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原稿種別: 表紙
1995 年 4 巻 4 号 p.
Cover10-
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 表紙
1995 年 4 巻 4 号 p.
Cover11-
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 目次
1995 年 4 巻 4 号 p.
325-
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
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原稿種別: 付録等
1995 年 4 巻 4 号 p.
App7-
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
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永田 泉, 宮本 亨, 滝 和郎, 山形 専, 菊池 晴彦
原稿種別: 本文
1995 年 4 巻 4 号 p.
327-332
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
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未破裂巨大脳動脈瘤50例についてその治療成績と治療上の問題点について検討した.50例のうち長径25mm以上をgiant aneurysm,15mm以上,25mm未満をlarge aneurysmとした.44例の治療例の成績はexcellent+good (minor deficitのみ)が70%であった.giantとlarge間で成績差を認めなかった.部位別では内頸動脈・眼動脈分岐部動脈瘤と脳底動脈瘤の治療成績が不良であり,good以上が前者で60%,後者で33%であった.これらの動脈瘤の直達手術では術中破裂や親動脈の狭窄などが予後不良因子となっており,クリッピング術にこだわらなし。ことも必要と考えられた.その他の部位の動脈瘤の治療成績は良好であった.
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原稿種別: 付録等
1995 年 4 巻 4 号 p.
332-
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
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大西 英之, 唐澤 淳, 東保 肇, 古岡 範彦, 物部 健彦
原稿種別: 本文
1995 年 4 巻 4 号 p.
333-340
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
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海綿静脈洞部未破裂動脈瘤のoverall outcomeから,その治療上の問題点を論じた.症例は,無症候性44例(49動脈瘤),症候性12例(12動脈瘤)である.無症候性動脈瘤には,すべて直達手術が施行され,結果は,GOSI 43例,GOSII 1例ときわめて良好な結果を得た.合併症として,動眼神経麻陣はすべて一過性であり,問題なのは視力・視野障害を5例に認めたことである.症候性動脈瘤はすべて巨大動脈瘤であった.neck clippingができた2例では,術後急速に脳神経麻痺が改善した.内頸動脈C_3部に発生する動脈瘤は,必ずしも海綿静脈洞内動脈瘤ではない.今後は床状突起下動脈瘤の分類により手術適応や手術術式を決定することが重要である.
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中川 俊男, 端 和夫
原稿種別: 本文
1995 年 4 巻 4 号 p.
341-350
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
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1988年3目から開始した脳ドック600例中,36例(6.0%)に37個の無症候性未破裂脳動脈瘤が発見された.初期の370例に施行したIA-DSAと最近の230例に施行したMRAにおける発見率の差はなかった.発見された動脈瘤は,94%が10mm以下で破裂例に比べ前交通動脈瘤が少なく,内頸動脈瘤,特にC2-3,C3部瘤が多いことが判明し,前者に比較し後者が破裂しにくい可能性が示唆された.また,2親等以内にくも膜下出血の家族歴をもつ人では,15.5%という高率(p<0.01)に未破裂脳動脈瘤が発見された.37個のうら33個が手術適応があるとしたが,インフォームド・コンセントの結果,26例26個の動脈瘤に対して根治手術(neck clipping)を施行した.手術死亡率0%,手術罹病率は嗅覚減退の1例(3.8%)のみであった.今後,手術適応のない症例の取扱いなど問題点を克服していくことができれば,有効なくも膜下出血の予防をすることができると思われた.
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浅野 登, 上田 伸
原稿種別: 本文
1995 年 4 巻 4 号 p.
351-358
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
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頸部頸動脈内膜剥離術(以下,CEA)施行患者(以下,B群)14名に対し,健常者(以下,A群)20名を対照にして,術前にvenous occlusion法(以下,VO法)を行い,VO法前後の血小板凝集能(以下,PA能)と各種凝固線溶系因子(以下,CF系因子)の変化を検討し,各変化率間の相関の有無を調べた.この際,PA能検査は通常のturbidimetric aggregometryとともに,CF系の動きも反映されるimpedance aggregometry法(以下,I法)を導入した.また,CEA前後でPA能とCF系因子の代表であるFDPを測定し,その変化率の相関を検討するとともに,術前に行ったVO法の各変化率との相関について検討した.その結果,術前VO法ではB群はA群に比しVO法後のCF系の発動が悪く,かつPA能の亢進傾向を示した.また,FDPなどのCF系因子の変化と最も強く相関を示したPA能検査は,I法によるADP凝集の変化であった.さらに,VO法前後のFDPの変化と最も有意な相関を示したのは,VO法前後ならびにCEA前後のI法でのADP凝集の変化であった.したがって,術前VO法によりI法によるADP凝集の変化を検討することで,CEA術後早期の過凝集,過凝固状態の出現を予知することができると考えられた.
