脳神経外科ジャーナル
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26 巻 , 4 号
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特集 機能外科
  • 鎌田 恭輔, 小川 博司, 田村 有希恵, 広島 覚, 安栄 良悟
    2017 年 26 巻 4 号 p. 250-262
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    論文撤回のお知らせ

    論文題目:てんかん外科手術から得られる病態生理
    著  者:鎌田 恭輔、小川 博司、田村 有希恵、広島 覚、安栄 良悟
    掲 載 誌:脳神経外科ジャーナル Vol.26 No.4 pp.250-262

    当論文は,2017年3月24日に公開いたしましたが,著者からの申し出により撤回されました.
  • —病態とモニタリングを中心に—
    樋口 佳則, 廣野 誠一郎, 堀口 健太郎, 山上 岩男, 岩立 康男
    2017 年 26 巻 4 号 p. 263-272
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー

     片側顔面痙攣に対する治療は, 薬物療法, ボツリヌス毒素, 手術が挙げられる. 高い寛解率が期待できる微小血管減圧術は, 本疾患の治療で重要な位置を占めるとともに, 術前画像診断, 術中モニタリングなどにより, 確実でかつ安全な手術を目指すための努力が必要となる.

     片側顔面痙攣での誘発筋電図の異常反応はabnormal muscle responseといわれ, 術中の十分な減圧の確認, 転帰の予測に有用性が報告されており, また, 片側顔面痙攣発生機序を考えるうえでも興味深い現象である. 発症機序として血管圧迫によるephaptic transmission, 顔面神経核のhyperexcitability, さらにはより中枢側の関与も報告され, いまだ議論のある領域である. 本論文では, 片側顔面痙攣における神経生理学的機序, 術中モニタリングなどに関するreviewを行い概説する.

  • —適応とその限界—
    貴島 晴彦, 押野 悟
    2017 年 26 巻 4 号 p. 273-279
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー

     痙縮は脳神経外科医がしばしば遭遇する神経症状である. 最近では末梢神経縮小術, バクロフェン髄腔内投与 (ITB) 療法, ボツリヌストキシン (BTX) 治療, 選択的後根切除術などが用いられるようになっている. バクロフェンは脊髄レベルで痙性緩和させる. 一方, BTXは神経筋接合部で作用する. 限局された部位での痙性改善を目指す場合はBTXが用いられ, より広範囲の痙性改善を目的とする場合にはITB療法が選択される. ITB療法やBTX治療とも痙性改善に有効な治療法であるが, リハビリテーションなどを併用することでその効果を高めることができる. いずれも可逆的な治療方法であり, 日常生活動作や痙性の変化を見据えながら適切に治療する必要がある.

  • —false-negative indicationの回避を目指して—
    山田 和慶, 篠島 直樹, 浜崎 禎
    2017 年 26 巻 4 号 p. 280-286
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー

     内科的治療では十分効果の得られないパーキンソン病・不随意運動症 (運動異常症) でも, 脳深部刺激療法 (DBS) により改善する場合が少なくない. 手術支援システムや刺激装置の機能の進歩と連動して, DBSの治療実績とエビデンスの蓄積がなされてきた. Convention empiricalに適応除外されがちな運動異常症を取り上げ, DBSの適応疾患が拡大しつつある現状を俯瞰する. 【パーキンソン病】一般的にレボドパに反応しない運動症状に対してDBSは無効である. しかし, 薬剤投与量が制限されている場合, 一見レボドパ反応性が欠如していても, levodopa-challenge testにより, 予想以上の運動機能改善が得られることがあり, DBSのよい適応になる. 【ジストニア】典型的ではない振戦様運動, 感覚トリックや動作特異性といった表現型, 発作的な症状増悪, 高率の精神疾患併存など, ジストニアは心因性運動異常症 (PMD) と判断されかねない要素に富んでいる. いったんPMDと診断されると, DBSに辿り着くのは困難である. 【その他】Lance-Adams症候群, 代謝性神経変性疾患に伴う不随意運動症, バリズム, Holmes振戦, 発作性ジスキネジアなど比較的まれな病態に対するDBSの有効性も報告されている.

     DBSの適応疾患は拡大しつつある. 運動異常症の症候を理解し, DBS介入のchanceを逃さないようしたい.

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