巻号一覧
55 巻, 3 号
選択された号の論文の3件中1～3を表示しています
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症例報告
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工藤 雅文, 金田 幸三, 横山 晋也, 長阪 重雄, 瀧 智史, 吉田 雄一, 丸井 晃, 西脇 登2015 年 55 巻 3 号 p. 43-46
発行日: 2015年
公開日: 2015/04/10
ジャーナル オープンアクセス要旨：症例は77 歳女性。2 カ月前に，右下腿前面の拍動性腫瘤に気付いた。造影CT で最大短径が約25 mm の右前脛骨動脈瘤を認めた。待機的に動脈瘤結紮切除術を行った。動脈瘤壁の組織像は，動脈壁の3 層構造を確認でき，真性瘤と考えられた。術後合併症として深腓骨神経障害を認めた。深腓骨神経障害を起こさせない外科的手技の工夫，さらには末梢動脈の真性瘤に対する血管内治療法の選択を考える必要が求められた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1295K) -
岡本 啓太郎, 宮本 伸二, 本郷 哲央, 和田 朋之, 首藤 敬史, 森 宣2015 年 55 巻 3 号 p. 47-51
発行日: 2015年
公開日: 2015/04/10
ジャーナル オープンアクセス要旨：82 歳女性，主訴は腹痛。胸腹部大動脈瘤切迫破裂が疑われ，当院緊急搬送。手術は腎動脈下腹部大動脈を離断し，中枢側大動脈端と左総腸骨動脈をストレートグラフトで吻合した。離断した末梢側大動脈端を使用して腹部debranch を行い，翌日にステントグラフト内挿術を施行した。今回の手技で犠牲にする腰動脈を最少にすることが可能であった。対麻痺なく，軽快退院した。腰動脈の温存が対麻痺予防として有用である可能性を示唆する。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1210K) -
片岡 剛, 浅田 秀典, 吉良 浩勝, 白神 幸太郎2015 年 55 巻 3 号 p. 53-57
発行日: 2015年
公開日: 2015/04/10
ジャーナル オープンアクセス要旨：症例は糖尿病性腎症による維持透析患者で，両下肢虚血壊死（Rutherford 分類で右6，左5）を有する63 歳男性。血管造影で左右とも下腿三分枝すべてに病変を有し，側副枝で末梢が描出という状態。右は足背動脈と外側足底動脈へ，左は腓骨動脈と前脛骨動脈へのdual bypass を施行し，術後すべてのbypass が開存し，創治癒に至った。足の血管ネットワークが乏しく，広範囲や2 領域に壊死がある場合，dual bypass が有効であると思われた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1500K)
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