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新阜 宏文, 松田 昌之, 半田 譲二
原稿種別: 本文
1995 年 4 巻 4 号 p.
359-363
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
フリー
1980年1月〜1993年5月までの期間に滋賀医利大学附属病院および関連8施設脳神経外科にて手術治療を行った440例の慢性硬膜下血腫を,高齢者群(70歳以上,213例)と非高齢者群(227例)とに分類して比較し,以下の結果を得た.(1)高齢者の特に女性の慢性硬嚥下血腫が増加する傾向にあり,発症年齢のピークも60歳代から70歳代へと変化しつつある.(2)老年者ではごく軽微な外傷でも慢性硬嚥下血腫の原因になり得る.(3)老年者では,頭痛,幅気などの頭蓋内圧穴進症状が少ない.(4)老年者ではCT scan上,血腫はhigh densityを示すことが少なく,niveauを形成することが多い.(5)術後再発率に差はなく,合併疾患をもたない症例では転帰は良好であり,基本的には老年者においても慢性硬膜下血腫は治療成績良好な疾患といえる.
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澤村 豊, 須藤 昌子, 加藤 功, 石井 伸明, 阿部 弘
原稿種別: 本文
1995 年 4 巻 4 号 p.
364-369
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
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自家硬膜上に塗布されたfibrin glueは,術後2週間の時点ではなお膜様構造を保ち,好中球とマクロファージがclotを部分的に吸収していた.4週間では膜様肉芽組織に置換されており,線維芽細胞と膠原線維の増成による結合組織化は終了過程にあると考えられた.血管と線維芽細胞の浸潤は硬膜側より生じており,fibrin clotの肉芽組織への置換は血流を保った軟部組織の有無に依存した.術後10ヶ月で好酸球の浸潤がみられ,ウシ・アプロチニンヘの免疫反応が疑われた.乾燥硬膜上の分解吸収と結合組織化は明らかに遅延し,4週間を過ぎてもclotは残存していた.fibrin吸収後の肉芽腫形成と組織修復が期待できない部位では,遅発性髄液漏出が生じる可能性がある.
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工藤 純夫, 和智 明彦, 佐藤 潔
原稿種別: 本文
1995 年 4 巻 4 号 p.
370-375
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
フリー
MRIを用いて髄液の拍動速度を測定することで,脊髄くも膜下腔内をゆっくり移動する髄液を捉える方法を開発した.本方法により髄液循環における拍動とは異なった髄液のゆっくりした移動が測定可能と考えられた.各年齢層の正常例において,頸髄周囲4箇所の髄液拍動と移動の測定を試みたところ,髄液のゆっくりした移動は脊髄腹側が背側,側面のものに比較して有意に遠かった.また脊髄腹側の髄液移動と髄液拍動速良には正の相関がみられた.髄液のゆっくりした移動速度の年齢分布は乳児期から加齢とともに増加する傾向を有し,10歳前後で100〜200mm/minとpeakに達した.また,頭蓋骨縫合の癒合を認めない新生児,乳児では,1心拍間の髄液移動距離は少ないものの心拍数は多く,1分間の移動距離(速度)は成人に匹敵するかそれを上まわる特徴があった.
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安本 幸正, 佐藤 潔, 坂田 英治
原稿種別: 本文
1995 年 4 巻 4 号 p.
376-382
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
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46例の聴神経鞘腫を腹臥位,後頭法にて除去した.術前の聴力障害は腫瘍の性状のみならず,腫瘍被膜が聴神経,または,脳幹といかに癒着しているかに関わることが明らかとなった.術後,聴力保存率は43%であったが,径2cm以下の腫瘍,聴神経との癒着がない腫瘍,そして,術前語音弁別能良好例に,術後聴力保存を達成し得る確率が高いことが明らかとなった.腫瘍除去に際し,腫瘍被膜が聴神経や脳幹と強く癒着する例では,一部被膜の剥離を回避する(near-total removal)ことにより,聴力保存が達成される可能性があると考えられた.
