脳神経外科ジャーナル
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1 巻, 1 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1992 年 1 巻 1 号 p. Cover1-
    発行日: 1992/02/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1992 年 1 巻 1 号 p. Cover2-
    発行日: 1992/02/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    1992 年 1 巻 1 号 p. Toc1-
    発行日: 1992/02/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 1 巻 1 号 p. App1-
    発行日: 1992/02/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • 佐野 圭司
    原稿種別: 本文
    1992 年 1 巻 1 号 p. 3-
    発行日: 1992/02/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • 上山 博康, 阿部 弘, 山内 亨, 黒田 敏, 小林 延光, 伊藤 文生, 馬淵 正二, 野村 三起夫
    原稿種別: 本文
    1992 年 1 巻 1 号 p. 4-13
    発行日: 1992/02/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    筆者らが行っている種々の血行再建のうら,STA-MCA吻合,long radial artery graft, A_3-A_3吻合に焦点をしぼり,主に技術的な面での創意工夫を紹介した.主な工夫点としては,視認性の向上のために血管断端にピオクタニンを塗布する点や,2本の針糸で交互に縫合をすすめる際には,1本目の針を刺したまま2本目を刺す方法(マチバリ方式),器具の持ちかえを減らすため,待針器は用いずピンセットで縫合するなどであるが,深部での吻合やgraftの扱い方などについても具体的に紹介した.また,graft materialとして,一般的に普及している大伏在静脈を用いずに橈骨動脈を用いている点に関して,若干の考察と私見を加え報告した.
  • 後藤 恒夫, 渡辺 一夫, 菊地 顕次
    原稿種別: 本文
    1992 年 1 巻 1 号 p. 14-19
    発行日: 1992/02/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    これまでわれわれが行ってきた脳主幹動脈閉塞症に対する急性期血行再建術について報告し,arterial graftの適応,問題,点について考察した.虚血性脳血管障害に対する通常のSTA-MCA anastomosisなどの,low flow bypassによる急性期血行再建術は,種々の検査法を駆使して,脳組織が可逆性を有していることが証明された症例に対して行われれば有力な治療方法となりうる.しかし,radial artery graftを含めたhigh flow bypassの急性期脳虚血への応用は,最近,われわれの今回の報告も含めてその成功例が散見されるものの,いまだ議論の多いところであり,今後の課題である.
  • 小川 彰, 吉本 高志, 桜井 芳明
    原稿種別: 本文
    1992 年 1 巻 1 号 p. 20-24
    発行日: 1992/02/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    閉塞性頭蓋内椎骨脳底動脈病変に対するEC-IC bypassの効果を検討するため,STA-SCA bypass施行30例の臨床経過について検討し,本手術の脳循環代謝からみた効果について検討した.術後の血管写では全例に吻合血管の開存が認められ,patency rateは100%であった.重篤な手術合併症はなく,一過性の滑車神経麻癖,髄液耳漏,吻合部に限局したくも膜下出血などが認められたが,症状増悪例は認めなかった.退院時転帰は,morbidityはなく,mortalityは1例に認められた.mortalityの1例は心筋梗塞によるものであった.遠隔予後調査では,虚血症状は4例に認められた. TIAは2例で,Completed Strokeが2例であった.Completed Strokeの2例は脳幹の小梗塞が1例,内頸動脈閉塞症が1例であった.また,死亡が2例に認められ,心筋梗塞および糖尿病性皆睡によるものであった.他の23例は経過良好であった.このように,STA-SCA bypassは,手術合併症や全身合併症を抑え,より安全に手術を施行することが可能であり,椎骨脳底動脈系の脳虚血に対する有力な治療法であると考えられた.
