脳神経外科ジャーナル

表紙

原稿種別: 表紙
2003 年 12 巻 8 号 p. Cover24-
発行日: 2003/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.12.Cover24

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目次

原稿種別: 表紙
2003 年 12 巻 8 号 p. Cover25-
発行日: 2003/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.12.Cover25

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CONTENTS

原稿種別: 目次
2003 年 12 巻 8 号 p. Toc8-
発行日: 2003/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.12.Toc8

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日本脳神経外科コングレス委員会等

原稿種別: 付録等
2003 年 12 巻 8 号 p. App15-
発行日: 2003/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.12.App15

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ガンマナイフによる聴神経鞘腫の治療 : Low dose and conformal multiple shots with smaller collimatorによる治療成績の検討

福岡誠二, 高梨正美, 北條敦史, 小西正訓, 中村博彦

原稿種別: 本文
2003 年 12 巻 8 号 p. 527-533
発行日: 2003/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.12.527

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比較的低線量で,不規則な腫瘍の境界に合わせるために多数のショットを使用した当院の成績を分析し,聴神経腫瘍に対するガンマナイフ治療の妥当性を検討した.結果としては,制御率は96.5%,有効聴力温存率は75%で,特に境界線量12Gy以下では80%となった.三叉神経障害は2.6%であり,永久顔面神経機能悪化は皆無であった.また,水頭症を5.7%に認めた.治療後は,腫瘍は一過性に膨大した後に縮小傾向をとることが多く,この膨大を制御不能と誤診してはならない.一方,腫瘍体積の大きなもの(3cm以上)は制御しがたい面があり,膨大時に失調などの出現の恐れもあり,適応は慎重にすべきである.加えて,水頭症の出現を看過してはならない.

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非典型的MRI所見をとったmedulloblastomaの1例

荒川秀樹, 山口由太郎, 沼本 R知彦, 沢内聡, 中崎浩道, 寺尾亨, 橋本卓雄, 阿部俊昭

原稿種別: 本文
2003 年 12 巻 8 号 p. 534-538
発行日: 2003/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.12.534

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嘔吐および活動性低下を主訴として近医小児科を受診した,生後11カ月,女児の症例.前医でCTを施行され,後頭蓋窩の腫瘤性病変と水頭症を指摘された.このため当院転院となり,緊急で脳室ドレナージを施行した.その後のMRIで,腫瘤は中脳背側より発生し,遺影効果をほとんど認めなかった.この所見より,われわれは術前に自信をもって,髄芽腫の診断をくだすことができなかった.文献的には,髄芽腫の画像所見に一定した意見はなく,当症例のごとく非典型的なMRI所見をとる髄芽腫も存在することを忘れないようにしなければならない.

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初回血行再建術から8年後に複合的な広範囲間接的血行再建術を施行した小児モヤモヤ病の1例

松本洋明, 河野兼久, 井上明宏, 光原崇文, 河野啓二, 武智昭彦, 武田哲二, 佐々木潮

原稿種別: 本文
2003 年 12 巻 8 号 p. 539-546
発行日: 2003/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.12.539

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両側血行再建術から8年後に片側に再手術を施行した小児モヤモヤ病の1例を報告した.症例は12歳,女児で,4歳時に下肢脱力発作を生じ,他院にて両側EDAS,EGSを施行された.その後も徐々に知能発育が遅延し,左下肢脱力感が残存していた.脳血流検査で安静時低灌流と血管反応性障害を示した右大脳半球に対して,種々の方法を組み合わせた広範囲間接的血行再建術を施行した.術後,明敏性の改善と左下肢脱力感の消失,豊富な側副血行路の発達,安静時脳血流および血管反応性の改善を認めた.小児モヤモヤ病術後は,定期的にMRI,MRA,SPECTなどで経過観察し,1年経っても虚血症状や脳血流検査の改善が乏しい場合は,再手術を検討するべきである.