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安井 敏裕, 坂本 博昭, 岸 廣成, 小宮山 雅樹, 岩井 謙育, 山中 一浩, 西川 節, 矢倉 久嗣, 夫 由彦, 永田 安徳, 田村 ...
原稿種別: 本文
1995 年 4 巻 4 号 p.
383-388
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
フリー
過去8年8カ目の間に50例(巨大脳動脈瘤は除く)の未破裂脳動脈瘤を経験した.破裂脳動脈瘤症例に合併したものが35例,偶然発見例が15例であった.41例(80%)に手術を行った.41例中,38例でネッククリッピング,2例でコーティング,1例で近位側閉塞を行った.これら手術例41例中5例で問題が生じた.すなわち,手術方法そのものに関わるもの3例(術後の破裂2例,術後の脳幹虚血1例)と,術前後の管理不備によるもの2例(術後の痙攣重積1例,術後の呼吸不全1例)であった.未破裂脳動脈瘤の手術は極力安全に行う必要がある.そのためには,十分な術前後の管理および確実な手術方法の検討が必要である.
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寺坂 俊介, 澤村 豊, 阿部 弘, 伊藤 文生, 斎藤 久寿
原稿種別: 本文
1995 年 4 巻 4 号 p.
389-394
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
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従来からの後頭下側方開頭にいくつかの工夫を加え,良好な術野を確保するとともに,術後の髄液漏や後頭後頸部の疼痛,変形を最小限にとどめることができた.工夫点は,(1)後頭後頸部の筋層を切断することなく解剖学的走行に沿って剥離する.この際,後頭部を走行する皮神経をできるかぎり温存する.(2)S状静脈洞の後方1/3が露出するまで乳様突起を削除する.(3)硬膜の牽引に縫合糸を用い,S状静脈洞の一部も翻転し,術者から見てS状静脈洞が上方凸となるようにする.(4)開頭時に得られる骨小片とフィブリン糊を混合し,これによる頭蓋形成を行い,剥離した筋層を解剖学的正常部位に戻すことの4点である.
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川口 昌彦, 大西 英之, 坂本 尚典, 清水 希功, 唐澤 淳
原稿種別: 本文
1995 年 4 巻 4 号 p.
395-399
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
フリー
頭蓋底手術29症例に対し,術中眼球運動神経モニタリングを施行した.動眼神経,滑車神経,外転神経を頭蓋内より双極電気刺激し,下直筋,上斜筋,外直筋より複合筋活動電位を記録した.動眼神経,外転神経のモニタリングは容易であったが,滑車神経のモニタリングは記録電極の刺入が困難であった.また,筋弛緩薬調節投与下でもモニタリングは可能であった.
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松山 眞千, 浅田 英穂, 並木 淳, 河瀬 斌, 戸谷 重雄
原稿種別: 本文
1995 年 4 巻 4 号 p.
400-403
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
フリー
46歳,男性.側頭部に原発し,頭蓋内進展を示した悪性線維性組織球腫と診断された.悪性線維性組織球腫は,軟部組織由来の肉腫のうら1/4〜1/3を占めるが,頭蓋に発生したものは少ない.この症例では広範な切除を行ったにもかかわらず,早期よりの再発を認め,補助療法を行い得なかった.本疾患では,早期診断および広範囲切除,さらに放射線治療が必要と考えられた.頭蓋内発生例について,文献的に検討を加えた.
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谷 茂, 清水 隆
原稿種別: 本文
1995 年 4 巻 4 号 p.
404-408
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
フリー
物がだぶると訴えた視覚保続症例を報告した.本例の視覚保続は,現在の全視野上の直接像に,視軸を変える毎に直前に見えていた像が消失せず,2〜3秒間重なる現象であった.この視覚保続は腫瘍摘出により完全に消失した.この症例はfalcotentorial meningiomaが両側後頭葉,脳梁を圧迫したことにより視覚保続を起こしたと思われた.falcotentorialやoccipitalの腫瘍では,患者が物がだぶるとかちらつくと訴える場合,視覚保続を念頭において注意深い問診が必要である.
