大日本窯業協會雑誌
Online ISSN : 1884-2119
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30 巻, 357 号
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  • 内田 十喜治
    1922 年 30 巻 357 号 p. 189-201
    発行日: 1922/05/20
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    從來本邦琺瑯業に乳濁劑として使用せるアンチモニーは價格低廉、 乳濁作用顯著なるも衞生上の疑問あるを以て將來此れが改善を必要とすべし、 依つて安價、 良質なる代用品の研究をなせる結果チタニウム、 ヂルコニウム、 錫、 セリウム、 アンチモニー等の化合物、 即ち第五及六屬に屬し尚第四乃至八列に列する金屬元素の化合物なる事、 一般に有望視さるゝ亞鉛、 苦土、 礬土等の化合物は乳濁作用少なき事、 苦土及び礬土等の金屬並に珪酸燐酸の化合物は琺瑯質の光澤を損傷する傾向ある事、 金屬元素は鹽基性としてより酸性即ち酸根を形成する場合乳濁作用を増進する傾向ある事、 殊に第五屬即ちアンチモニー、 砒素等に於て其作用一層顯著なる事、 同一元素を同一割合に用うるも製法により乳濁作用に著しき優劣ある事、 但し最有効なる製法の如何なるものなりやは未だ系統的に明かにされざるも、 一條件として高熱に處理する時は乳濁作用増進の事實を認めたる事等を決論せり、
  • 岸本 清延
    1922 年 30 巻 357 号 p. 201-216
    発行日: 1922/05/20
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    著者は各種の硫酸石灰即ち二水化物、 半水化物、 無水物に付概論し、 石膏の用途を列擧し、 支那湖北省徳安府下廣城縣石膏關産試料 (硫酸石灰七八・九四%、 結晶水及び赤熱迄に揮發する物質二〇・九三%、 赤熱して揮發せざる物質〇・一三%) を用ゐて型石膏製造の豫備として燒煮の温度、 時間、 生成物の成分並に吸濕に付實驗し、 約一〇〇度乃至三五〇度に熱して脱水せる石膏は凝結する事、 二〇〇度附近に於て既に燒過石膏生成の傾向認めらるゝ事、 石膏を速に燒煮するには原料粉末度を可及的小ならしめ、 其爐内推積の表面及び内部とも換氣を充分ならしめ、 爐内に入る空氣をなるべく乾操せるものたらしむる事、 型石膏の凝結に與る成分は半水化物及び二〇〇度以下にて脱水せる無水石膏即ち可溶性無水物なる事、 可溶牲無水物は吸濕性強く、 大氣中に暫時放置すれば半水化物に變ずる事、 半水化物は大氣中に放置するみ時多少の濕氣を吸收するも、 單に物理的吸着に止まる事、 可溶性無水物の吸濕の速さは燒煮温度に拘はらず同一氣温の下に於ては相等しく、 氣温高き程速かなる事、 實驗結果より考察するに、 商品たる型石膏の主成分は半水化物たて尚多少遊離の水を吸着せるものなるべき事、 支那石膏試料を原料として型石膏を製造する場合、 原料一〇〇分より製品八四・三乃至八六・〇を得る事等を決論せり
  • 足立 節之助
    1922 年 30 巻 357 号 p. 217-218
    発行日: 1922/05/20
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 1922 年 30 巻 357 号 p. 221-226
    発行日: 1922/05/20
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 1922 年 30 巻 357 号 p. 227-242
    発行日: 1922/05/20
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
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