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脳神経外科ジャーナル次号予告

原稿種別: 付録等
2003 年 12 巻 8 号 p. 546-
発行日: 2003/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.12.546

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神経内視鏡手術が有効であった脳室炎の2例

村上謙介, 高橋昇, 鈴木保宏, 富田隆浩, 西嶌美知春

原稿種別: 本文
2003 年 12 巻 8 号 p. 547-552
発行日: 2003/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.12.547

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脳室炎は,ときに致死的経過をたどる治療困難な頭蓋内感染症である.われわれは,2例の脳室炎症例に対して,神経内視鏡を用いた治療を行い,良好な結果を得たので報告する.症例1は破裂脳動脈瘤クリッピング術後の70歳,女性である.症例2は外傷による頭蓋底骨折と気脳症後に脳室炎を併発した31歳,男性である.両症例とも,内視鏡による脳室内隔壁とデブリスの除去を脳室ドレナージと併せて行った.デブリスの除去は外ドレナージによる自然排出のみではむずかしく,隔壁形成により一層困難となる.また多房化により,外ドレナージが複数必要となる.内視鏡治療は,これらの問題を解決することができ,考慮すべき治療戦略と思われた.

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片側性前脊髄動脈症候群と考えられた急性脊髄障害の1例

西出俊二郎, 新野清人

原稿種別: 本文
2003 年 12 巻 8 号 p. 553-558
発行日: 2003/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.12.553

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症例は63歳,女性.左前腕のしびれ感と歩行障害で発症した.入院後,左不全片麻痺の増悪と右半身T-1レベル以下の温痛覚障害が認められた.頸椎MRI拡散強調像で下位頸髄に高信号域がみられ,T2強調画像にてC-7レベルで頸髄腹側に左優位の高信号域が認められた.血清学的検査および髄液検査から,炎症性疾患や脱髄性疾患は否定的であった.片側優位の前脊髄動脈症候群を疑い,副腎皮質ステロイド,高浸透圧溶液を投与した.温痛覚障害は残存したが左不全片麻痺は徐々に改善し,独歩退院となった.片側性前脊髄動脈症候群は急性発症する脊髄疾患のなかでもきわめて稀であり,MRIによる早期の診断と治療開始が重要といえる.

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脳底動脈先端部動脈瘤に対する穿通枝温存のための意図的頸部形成後に塞栓術を行った1例

宮崎寛, 伊東聡行, 菊地隆文, 佐藤栄志, 河合拓也, 飯野奈央子, 小西善史, 塩川芳昭, 斎藤勇

原稿種別: 本文
2003 年 12 巻 8 号 p. 559-563
発行日: 2003/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.12.559

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未破裂右内頸動脈-後交通動脈分岐部動脈瘤(ICPC AN)と,未破裂脳底動脈先端部動脈瘤(BA tip AN)を合併した73歳の女性に対し,開頭クリッピング術を一期的に行った.ICPC ANに対しては頸部クリッピングが可能であったが,BA tip ANは穿通枝が動脈瘤に癒着しており,穿通枝のkinkingが回避できなかったため,クリップによる意図的頸部形成術を行い,後日,塞栓術による治療を行い,軽度の動眼神経麻痺を残すのみで退院した.開頭術と血管内手術併用の方法は,今後穿通枝温存が困難な際に考慮される1つのオプションとなり得ると考えられた.

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悪性腫瘍硬膜転移に伴う硬膜下血腫の2症例

橋口公章, 秦暢宏, 吉開俊一, 谷村晃

原稿種別: 本文
2003 年 12 巻 8 号 p. 564-569
発行日: 2003/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.12.564

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悪性腫瘍の硬膜転移に伴う硬膜下血腫の2症例を経験した.症例1では腫瘍細胞の硬膜静脈内への浸潤がみられた.硬膜静脈の閉塞の結果,硬膜内層の毛細血管からの出血が起き,硬膜下血腫が形成されたと推測した.さらに,腫瘍細胞の静脈洞閉塞により頭蓋内圧亢進が生じたと推測した.症例2では,血液凝固異常あるいはDICが血腫形成に関与していた.また,血腫外膜が未発達であることが,大量の間欠的な硬膜下腔への出血に関与していると思われた.

