巻号一覧
90 巻, 12 号
選択された号の論文の13件中1～13を表示しています
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八木 祐1995 年 90 巻 12 号 p. 889
発行日: 1995/12/15
公開日: 2011/09/20
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佐々木 清祐1995 年 90 巻 12 号 p. 890-896
発行日: 1995/12/15
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー酒類の消費がやや低迷している中, チューハイタイプ清涼アルコール飲料がひとり気を吐いている感がある。商品イメージが, 経済的で, 口当たりがよくナウイ感じの飲み物として若者から女性まで広く人気が定着しつつある。
チューハイの商品開発に早くから携わられた筆者に, 製品企画から製造方法, 将来展望などについて解説していただいた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (5771K) -
下田 雅彦, 長野 壮一, 和田 久継1995 年 90 巻 12 号 p. 897-901
発行日: 1995/12/15
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー本格焼酎の蒸留粕はBOD, SSともに高いという性状により陸上処理が困難なため, 従来からその大半が産業廃棄物として海洋投入処分等の方法で処理されてきた。しかし, 今後の処理方法としては飼料, 肥料などの再資源化による有効利用が望ましい。
そこで, 本稿ではCDドライヤー等を用いた麦焼酎蒸留粕乾燥システムによる大麦焼酎粕乾燥飼料製品の開発について解説していただいた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (4418K) -
宮川 東一1995 年 90 巻 12 号 p. 902-906
発行日: 1995/12/15
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー円高を背景とした輸入ビールやワイン等の激安商品の出現, 酒ディスカウンター (DS) の台頭による酒類流通構造の大変革などの市場環境下, ここ数年来清酒の課税移出量が漸減している。
そこで, 本稿では清酒製造業界が積極的に取り組むべき需要開発戦略について, 量産型大量販売酒と個性的付加価値酒に分けて市場開発の製品及び流通対策を提言していただいた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (990K) -
山田 孝治1995 年 90 巻 12 号 p. 907-911
発行日: 1995/12/15
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー従来, 製品の欠陥に起因する事故の被害救済については,「過失責任」の原則をとっていたが, 近年, 被害者の円滑かつ適切な保護という観点から,「欠陥責任」の考え方による製造物責任制度の導入が検討されてきた。その結果, 平成6年6月に製造物責任法が成立し, 平成7年7月1日から施行されたところである。
本稿では, 法の内容, 製造物の欠陥の類型, 酒類における指示・警告表示の在り方などわかりやすく解説していただいた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (939K) -
藤井 敏雄1995 年 90 巻 12 号 p. 912-918
発行日: 1995/12/15
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー酒の香りのうち酵母がつくる酢酸エステルはフルーティーな香りとして重要視されて, その生成機構に関しての研究が各方面でなされている。筆者はその生成酵素であるアルコールアセチルトランスフェラーゼ (AATase) の遺伝子を清酒酵母から1種, 下面ビール酵母からは2種クローニングした。また酵母が複数のAATase活性を有し, 酢酸イソアミルと酢酸エチル生成には別個の酵素が関与していること, 従来不飽和脂肪酸が酵素の活性を阻害すると考えられていたが, 本酵素遺伝子のmRNAが抑制されることにより, 酸素活性が減少することを明らかにした。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (3586K) -
原山 耕一1995 年 90 巻 12 号 p. 919-922
発行日: 1995/12/15
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー醸造物の揮発性香気成分は, 従来トリクロロフルオロメタンを抽出溶媒として使用し, 液一液抽出後は通常のフレーバー分析法に従い濃縮し, GC分析を行っているが, 新しい分析法を使用してビールの中・高沸点香気成分分析の事例を解説していただいた。本法は抽出溶媒であるトリクロロフルオロメタン中の揮発性成分を多孔質ポリマー樹脂に吸着・濃縮させた後にヘッドスペースガス分析を行い, その問題点などを指摘していただいた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (510K) -
