1) 醤油成分中のエキス分定量法砂使用沸騰蒸發法は短時間に恒量に達し割合何日間定量するも變化せず, 精確なる方法と思はる。
2) 單に蒸發皿蒸發法は長期間多少の變化量を示し, 常に砂使用方法より多少高き價を示す。
3) 濾紙方法各定量價は不定にして恒量近似數を得るに可なり日數を要したり。
4) 常温乾燥法は殆と實用的の價値を認めず, 常壓常温蒸發法は100日余に於ても高ぎ價を示し, 72日目頃恒量となりしも價高く常壓常温濾紙法は約100日頃に恒量近くなり, 減壓常温蒸發皿法は前同樣なるも減壓常温濾紙法は一ヶ月以内に於て恒量に近き數を示し比較的早く乾燥したり。
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