第1報で0.088篩残渣量と比表面積 (空気透過法) を測定することによつて, 各種の窯業材料 (石灰石2種, 軟珪石, 石炭, セメントクリンカ) の被粉砕性の検討を行つたが, 前報にも触れたように問題を更に究明して行くためには, 生成粉末の粒度分布をあきらかにして, はじめて本質的な事実を求めることができると考えた。
よつて, 網篩ど比表面積測定に供したものと全く同じ試料について, Wagnerのタービヂメーターにより粒度分布と同法による比表面積を測定し, 更に顕微鏡による粉末粒子の観察も行つた。これらの結果と第1報に述べた事実を比較考察することによつて各種の窯業材料の被粉砕性をあきらかにした。
抄録全体を表示