Journal of Computer Chemistry, Japan
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4 巻 , 1 号
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総合論文
  • 田辺 和俊, 松本 高利, 伊藤 祥司, 上坂 博亨, 都築 誠二, 田村 禎夫, 佐伯 慎之助, 小野 修一郎
    2005 年 4 巻 1 号 p. 1-24
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/03/31
    ジャーナル フリー
    コンピュータを用いて赤外スペクトルから化学構造を推定するには、データベースを利用する帰納的方法、知識ベースを利用する経験的方法、計算化学を利用する理論的方法、など様々な方法がある。赤外スペクトルからの構造推定能力の向上をめざして、コンピュータを用いて化学構造を推定するこれら様々な手法を総合的に検討した。まず、赤外スペクトルデータベースを利用する帰納的方法を検討し、問題点を考察した。次に、線形学習機械やニューラルネットワークを用いて、赤外スペクトルから官能基の有無を推定する経験的手法を検討し、問題点を考察した。さらに、計算化学を利用する理論的方法の能力を検証するために、非経験的分子軌道法により赤外スペクトルの振動数と強度を計算し、実測値をどの程度再現できるかを検討した。しかし、どの方法を用いても、現状のコンピュータの能力では赤外スペクトルから構造を推定するには多くの問題があることが分かった。
研究論文
  • 末永 正彦
    2005 年 4 巻 1 号 p. 25-32
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/03/31
    ジャーナル フリー
    Windows環境におけるフリーの分子軌道計算プログラムであるPC GAMESSのための新しい計算化学統合環境の開発を行った。分子モデリングの機能については、市販のモデリングソフトに匹敵するものを実装した。モデルの描画にはOpenGLを用いているため精緻な3Dモデルの作成ができる。GAMESSの入力データの作成および計算の起動はGUIを介して支援され、計算結果の可視化については、最適化構造、分子軌道、静電ポテンシャル・電子密度の等値表面の表示、基準振動のアニメーション表示、赤外・ラマンスペクトルのシミュレーション等を実装している。更に、最適化構造は計算終了後直ちにモデルに反映されるので、GAMESSと連携したモデリングができる。このように、PC GAMESSを中心とした計算化学に必要な種々機能が統合されているため、作業が効率的となる。
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