(1) T_iO₂-Z_nO系磁器の容積固有抵抗はZ_nO70.0モル%迄のものは極めて高い値を有し, 實用上極めて有利である。
特にZ_nO 40.0-70.0モル%のものは最高値を示し, この傾向はさきに報告した絶縁破壤電壓の傾向と類似してゐた。
(2) 各試料の温度と絶縁抵抗との關係はTiO₂含有量の大なるものはある温度範圍に於て急激に絶縁抵抗は低下し, Rash & Hinrichsenの關係式を完全に満足せしめたものはZ_nO60.0モル%以上のもので, それよりTiO²の含有量大なるものは更に複雜なる現象を示すことを, 森谷氏のガラスの絶縁抵抗に關する理論を引用して説明を試みた。

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(1) 本報に於ては鑛化材として41種元素名を以て考察對稱とし, 75種の元素及化合物を便用して, 1505℃30分間の加熟保持による尖晶石 (MgO・AlO₃) の合成結果の主なるものを報告した。
(2) 物理的試験として收縮率, 吸水率, 氣孔率, 見掛比重, 嵩比重, 硬度等を測定し, 化學的に合成率を測定した結果を報告した。
(3) 顯微鏡試驗により結晶成長の大さと集合化状態を考察し, X線試驗により更に尖晶石結晶を確認したことを報告した。
(4) Li, B化合物を除き, P及Ti化合物が有效なることを報告した。

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