(1) 熟成酒を官能評価するプロファイル表を開発し, 市販熟成酒44点を評価, 成分分析値など諸性質測定値, 製造条件併せて101項目を変数に用いて, 統計解析を行い, 香味の特徴とそれによるタイプ分類, 貢献度が高く, 指標となる成分を特定した。
(2) 主成分分析の結果, 熟成酒の香味の特徴, 熟成, 品質の3主成分を抽出し, 累積寄与率は48.7%に達した。
(3) 試料の約半数は低精米歩合, 低温貯蔵の吟醸酒タイプであった。熟成酒としての特徴的香味 (香りの重厚さ, 味の濃-淡) はソトロン含量との相関が高く, ソトロン含量の増加に伴い, シュリー様香から老酒様香に変化した。好品質の酒の多くはソトロン7~20ppbを含んでいた。
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