脳神経外科ジャーナル

表紙

原稿種別: 表紙
1994 年 3 巻 5 号 p. Cover13-
発行日: 1994/09/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.3.Cover13

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目次

原稿種別: 表紙
1994 年 3 巻 5 号 p. Cover14-
発行日: 1994/09/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.3.Cover14

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CONTENTS

原稿種別: 目次
1994 年 3 巻 5 号 p. 387-
発行日: 1994/09/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.3.387

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[OTHERS]

原稿種別: 付録等
1994 年 3 巻 5 号 p. App9-
発行日: 1994/09/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.3.App9

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教養

児玉南海雄

原稿種別: 本文
1994 年 3 巻 5 号 p. 389-
発行日: 1994/09/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.3.389

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慢性硬膜下血腫の成因における局所および全身の凝固線溶能亢進の関与について

山下弘一, 関野宏明, 林龍男, 田口芳雄, 坂本辰夫

原稿種別: 本文
1994 年 3 巻 5 号 p. 390-397
発行日: 1994/09/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.3.390

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慢性硬膜下血腫例の血腫内容液におけるfibrinogen, D-dimer, A2PI, PLN-A2PICを測定し,これらの因子は局所線溶能の程度を評価する手段としては使用しがたいことを示した.また,慢性硬膜下血腫例を中心に末梢血液中のFPAとFPBを測定し,健常高齢者では凝固線溶能が潜在的に亢進した状態にあること,軽症頭部外傷によって凝固線溶能が若年者に比しより高く上昇すること,慢性硬膜下血腫例では線溶能亢進が持続していることを示し,軽症頭部外傷により形成された硬膜下液貯留から慢性硬膜下血腫へと進展する際に,全身における線溶能亢進が関与し,慢性硬膜下血腫が高齢者に多くみられる大きな原因になっているものと考えられた.

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次号予告

原稿種別: 付録等
1994 年 3 巻 5 号 p. 397-
発行日: 1994/09/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.3.397

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遷延性意識障害患者に対するdeep-brain stimulation therapyの適応と治療効果 : Pain-related P250を用いた評価

深谷親, 守谷俊, 山本隆充, 片山容一, 坪川孝志

原稿種別: 本文
1994 年 3 巻 5 号 p. 398-403
発行日: 1994/09/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.3.398

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大脳皮質の高次の情報処理過程を反映するとされているpain-related P250を用いて,脳深部刺激療法施行群8例および非施行群11例,計19例の遷延性意識障害患者に対し電気生理学的検討を加えた.その結果,明瞭なpain-related P250の記録される例では脳深部刺激療法の高い治療効果が期待でき,また神経症状の改善とpain-related P250の振幅の増大の間には相関関係のあることがわかった.したがって,遷延性意識障害患者に対する脳深部刺激療法の適応および治療効果を判定する際には,脳波連続周波数分析,ABR, SEP, SSEPに加えてpain-related P250の記録を行うことが有用であると考えられる.

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硬膜下穿刺術による慢性硬膜下血腫の治療

小澤仁, 窪倉孝道, 堀田二郎, 武井明子

原稿種別: 本文
1994 年 3 巻 5 号 p. 404-410
発行日: 1994/09/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.3.404

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今回われわれは,高齢者の慢性硬膜下血腫に対して行われた硬膜下穿刺術(TA群)の安全性と有効性について穿頭血腫洗浄ドレナージ術(ID群)の治療成績と対比させて検討した.その結果,硬膜下穿刺術では,手術侵襲を少なくして治療対象を高齢者に広げられ,合併症もなく,かつ入院期間を短縮できることがわかった.さらに,初回血腫除去効果は他の治療法に比べて少ないにもかかわらず,その後の長期follow upでほとんどの血腫が自然消退することが確認された.以上より,硬膜下穿刺術は高齢者やhigh riskの患者に対し,より安全で有効な治療法であることが示唆された.

