電子顕微鏡の観察についてご援助いただいた。ここに記して深く謝意を表する。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (4938K) -
末成 和夫, 三上 隆司, 三田村 博敏, 土屋 義信1994 年 89 巻 3 号 p. 241-243
発行日: 1994/03/15
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー1. 広島県内で吟醸酒製造に使用した玄米14社15点, 白米22社25点の中心重と形状を自動測定装置を用いて測定した。その結果, 現在の精米方法では長さ, 幅厚さの順に削り取られる割合が大きく概して丸く精米されている傾向が窺われた。
2. 精米機の違いにより白米の形状の相違は認められたが統計的には有意差が認められなかった。
終わりに, 本研究にあたって試料を快く提供していただいた広島県内の酒造会社にたいして深謝します。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (521K)
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