一島 英治1995 年 90 巻 12 号 p. 923-934
発行日: 1995/12/15
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー最近,『万葉集にみる酒の文化』,『万葉集にみる食の文化』を上梓された筆者に「魏志倭人伝」,「古事記」,「日本書紀」,「万葉集」から「徒然草」,「養生訓」,「葉隠」にいたる和歌, 俳句を含む古典の中に出てくるお酒にかかわる話題について蘊蓄を傾けていただいた。
現在の「日本の酒文化」を考え語る上で, 大いに参考になるものと思われる。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2146K) -
高橋 康次郎1995 年 90 巻 12 号 p. 935
発行日: 1995/12/15
公開日: 2011/09/20
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下田 雅彦, 大森 俊郎, 高下 秀春, 梅本 泰史1995 年 90 巻 12 号 p. 943-946
発行日: 1995/12/15
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー水量限定浸漬法で原料処理した大麦および米を用い, 発酵および焼酎品質への影響を検討した。焼酎の品質に対する原料処理の影響は見られなかった。また, 水量限定浸漬法では従来法よりアルコール収量がやや高くなった。
大麦を用いて実用プラントにおける水量限定浸漬法の影響を検討した。その結果, 浸漬法の水分値は目標水分とよく一致し, 従来法と遜色ない結果であった。
浸漬中に大麦から糖類が溶出したが水量限定浸漬法では洗麦排水が生じないために, 排水負荷量の軽減に効果があると考えられた。水量限定浸漬法の導入による排水削減効果を試算したところ, 排水量は14%, BODは44%それぞれ軽減できるものと推定された。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (720K) -
清酒醸造における窒素成分に関する研究 (第1報)家村 芳次, 太田 ゆかり, 原 昌道1995 年 90 巻 12 号 p. 947-952
発行日: 1995/12/15
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー(1) 蒸米の溶解にともなう窒素の溶出量は原料米のタンパク含量の影響を極めて強く受け, 特に, 溶解後期に両者の相関が高かった。
(2) 蒸米の溶解初期においてはタンパクの溶解はデンプンの溶解の影響を強く受け, 心白米のようにデンプンの溶解が速い品種はタンパクの溶解も速かった。
(3) 蒸米の溶解反応がほぼ終了したと考えられる21日後におけるタンパクの溶解率は, いずれの品種も60%前後であり品種による顕著な差は認められなかった。
(4) 精米歩合が低くなるに従い, 窒素の溶出量もほぼ直線的に減少した。最後に貴重な酒米試料をいただきました灘五郷酒造組合酒米研究会に深謝いたします。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (926K) -
酒母中の乳酸菌と酵母への影響 (第1報)吉沢 淑, 服部 一成, 進藤 斉, 角田 潔和, 小泉 武夫1995 年 90 巻 12 号 p. 953-958
発行日: 1995/12/15
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリー(1) 育成中の生酖から乳酸菌5株を分離した。その中のLactobacillus sakeと同定されたKA-2株は, 10℃で培養すると酸性下で培地中のアルギニンをほとんど消費し, 尿素を生成した。30℃ 培養では, 培地のアルギニン含量に大きな変化は認められなかった。このことから低温培養で, 至適pHを調べたところ酸性アルギナーゼであった。
(2) KA-2の生産する酸性アルギナーゼを精製し, その性質を調べた。分子量43,000ダルトンのモノマーで, 至適 pHは4.0, 至適温度20～30℃, Fe2+, Al3+により活性が増大し, Hg2+により抑制されるなどが明らかになったが, 酸性アルギナーゼに関する報告は希であり, 様々な用途が考えられる。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2038K) -
百瀬 洋夫, 草間 かおる1995 年 90 巻 12 号 p. 959-961
発行日: 1995/12/15
公開日: 2011/09/20
ジャーナル フリーLactobacillus heterohiochiiH-1のグルタチオン (GSH) 排出に及ぼすエタノールの影響を検討した。対数増殖期または定常期初期の菌体では, エタノールの存在により, GSHの合成が活発になり菌体外へ排出されるGSHの量が顕著に増加した。この現象と火落菌の好アルコール性との関係を考察した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (431K)
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