Journal of Computer Chemistry, Japan
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9 巻 , 5 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
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巻頭言
ハイライト
研究論文
  • 青山 智夫, 八木 徹, 神部 順子, 長嶋 雲兵, 中山 榮子
    9 巻 (2010) 5 号 p. 219-230
    公開日: 2010/12/30
    [早期公開] 公開日: 2010/12/18
    ジャーナル フリー
    デジタルカメラを用いる浮遊粒子状物質(Suspended Particulate Matter, SPM) 可視化技術により黄砂,ヘイズの分布構造が明らかになってきた.その限界を10倍以上に拡大させる新技術を開発した. Flexible Image Transport System (FITS) データ形式を経由して,カメラのRAWデータ情報をプログラムで直接読み,一画素の有効ビット数を24 × 3ビットとする.画像を32ビット浮動小数点形式の配列として表現する.本形式で画像処理する際,従来の8ビット符号なし整数データ形式の処理では顕在化しない光学系や太陽位置による画像全体の輝度の低周波成分を除去する必要がある.それを提示する. 32ビット浮動小数点画像のダイナミックレンジは8ビット画像の10倍以上である.不可視の大気中の希薄なSPM分布がカラーで画像化できる.さらにバンドパス・フィルタを併用すると,モノクローム画像になるがダイナミックレンジはさらに数倍拡大し,SPMと大気中のH2Oとの相互作用が可視化できる.これはSPMの可視化研究にブレークスルーを起こさせうる技術である.
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  • 神部 順子, 長嶋 雲兵, 高妻 孝光, 中山 榮子, 青山 智夫
    9 巻 (2010) 5 号 p. 231-240
    公開日: 2010/12/30
    [早期公開] 公開日: 2010/12/18
    ジャーナル フリー
    我々は,晴天はデジタル画像解析でどのようにとらえられるかを解析している.デジタル一眼レフカメラにより撮影された晴天の何の処理も加えないRAW形式のデジタル画像データを解析し,青/赤(B/R) 比が晴天の指標として利用できることを先に報告した. 現在広く使われているデジタルカメラは,携帯電話端末に搭載されたものが多く,その画像はJPEGという非可換のデータ圧縮技術を利用し,ファイルサイズを縮小して格納される.本報告ではJPEGによるデータサイズ圧縮による青/赤 (B/R) 比の値への影響と各種デジタルカメラのデジタル画像のB/R値の差違を見るために,携帯電話端末8種類によって撮影されたほぼ同一時刻の晴天のデジタル画像を解析し,JPEGによるデータサイズ縮小の影響と携帯電話端末のデジタルカメラによる画像のB/R値のバラツキを調査した.JPEGによるデータサイズ縮小は圧縮率30%以下でなければB/R値に大きな影響を与えず,また携帯電話端末の機種によるB/R比の値のばらつきは大きなものではないことがわかった.しかし携帯電話端末によって撮影されたデジタル画像から得られたB/R値の比較を行う場合には,今回調査した機種依存によるバラツキが標準偏差で0.3程度あるため,高精度な評価や比較のためには,機種依存性を隠蔽する何らかの標準化がさらに必要であることがわかった. さらに8種の携帯電話端末と1つのデジタルカメラによる20種類の画像のG/R,B/R,G/Bの値は,ほぼ同様な空を撮影したために,G/R,B/R,G/Bの3次元で一つの平面を構成した.
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  • 長岡 伸一, 寺前 裕之, 長嶋 雲兵
    9 巻 (2010) 5 号 p. 241-248
    公開日: 2010/12/30
    [早期公開] 公開日: 2010/12/18
    ジャーナル フリー
    大学での教育においてMicrosoft Excelを用いた水素化リチウム (LiH) の分子軌道に対するイオン性の影響と水素分子イオン (H2+) の分子軌道に対する分極関数の効果を描画する実習を行った.また,前報[J. Comput. Chem. Jpn., 9, 177 (2010)]で発表した実習に貫入に関する原子軌道の動径分布関数の描画を追加した.限られた時間といろいろな制約の下で分子軌道法を理解させる教育効果を上げるにはExcelを用いる実習が極めて有効であることがわかった.
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ノート
  • SAGAN Amih, 長嶋 雲兵
    9 巻 (2010) 5 号 p. 249-254
    公開日: 2010/12/30
    [早期公開] 公開日: 2010/11/30
    ジャーナル フリー
    UB3LYP法とUMP2法によって得られた水素分子の中性H2およびカチオンH2+、アニオンH2-のポテンシャルを非制限ハートリーフォック(UHF)法のそれと比較した。用いた基底関数は6-311G**である。H2+は交換相互作用項、電子相関項がない分子であり、中性は交換相互作用項、電子相関項がある。H2-は交換相互作用項、電子相関項が電子数が1つ増えた分、H2のそれに比べて大きい。UB3LYP法によって得られたポテンシャルは、H2の場合、UHFのポテンシャルに比べ平衡点近傍の差が大きく、核間距離が大きくなるにつれて小さくなる。定性的振る舞いはUHF法のそれと同じであった。H2+およびH2-の場合、平衡点近傍を除くと、UB3LYP法のポテンシャルはUHF法のそれとは大きく異なり、核間距離が3 Å以上の所で極大値をとり、それより核間距離が大きい領域では正しい描像を与えず、期待される解離極限に到達しないことが判った。UMP2法によって得られたポテンシャルは、H2の場合、UB3LYP法同様UHFのポテンシャルに比べ平衡点近傍の差が大いが、核間距離が2 ÅあたりでUHF法のそれに一致する。ポテンシャルの定性的振る舞いはUHF法のそれと同じであった。UMP2法のポテンシャルは最適構造と全エネルギーおよび解離エネルギー同様UHF法とUB3LYP法の中間の値をとる。H2-の場合も、平衡点近傍を除くと、MP2のポテンシャルはUHF法のそれと定性的に同様であった。
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