大日本窯業協會雑誌
Online ISSN : 1884-2119
Print ISSN : 0366-9998
ISSN-L : 0366-9998
40 巻, 470 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • 阿部 謹爾
    1932 年 40 巻 470 号 p. 69-71
    発行日: 1932/02/01
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 合成 (第一報) 微構造 (第二報)
    近藤 清治, 山内 俊吉
    1932 年 40 巻 470 号 p. 81-91
    発行日: 1932/02/01
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    1. 既報 「アルミ酸カルシウムの合成」 (近藤清治、河島千尋、本誌、昭和5年、10月號) に於ては加熱温度1000-1500℃加熱時間30-60分にして共に不充分の憾ありたるを以て這囘の實驗に於ては3CaO・Al2O3、5CaO・3Al2O3、CaO・Al2O3及3CaO・5Al2O3に當る純炭酸カルシウムと純礬土との混合物を1-7時間1200-1700℃に加熱し、燒成物中の遊離石灰と遊離礬土とを定量し、化合したる石灰及礬土の百分率及分子比に及ぼす加熱温度の影響を求め、且第二報以下の研究に使用すべき純粹なるアルミ酸カルシウム4種の試料調製法を定めたり。
    2. ラトケ氏の遊離石灰定量法に就て多數の實驗を行ひ其溶解法を改良したり。
    3. 上記混合物の内、3CaO・Al2O3は1540℃、5CaO・Al2O3は1450℃、CaO・Al2O3は1600℃にて略ぼ完全に化合したり。然るに3CaO・5Al2O3は既に1320℃或は1450℃にて遊離石灰を失ひたるも遊離礬土は容易に消滅せず、其融點に近き1700℃に2時間加熱して漸く純度99%の試料を調製するを得たり。
    1. 第一報所載の方法にて得たる、4種の純アルミ酸カルシウムを失透せしめ其薄片を作りて微構造を檢し且浸液法に依りて屈折率を精測し、併せて化合の完結せざる試料の粉末を鏡檢して化合物生成順序の梗概を觀測したり。
    2. 純粹なるアルミ酸カルシウムの失透物に就てはRankin & Wrightの結果と殆ど一致するも、 (a) 3CaO・5Al2O3は其屈折率ω1.621にして兩氏の1.617に比して稍大きく、 (b) 5CaO・3Al2O3に於ては等方結晶なく、不安定なのと稱する複屈折性結晶極めて多し、此結晶は干渉圏に依りて二軸負結晶なる事を決定したり。該結晶は常に玻璃に包まれたる状態にて粉碎さるゝ傾向ありて屈折率の測定容易ならず、約半ケ月を費して根氣よく測定したるに總てRankin & Wrightの測定値と甚しく相違せる結果を得たり。即ちα=1.665、β=1.660、γ=1.645、γ-α=0.020にして玻璃は屈折率1.612、NF-NC=0.017なり。
    3. 化學反應の完結せざる試料は粉末状にして結晶微細なる爲光學性の決定殆ど不可能にして鏡檢の結果は第一報の分析結果と能く符合せざるものあり、然れ共前項失透物より得たる概念に照し並に屈折率の測定に依りて大體の傾向を觀察するを得たり。
    (a) 3CaO・Al2O3調合物を本研究の最低温度たる1200℃に燒成したるものは複屈折性の3CaO・Al2O3、5CaO・3Al2O3及CaO・Al2O3並に玻璃質の5CaO・3Al2O3を含有するが如し。温度の昇るに從ひて3CaO・Al2O3の生成を増し、遂に1500℃て殆ど3CaO・Al2O3のみとなる。
    (b) 5CaO・3Al2O3調合物の1200℃燒成物は玻璃質の5CaO・3Al2O3及CaO・Al2O3を含む。1300℃にて複屈折性の5CaO・3Al2O3を生じ、温度の昇るに從ひて其量を増す。
    (c) CaO・Al2O3調合物の1200℃燒成物は玻璃質のCaO・Al2O3及5CaO・3Al2O3を含む。温度の昇るに從ひて結晶質CaO・Al2O3を生じ、5CaO・3Al2O3の量を減ず。
    (d) 3CaO・5Al2O3調合物の1200℃燒成物はCaO・Al2O3及3CaO・5Al2O3の結晶を含有するが如し、温度の昇るに從ひて3CaO・5Al2O3の量を増す。
    (e) 調合原料の細かさの不同は中間生成物の組成に影響する所大なるが如し。
  • 磯松 嶺造
    1932 年 40 巻 470 号 p. 92-97
    発行日: 1932/02/01
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 中尾 万三
    1932 年 40 巻 470 号 p. 98-104
    発行日: 1932/02/01
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 永井 彰一郎
    1932 年 40 巻 470 号 p. 105-109
    発行日: 1932/02/01
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 1932 年 40 巻 470 号 p. 109
    発行日: 1932年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 熊澤 治郎吉
    1932 年 40 巻 470 号 p. 110-114
    発行日: 1932/02/01
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 1932 年 40 巻 470 号 p. 115-132
    発行日: 1932/02/01
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 1932 年 40 巻 470 号 p. 132-133
    発行日: 1932/02/01
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 1932 年 40 巻 470 号 p. 133-136
    発行日: 1932/02/01
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 1932 年 40 巻 470 号 p. 138-139
    発行日: 1932/02/01
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
feedback
Top