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イヌ脳底動脈におけるphorbol esterの収縮機序について : Fura-2を用いての細胞内Ca^<2+>濃度,張力の同時測定(第1報)

田中裕一, 山田武, 藤本清成, 中原昇, 斉藤充, 増沢紀男

原稿種別: 本文
1994 年 3 巻 5 号 p. 411-416
発行日: 1994/09/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.3.411

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最近,脳血管攣縮の発生にprotein kinase C (PKC)の関与が考えられているが,今回われわれはこのPKC activatorであるphorbol esterの12-deoxyphorbol 13-isobutyrate (DPB)を用いて,イヌ脳底動脈での張力と細胞内Ca濃度([Ca^<2+>]_i)をfura-2を用いて同時測定し,作用機序について検討した.DPB収縮初期の[Ca^<2+>]_iの増加は,diltiazem前投与およびCa除去液中で抑制され,細胞外Ca^<2+>の流入によるものと思われる.また,静止レベル以下の[Ca^<2+>]_iで張力を発生させることから,収縮蛋白系のCa^<2+>感受性の増加が考えられる.また,Ca除去液中でも張力を発生させるが長く持続しないことから,DPB収縮の持続には微量のCa^<2+>が必要と考えられた.

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Prolonged comaを伴うdiffuse brain injuryの回復に及ぼす年齢の影響

福田忠治, 長谷川浩一, 福島力, 仙石祐一, 蓮江正道, 山田祐二, 名倉正利, 伊東洋

原稿種別: 本文
1994 年 3 巻 5 号 p. 417-425
発行日: 1994/09/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.3.417

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diffuse axonal injury (DAl)102例を検討し,若年例DAlが転帰良好である原因を検討した.若年群の予後は高齢群と比べて有意によく,長期予後ではさらに差が大きくなった.若年群は神経症状やneuro-imaging上軽症例が多いが,重症度が高くても転帰がよかった.慢性期のCTで脳萎縮良を検討すると,高筋群では大部分が脳室拡大を示したが,若年群は拡大群と正常群がほぼ同数であった.以上から,若年例の転帰が良好な理由は,(1)脳や頭蓋の弾1庄の違いにより,外力に対する脳の損傷が少ない,(2)高齢群と比べて回復機序が優れている,(3)神経損傷が少ないが一過性の神経機能障害を示す例が含まれている,などの理由によるものと考察した.

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整復不能な軸椎歯突起骨折後方転位例の治療経験

西浦司, 松海信彦, 正岡哲也, 萩原直司, 宮田伊知郎, 石光宏

原稿種別: 本文
1994 年 3 巻 5 号 p. 426-431
発行日: 1994/09/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.3.426

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軸椎歯突起骨折(Anderson type II)により歯突起が13mm後方転位し,脊髄損傷をきたした症例を報告した.本例では頭蓋持続牽ヨ1を行うも整毎されなかったかこれは前縦靭帯・後縦靭帯が損傷されておらず,また,歯突起がC1椎体とlockingしているためと考えられた.そこで,本病態に伴う治療上の問題点につき検討した.後方転位した歯突起が脊髄を圧迫し,整復不能な場合には経口的歯突起切除を要する.歯突起切除後はC1-C2間は不安定となるため後方法により強固に固定ヲる必要がある.後方固定の際,Cl-C2wiring操作によりClが後方に転位する危険性があり,これを防ぐ目的でbuckle plateを用いた移植骨圧着法を行い,有用と考えられた.

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脳動静脈奇形の自然消失の1例

河栄一, 宋寛, 金忠鉉

原稿種別: 本文
1994 年 3 巻 5 号 p. 432-435
発行日: 1994/09/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.3.432

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47歳の男性.1981年に行った脳血管撮影にて優位大脳半球の巨大な脳動静脈奇形と診断され,9年後の追跡脳血管撮影で消失していた症例を呈示し,脳動静脈奇形の自然消失例について文献的考察も加えた.

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腎細胞癌の脈絡叢転移

末武敬司, 新谷俊幸, 竹田正之

原稿種別: 本文
1994 年 3 巻 5 号 p. 436-441
発行日: 1994/09/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.3.436

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側脳室三角部の脈絡叢に限局性に転移した腎細胞癌の1症例を報告した.症例は78歳の男性で,脳室内出血による意識障害にて発症した.CT,MR1にて右側脳室三角部に腫瘤を認め,脳血管撮影では右前脈絡叢動脈を栄養血管とする腫瘍濃染を認めた.ステレオ生検による組織所見では細胞質が明るく,核異型の強い濃染核を有する異型細胞を認め,腎細胞癌の脈絡叢転移と診断した.悪性腫瘍の脈絡叢転移は稀であり,現在までに8例報告されている.これらの症例と本症例をもとに,臨床的,画像診断的特徴をまとめた.