  • 島 健, 岡田 芳和, 西田 正博, 山根 冠児
    原稿種別: 本文
    1992 年 1 巻 1 号 p. 25-34
    発行日: 1992/02/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    椎骨脳底動脈循環不全症の大多数の症例は頭蓋外椎骨動脈起始部病変に起因する.本稿では椎骨動脈の露出法と各血行再建術をレビューするとともに,術式の長所,短所につき検討を加えた.薬物療法,星状神経節ブロックでも効果なく,反復する頸性めまいの原因としてのVA起始部のcoiling, kinkingに対し,C_6横突起孔のunroofingとVA走行矯正を行う方法は術式も容易で有効な治療法と思われる.VA起始部の狭窄性病変に対するVA-SA transposition, VA-vein graft-SAバイパスは術式の容易さ,手術侵襲も比較的少なく,VA-CCA transpositionに比して,脳主幹動脈2本の同時遮断という脳虚血の危倶も少なく,優れた術式と考えられた.術中ABR,VAのstump pressure等術中モニターの重要性についても述べた.
  • 遠藤 俊郎, 高久 晃
    原稿種別: 本文
    1992 年 1 巻 1 号 p. 35-40
    発行日: 1992/02/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    頸部頸動脈閉塞性病変に対する血栓内膜切除術は,きわめて高い安全性が要求される手術である.本手術法を論じる場合,常に問題となるのが血流遮断の際シャントを用いるか否かである.われわれはこれまで120例126件の本手術を,全例シャントを用いることなく行ってきた.Mannito1投与による脳保護,手術用顕微鏡による血管内操作,血圧の厳重なコントロールがそのポイントである.手術による死亡および後遺症は3例,2.5%に認めたが,うち血流遮断が原因と思われる症例は1例のみであった.これら自験例の治療成績につき報告し,あわせてシャント非使用手術の安全性および術中モニタリングの意義につき考察を加えた.
  • 福島 孝徳
    原稿種別: 本文
    1992 年 1 巻 1 号 p. 41-47
    発行日: 1992/02/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    海綿静脈洞部の内頸動脈を大伏在静脈で置換する(Fukushima Bypass)ことにより,海綿静脈洞部の病変により積極的に根治術を行うことができる.同部の腫瘍や動脈瘤,血管狭窄などを有する25例に頭蓋内バイパスを行ってきた.吻合部位により3種類に分類し,臨床例とその手術万法を紹介する.Fukushima Bypass I(C5-C3)通常の前側頭開頭術を行い,硬膜外に前方三角,前外側三角,lateral loop, Glasscock triangleを露出する.この方法でpetrous portionの内頸動脈(C5の近位部)は8〜12mm露出でき,同部位と大伏在静脈との吻合を行う.静脈を側頭葉下面を通し硬膜内に遠位部C3に吻合する.鼓膜張筋,耳管,蝸牛の保存が大切である.Fukushima Bypass II(high cervical-C5)上頸部から側頭下の病変に対して,この部の内頸動脈を犠牲にして大伏在静脈で置換する.小さな上頸部の切開と側頭下開頭で十分な視野を得ることができる.Fukushima Bypass III(high cervical-C3)海綿静脈洞からpetrous portionの内頸動脈までの広い病変に対して使用する吻合術である.側頭葉下に静脈を通し,内頸動脈上頸部とsiphon部とを吻合する.本法は1988年ころより,他の脳神経外科医により有用性と安全性は確認されており,頭蓋底部の腫瘍,血管性病変の根治的手術に広く応用されることを願う.
  • 江口 恒良
    原稿種別: 本文
    1992 年 1 巻 1 号 p. 48-54
    発行日: 1992/02/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    1967年来行われてきたEC/IC bypassは主にSTA-MCA anastomosisであった.これは閉塞性脳血管障害のみならず,直達不能な脳動脈瘤に対する補助的手段としても施行されてきた.大伏在静脈を介在させるEC/IC bypass(long vein graft)は1971年にLougheedが初めて報告した.このlong vein graftを介在させることにより今まで不可能だった部位のEC/IC bypassが可能となった.Long vein graftはより大量のバイパス血流を脳内に流入することができる.これは利点であると同時に留意点にもなりうる.すなわちこの手術はSTA-MCA anastomosisよりriskyな面がある.この点を認識して手術適応を決定すべきである.手術後早期の開存率はSTA-MCA anastomosisより劣るが,手術手技を習練し,術中・術後の薬物的管理を適切に行えば,ほほ同様の開存率を得ることは可能である.長期開存率に関してradial arteryとの比較が議論として存在するが,心臓血管医の報告ではvein graftの方が圧倒的に開存率が高かった.
