脈管学
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52 巻 , October 号
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第52回総会シンポジウム2 脈管疾患の画像診断と機能診断 臨床にどう活かす?
原著
総説
症例報告
  • 熊谷 和也, 大内 真吾, 大久保 正
    2012 年 52 巻 October 号 p. 333-336
    発行日: 2012/10/10
    公開日: 2012/10/10
    ジャーナル フリー
    要 旨:症例は61歳の男性。腹部不快感と悪心を主訴に近医を受診,腹部超音波検査で腹部大動脈瘤(AAA)を認めたため当院へ救急搬送された。腹部に拍動性腫瘤を触知,血管性雑音を聴取した。腹部造影CT検査では最大短径87 mmのAAAと早期に造影される下大静脈(IVC)を認めた。AAA–IVC穿破と診断し,準緊急でY型人工血管置換術を施行した。術前の確定診断が重要で,それに基づく治療戦略が手術成績を向上させるものと思われた。
  • 目黒 昌, 平原 浩幸
    2012 年 52 巻 October 号 p. 337-341
    発行日: 2012/10/10
    公開日: 2012/10/10
    ジャーナル フリー
    要 旨:症例は69歳の女性。6年前から糖尿病性腎症による腎不全の診断を受けて血液透析を開始されたが,上肢の静脈が細く内シャントの閉塞を反復してきた。また,連合弁膜症によるNYHA III度の心不全と虚血性心筋障害を有しており,新規の内シャントの造設による心不全の増悪も懸念された。このため左浅大腿動脈で人工血管による動脈-動脈ループ(arterioarterial prosthetic loop; AAPL)を局所麻酔下に作製した。手術から約6カ月で死亡したが,血液透析に関連した合併症はみられなかった。局所麻酔下,平易な手技により血液透析用アクセスが得られ,本術式はうっ血性心不全を呈し,動脈表在化や透析カテーテルの使用が困難な症例において選択肢の一つとして考慮し得る。
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