巻号一覧
55 巻, 9 号
選択された号の論文の4件中1～4を表示しています
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原著
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栗原 伸久, 広川 雅之, 山本 崇2015 年 55 巻 9 号 p. 153-161
発行日: 2015年
公開日: 2015/10/10
ジャーナル オープンアクセス要旨：伏在型下肢静脈瘤8318 肢に施行した血管内治療術後に生じた血栓合併症について検討した。endovenous heat-induced thrombosis class 2 以上は5.3％に認められ，ほとんどが自然消失した。近位型深部静脈血栓症は0.05％に認められたが，両者の直接の因果関係は認められなかった。高位結紮を伴わない血管内治療は従来の伏在静脈抜去術と比較しても安全な治療法と考えられた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (802K)
症例報告
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中村 智一, 月岡 祐介, 中原 嘉則, 角 康平, 山本 洋輔, 上村 尚, 山岸 俊介, 古畑 謙, 半沢 善勝, 金村 賦之, 吉田 ...2015 年 55 巻 9 号 p. 163-167
発行日: 2015年
公開日: 2015/10/10
ジャーナル オープンアクセス要旨：心臓カテーテル後に発症した医原性橈骨動脈瘤・動静脈瘻を経験した。症例は37 歳男性。右橈骨動脈穿刺にて心臓カテーテル治療を施行後，穿刺部に3.6×2.9 mm の橈骨動脈瘤および伴行静脈との動静脈瘻を認めた。日帰りにて静脈結紮・瘤切除・橈骨動脈端々吻合による血管形成術を施行した。術後橈骨動脈は触知可能で合併症を認めなかった。動脈穿刺部の診察時は瘤だけでなく動静脈瘻や両者の合併も含めて注意する必要がある。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1282K) -
阿部 和男, 川原 優, 鈴木 耕太郎, 根元 夕里子, 中村 健2015 年 55 巻 9 号 p. 169-172
発行日: 2015年
公開日: 2015/10/10
ジャーナル オープンアクセス要旨：30 歳，男性。大動脈炎症候群による大動脈弁輪拡張症，左冠動脈主幹部狭窄のため，大動脈基部置換術および冠動脈バイパス術を施行した。外来でステロイド内服を継続。12 年目の冠動脈CT で左冠動脈主幹部の狭窄が消失。現在は術後16 年目となったが，心機能良好で吻合部仮性瘤の形成なく，再手術を要することなく経過している。手術の工夫と，ステロイドによる長期的な炎症の制御が良好な遠隔成績のポイントであると考えた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1312K) -
大澤 暁, 朝倉 利久, 新浪 博士2015 年 55 巻 9 号 p. 173-177
発行日: 2015年
公開日: 2015/10/10
ジャーナル オープンアクセス要旨：症例は64 歳，男性。末期腎不全に対し28 歳時に腎移植を施行。大動脈弁置換および冠動脈バイパス術を施行する際に，術前に施行した CT で，腹部大動脈瘤，右総腸骨動脈瘤，右内腸骨動脈瘤を認めた。手術は腹部大動脈人工血管置換術（移植腎動脈再建）を施行した。移植腎動脈は瘤化した右内腸骨動脈に吻合されており，腎動脈に4°C 冷却リンゲル液を灌流し腎保護をおこない，腎機能を温存することができた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (9184K)
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