  • 滝沢 貴昭, 大田 浩右, 佐藤 昇樹, 佐能 昭, 高橋 一則, 村上 裕二, 吉久 宏一, 佐藤 倫由
    原稿種別: 本文
    1992 年 1 巻 1 号 p. 55-63
    発行日: 1992/02/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    脳定位機能と空間位置モニター機能を有した新しい脳手術支援システム「ニューロサット」を開発した.フレームレスながら,多くの定位脳手術装置と同様にiso-center機構をもった多関節アームには,カウンターバランスや電磁クラッチなどを採用し,術中操作への安全性に配慮した.また手術中の処置部位は,術前に撮影しパーソナルコンピュータに入力しておいた各種CT・MRI画像上に投影表示される.機械的精度は0.8mm以内で,臨床的精度は2mm以内だった.本システムを用いて72例の脳外科手術を経験した.31例の開頭による顕微鏡手術と41例の穿頭術のほとんどに定位法と位置モニタリングを併用し,有用だった.
  • 山本 哲哉, 野村 展生, 山田 雄三, 江頭 泰平, 桜井 淳一, 佐藤 秀郎
    原稿種別: 本文
    1992 年 1 巻 1 号 p. 64-69
    発行日: 1992/02/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    右側大動脈弓を伴った脳動静脈奇形(AVM)の1例を報告した.先天性心疾患と脳動静脈奇形の合併は現在までに5例報告されており,発生時期などの観点から,発生学上の関連性を示唆する報告もある.症例は26歳の男性で,左前頭葉AVMの精査中に胸部大動脈奇形が疑われ,大動脈造影により,右側大動脈および胎生期右第6動脈弓末梢部遺残と診断された.報告例との比較,AVMと右側大動脈弓では異常発生の機序に違いがあることなどから,本症例での右側大動脈弓とAVMの合併について,発生過程での関連性があるとするには不十分であろうと思われた.
  • 新島 京, 米川 泰弘, Leonard I. Malis, Kathryn Ko
    原稿種別: 本文
    1992 年 1 巻 1 号 p. 70-74
    発行日: 1992/02/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    脳動脈瘤の0.5%以下とされる末梢性後下小脳動脈瘤が,剖検での発見率が約1.5%といわれるmegadolichobasi1ar anomalyに合併した症例の報告である.昏睡状態で搬入された71歳の女性に,CTスキャンでクモ膜下出血が,椎骨動脈撮影で左後下小脳動脈(choroidal point )に動脈瘤が認められた.入院後16日目にneck clippingを施行した.動脈瘤はtrue saccular aneurysmであった.いったんはJCSの10のレベルにまで回復した(この時左動眼神経麻癖がみられた)が,後術73日目に呼吸不全を起こして死亡した.この稀な末相性後下小脳動脈瘤の症例を呈示し,megadolichobasilar anomalyとの関連について考察を加える.
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 1 巻 1 号 p. 75-76
    発行日: 1992/02/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 1 巻 1 号 p. 77-78
    発行日: 1992/02/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 1 巻 1 号 p. App2-
    発行日: 1992/02/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 1 巻 1 号 p. App3-
    発行日: 1992/02/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 1 巻 1 号 p. 81-82
    発行日: 1992/02/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 1 巻 1 号 p. 84-
    発行日: 1992/02/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1992 年 1 巻 1 号 p. Cover3-
    発行日: 1992/02/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
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