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頸部内頸動脈偽閉塞症に対する頸動脈血栓内膜剥離術 : 手術適応と術中Dopplerの有用性について

卯田健, 井上亨, 一ツ松勤, 安部洋, 鳥巣利奈, 岡田靖, 吉永明彦

原稿種別: 本文
2003 年 12 巻 8 号 p. 570-574
発行日: 2003/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.12.570

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内頸動脈偽閉塞症例に対してCEAを施行し得た症例を報告し,その診断,治療適応ならびに術中Dopplerの有用性について考察した.症例は77歳,男性で,脳梗塞で発症した右内頸動脈偽閉塞例であった.脳血管撮影で右内頸動脈は閉塞様所見を呈し,外頸動脈から眼動脈を介して内頸動脈サイフォン部が描出され,毛細血管相でゆっくりと順行性に内頸動脈が描出された.術前頸部血管エコー,経□腔頸動脈エコーを用いてCEAの治療適応と決定し,術中Dopplerを用いて内頸動脈遠位側の開存を確認し,CEAを行った.CEA後Dopplerにて内頸動脈,外頸動脈の波形はdynamicに変化し,正常化したことを術中に確認した.術中評価として,Dopplerを用いた血行動態評価は簡便かつ有用であった.

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卵巣過剰刺激症候群に合併した脳底動脈塞栓症の1例

福田健志, 小笠原邦昭, 太田原康成, 紺野広, 鈴木豪, 小川彰

原稿種別: 本文
2003 年 12 巻 8 号 p. 575-579
発行日: 2003/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.12.575

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ヒト閉経期ゴナドトロピン-ヒト絨毛性ゴナドトロピン(human menopausarl gonadotropin-human chorionic gonadotropin ; hMG-hCG)療法により卵巣過剰刺激症候群を呈した37歳の女性が,突然の意識障害,脳幹部症状をきたした.脳血管撮影で左後大脳動脈起始部の閉塞性病変を認めた.血液検査では,赤血球の増加,軽度のヘマトクリット値の上昇,Dダイマー・FDPの上昇,AT IIIの低下,TATの高値と凝固能亢進を呈していた.発症様式,脳血管撮影,血液検査から脳底動脈の塞栓症と診断した.卵巣過剰刺激症候群においては,hMG投与による高エストロゲン血症が引き起こす凝固亢進状態と,hCG投与による黄体からの血管内皮増殖因子と,アンギオテンシンIIの過剰分泌による血管内脱水の2つの要因により,血栓化傾向をきたすものと考えられる.卵巣過剰刺激症候群が,脳血栓塞栓症の原因となることを銘記すべきである.

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著者からの返事(慢性硬膜下血腫の再発について)(読者の意見)

佐藤光夫

原稿種別: 本文
2003 年 12 巻 8 号 p. 580-
発行日: 2003/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.12.580_1

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著者からの返事(慢性硬膜下血腫の再発について)(読者の意見)

中野敦久

原稿種別: 本文
2003 年 12 巻 8 号 p. 580-581
発行日: 2003/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.12.580_2

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「読者の意見」(Letter to the Editor)原稿募集のお知らせ

原稿種別: 付録等
2003 年 12 巻 8 号 p. 581-
発行日: 2003/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.12.581_1

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追記

原稿種別: 付録等
2003 年 12 巻 8 号 p. 581-
発行日: 2003/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.12.581_2

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お知らせ会員の皆様へ

原稿種別: 付録等
2003 年 12 巻 8 号 p. 582-585
発行日: 2003/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.12.582

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ご案内(学会・研究会)

原稿種別: 付録等
2003 年 12 巻 8 号 p. 586-587
発行日: 2003/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.12.586

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日本脳神経外科ビデオジャーナル投稿規定

原稿種別: 付録等
2003 年 12 巻 8 号 p. 588-
発行日: 2003/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.12.588

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投稿ならびに執筆規程

原稿種別: 付録等
2003 年 12 巻 8 号 p. 589-592
発行日: 2003/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.12.589

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編集後記

原稿種別: 付録等
2003 年 12 巻 8 号 p. 593-
発行日: 2003/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.12.593_1

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奥付

原稿種別: 付録等
2003 年 12 巻 8 号 p. 593-
発行日: 2003/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.12.593_2

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裏表紙

原稿種別: 表紙
2003 年 12 巻 8 号 p. Cover26-
発行日: 2003/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.12.Cover26

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