大日本窯業協會雑誌
Online ISSN : 1884-2119
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51 巻, 604 号
選択された号の論文の12件中1~12を表示しています
  • 山内 俊吉, 加藤 左織
    1943 年 51 巻 604 号 p. 183-188
    発行日: 1943/04/01
    公開日: 2010/04/30
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  • 製造研究其の四
    高良 義郎, 池ノ上 典
    1943 年 51 巻 604 号 p. 189-197
    発行日: 1943/04/01
    公開日: 2010/04/30
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    石英片岩質の本宿珪石及びチヤート質の津奈木珪石を主原料として前報 (第5報) 迄に行つて來た實驗結果より考察するにそれ等の試驗煉瓦の最も著しい缺點は白系珪石特有の燒成による龜裂破損の多い點であり之を防止する爲並に轉移助長の意味て鱗珪石を比較的多く含む煉瓦の粉碎物を配合中に小量混入すれば強度低下し氣孔率大に過ぎざる傾向がある. 故に本報に於ては之等の缺點補正の目的にて鐵分を補給する爲に鋼滓及び含鐵珪石を添加した場合の試驗を行つた. 其の結果,
    (1) 鐵分の添加は燒成歩留りを良くし熔融現象を良好ならしめる效果がある.
    (2) 鐵分の添加により從來の缺點たる耐壓強度は増大され氣孔率も可成り少なくする事が出來たが耐火度は稍々弱くなつた. 比重は可成りよく低下を示した.
    (3) 總ての場合礦化劑としての鹽化アンモンの作用は鱗珪石の生成状態の項にも述べた通り寧ろ鱗珪石化よりも方珪石化に有效なるが如き結果を示し又前述の通り作業頗る困難なる爲め今後之が使用を中止し專ら蓚酸ソーダのみを用ひる事とした.
    (4) 本宿珪石は粉碎に際して微粉を生じ易く成型容易にして煉瓦の強度大なるも氣孔率大きく且つ津奈木珪石使用の煉瓦に比較して轉移稍容易ならざる傾向がある. 即ち本宿珪石を使用したものは石英の殘存多く燒成温度, 燒成時間其の他につき一層の研究を要するものと認められる.
    (5) 以上の諸結果より綜合して今後の研究は礦化劑としては蓚酸ソーダ, 原料としては津奈木珪石を用ひて續行することとした.
  • 永井 彰一郎
    1943 年 51 巻 604 号 p. 198-202
    発行日: 1943/04/01
    公開日: 2010/04/30
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  • 入江 辰雄, 澤井 郁太郎
    1943 年 51 巻 604 号 p. 203-205
    発行日: 1943/04/01
    公開日: 2010/04/30
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  • 粉末の粒子分布状態と粉碎機構
    中條 金兵衞
    1943 年 51 巻 604 号 p. 206-213
    発行日: 1943/04/01
    公開日: 2010/04/30
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    本報は前報告第9, 10號に於て密封型ボールミルによる粉碎粉末の粒子分布状態と粉碎機構に就て行つた論議に引續き, 連續供給の工場用大型チユーブミルによる場合の諸現象とその理論的穿さくとを述べ來つたもので, 要約すれば下記の如くである.
    (i) 本報の研究に供したユニダンミルの概況, 能力, 機能等に就いて説明した.
    (ii) 上記ユニダンミル内に這ひ込み, 碎料 (セメント燒塊+石膏) の表面と内部とからミル軸に沿つて採取した23種の粉末に就て, その粉末度を風篩器と4900孔篩とによつて詳細に調べた.
    (iii) 上記試料23種の粉末度を圖と表によつて示し, 又前報に於てボールミル内の粉碎現象に關して求めた累加粉碎, 累加分布の兩法則がこの連續供給のユニダンミルの場合にも妥當するや否やを檢討した.
    (iv) 累加粉碎, 分布の兩法則はユニダンミルに就ても成立することを明かにした. 他方ユニダンミルの場合, ボールミルに比して現象を複雄ならしめてゐる諸因子を探究し, それ等を詳細に檢討した.
    (v) 上記因子の一つとしてユニダンミル各室の粉碎能率の相違が擧げられる. これはミル入口から試料採取個所までの距離とボールミルの運轉時間との對應性を稀薄ならしめることを詳述した.
    (vi) 更に他の因子は碎料の長大ミル内に於ける不均一流である. これは碎料の表面, 内部からの採取試料の粉末度の相違によつて, 又人爲的に行はれた石膏添加の中止, 更に添加によつて起るセメントの硫酸分及び粉末度の變化過程の考察によつても明かにされた. 供試ユニダンミルの入口より出口に達するに速きは17分, 遲きは100分を要する粉末部分のあることが判つた.
    (vii) 以上明かにされた諸事實を以て既報 (第9, 10報等) を囘顧するに, ボールミルに就いて成立した累加粉碎, 累加分布の法則は碎料を連續供給のユニダンミル内に於ても成立し, その普遍妥當性が益々擴大強化された.
    (viii) 以上の累加分布の法則に據つて, 第6報に提案した粉碎粉末の比表面積測定法は, 愈々理論化合理化された譯でAN式風篩裝置の活用が重視されねばならぬが, これ等の綜合結果の應用例として4900孔篩による殘滓量と上記風篩器による15μ以上の殘滓量との關係を市販セメント49種, ボールミルによる燒塊粉末16種について求め, それを檢討の結果, 累加粉碎の法則の正しきことを再確認し得た. 又4900孔篩による粉末度測定法が如何に無意味かを示した.
  • 常山 源太郎
    1943 年 51 巻 604 号 p. 214-219
    発行日: 1943/04/01
    公開日: 2010/04/30
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  • 不破 橘三
    1943 年 51 巻 604 号 p. 220-223
    発行日: 1943/04/01
    公開日: 2010/04/30
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  • 長枝 春平
    1943 年 51 巻 604 号 p. 225-228
    発行日: 1943/04/01
    公開日: 2010/04/30
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  • 駿河 融一郎
    1943 年 51 巻 604 号 p. 228-232
    発行日: 1943/04/01
    公開日: 2010/04/30
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  • 宮川 愛太郎
    1943 年 51 巻 604 号 p. 233-237
    発行日: 1943/04/01
    公開日: 2010/04/30
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  • 野上 敏一
    1943 年 51 巻 604 号 p. 237-239
    発行日: 1943/04/01
    公開日: 2010/04/30
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  • 1943 年 51 巻 604 号 p. 244-246
    発行日: 1943/04/01
    公開日: 2010/04/30
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