1. 工業原料のみを用ゐて珪酸率を3.0, 鐵率を1.55に一定し水硬率を1.9-2.3に變化せしめたる配合物5種並に水硬率を2.3に一定し珪酸率は2.4-5.3, 鐵率は0.6-4.7に變化せしめたる配合物10種を調製し燒成温度と遊離石灰量との關係及化學組成と小型耐壓力との關係を求めた。
2. 水硬率が一定せる場合にはアルミナに富める配合物が燒成温度最も低く, 酸化鐵に富めるもの之に次ぎ, 高珪酸質配合物は最も高い。
3. 本報の實驗法ではアルミナに富める配合物が最も強く, 酸化鐵の多いもの之に次ぎ, 高珪酸質配合物が一番弱かつた。
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