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開頭術後の痙攣発作症例にみられた異物性肉芽腫の1例

和田太郎, 工藤弘志, 玉本紀彦

原稿種別: 本文
1994 年 3 巻 5 号 p. 442-445
発行日: 1994/09/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.3.442

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開頭術後に痙撃発作を繰り返した異物性肉芽腫の1例を報告した.肉芽腫の原因はmicrofibri1lar collagen hemostat (MCH) (Avitene^<(R)>)であった.MCHを使用する際には肉芽腫の発生を念頭におき,使用後は生理的食塩水などで十分に洗浄することが重要であると考えられた.

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腎癌摘出後11年を経て発症した脳転移の1例

唐澤秀治, 内藤博道, 杉山健, 上野淳司, 金弘, 長山忠雄, 桶田理喜

原稿種別: 本文
1994 年 3 巻 5 号 p. 446-450
発行日: 1994/09/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.3.446

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腎癌に対する腎摘術後,11年を経て発症した転移性脳腫瘍の1治験例を報告した.10年以上という長期無症状期を有する胃癌の脳転移の報告例は,本症例も含めて9例のみであった.すべて関頭手術を受けているが,単発の脳転移8例の転帰は良好であった.本症例の増殖細胞核抗原の免疫染色では,細胞増殖能がきわめて広いことが示唆された.長期無症状期が生じた機序としては,(1) 原発巣がSlow-growing typeであった,(2) 腎摘時にすでに存在していた微小脳転移がきわめて緩徐に発育したことが考えられた(微小脳転移緩徐発育説).長期無症状期を経て脳転移が生じた場合,他に転移巣がなく,脳転移が単発であるならば,積極的に関頭手術をする必要がある.

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出血で発症し、血管撮影で描出できなかった髄質静脈奇形の1例

濱田康宏, 森岡隆人, 竹下岩男, 福井仁士

原稿種別: 本文
1994 年 3 巻 5 号 p. 451-455
発行日: 1994/09/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.3.451

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症例は44歳,男性.頭痛,嘔吐および左同名半盲で発症し,CT・MRlで右側頭葉に亜急性期の血腫を認めた.術前の脳血管撮影では,血管奇形の所見は認められなかった.術中の所見では,血腫壁に多数の血管がみられ,これらは白質を貫き脳室上衣下静脈に連続していた.これらの血管に血管平滑筋はみられたが,肉弾性板を欠き,静脈と判明した.以上より,髄質静脈奇形(medullary venous malformation; MVM)と診断した.本来MVMは放射線学的診断名であるが,脳血管撮影で描出できない静脈奇形は少なくなく,その診断には術中,血腫壁への流入・導出血管の観察と組織学的検索が必要であるが,摘出標本の実体顕微鏡による注意深い観察も有用であることを述べた.

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小児軽症頭部外傷例の視床下部,下垂体,副腎系の内分泌動態

森山匠, 川場知幸

原稿種別: 本文
1994 年 3 巻 5 号 p. 456-458
発行日: 1994/09/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.3.456

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嘔吐を伴う小児軽症頭部外傷例において,視床下部,下垂体,副腎系の内分泌動態について検討した.対象は嘔吐を伴う15歳以下の軽症頭部外傷30例である.嘔吐時ADH, ACTH, cortisol, renine, epinephrine, norepinephrineの皿申レベルは高く,幅吐消失後にこれらは低下し,正常域となった.これら内分泌動態の異常は周期性嘔吐症患児にみられる異常とほぼ同一で,しかも嘔吐消失後に速やかに消失することから,一過性の機能的異常と推察された.

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ご案内(学会・研究会)

原稿種別: 付録等
1994 年 3 巻 5 号 p. 459-460
発行日: 1994/09/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.3.459

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投稿ならびに執筆規定

原稿種別: 付録等
1994 年 3 巻 5 号 p. 461-462
発行日: 1994/09/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.3.461

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[OTHERS]

原稿種別: 付録等
1994 年 3 巻 5 号 p. App10-
発行日: 1994/09/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.3.App10

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お知らせ

原稿種別: 付録等
1994 年 3 巻 5 号 p. 465-
発行日: 1994/09/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.3.465

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日本脳神経外科ビデオジャーナル投稿規定

原稿種別: 付録等
1994 年 3 巻 5 号 p. 466-
発行日: 1994/09/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.3.466

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編集後記

原稿種別: 付録等
1994 年 3 巻 5 号 p. 467-
発行日: 1994/09/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.3.467

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裏表紙

原稿種別: 表紙
1994 年 3 巻 5 号 p. Cover15-
発行日: 1994/09/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.3.Cover15

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