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奥野 修三, 落合 慈之, 永井 政勝
原稿種別: 本文
1995 年 4 巻 4 号 p.
409-414
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
フリー
涙腺に原発した腺様嚢胞癌(以下,ACC)は稀とされるが,今回対照的な臨床経過をとった2症例を報告する.またMIB-1染色によるACC増強能に関する検討を加える.症例1は63歳,男性で,初回に選択的腫瘍摘出術と放射線照射を行い,16ヶ月後に大きな頭蓋内腫瘍として再発したsolid patternのACCである.その後部分摘出と放射線照射を試みたが,現在再び腫瘍は増大している.症例2はcribriform patternの45歳,男性例で,周辺組織を含めた腫瘍全摘出後に放射線照射を行い,16カ月間再発を認めていない.MIB-1染色では症例1でより高い陽性率が示されたことから,腫瘍細胞増殖能においてもACC solid patternは悪性性格が強いと思われる.ACCに対する治療の面からは腫瘍の根治的切除が最善であり,少なくとも腫瘍の周辺組織を含めた全摘出が好ましく,進行例では眼窩内容除去術も考慮する必要がある.さらに,術中病理診断にてsolid patternの場合には十分な切除範囲を設けることが重要である.放射線照射による腫瘍の縮小は一時的なことが多いため,残存腫瘍や再発例にも可能なかぎり外科的切除を計画すべきと思われる.
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久田 均, 高良 英一, 笠井 直人, 比嘉 靖
原稿種別: 本文
1995 年 4 巻 4 号 p.
415-420
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
フリー
海綿静脈洞炎に引き続き,内頸動脈海綿静脈洞部に細菌性動脈瘤が生じた1例を報告した.過去の26例の報告例について文献的考察を加えたところ,1)15歳以下の小児および男性に多い(48.1%),2)顔面周囲の感染巣が先行することが多い(57.7%),3)髄膜炎の合併が多い(70.4%),4)経過をおって拡大する例が多い(55%),5)生命予後は良好である(96.3%)などの特徴を有していた.文献的考察およびわれわれの経験より,動脈瘤拡大例に対してはinternal carotid artery ligationあるいはtrappingなどの手術的治療を要すと考えられた.
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菅野 秀宣, 中野 英樹, 板東 邦秋, 籾山 安弘, 宮岡 誠
原稿種別: 本文
1995 年 4 巻 4 号 p.
421-424
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
フリー
37歳,男性.糖尿病が基礎疾患にあり,右顔面腫脹および右視力の低下を訴え入院.CT検査で副鼻腔内,眼窩内に等吸収域を呈し,鼻腔粘膜のbiopsyにてムコール菌症と診断された.経過中,神経学的所見およびCT検査より脳膿瘍が疑われた.全身状態不良のため局所麻酔下にドレナージ術を施行.術後CT所見および神経症状は改善し独歩退院した.現在1年10ヶ月を経過しているが,脳膿瘍の再発はみていない.脳型ムコール菌症は予後不良の疾患として知られているが,本症例はbiopsyにより早期診断され,的確な治療が開始された.退院後も有意義な自力生活を送っている.脳型ムコール菌症の治療は早期診断と早期治療が予後の改善に重要であると考え,文献的考察も加えて報告した.
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内沢 隆充, 川口 進, 柏葉 武, 下山 三夫
原稿種別: 本文
1995 年 4 巻 4 号 p.
425-428
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
フリー
未破裂内頸動脈瘤の手術後に,外転神経麻痺を生じた症例を報告した.開頭時の不用意な上眼窩裂の削開,圧迫が原因と考えられた.外転神経はZinn氏環(annulus of Zinn)の付近で三叉神経第一枝の内側から外側へ出てくるため,外側から障害されやすいと考えられる.開頭時の蝶形骨小翼の削除範囲について文献的に考察した.
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森岡 隆人, 西尾 俊嗣, 中山 英樹, 片山 邦弘, 蓮尾 金博, 藤原 繁, 福井 仁士
原稿種別: 本文
1995 年 4 巻 4 号 p.
429-433
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
フリー
石灰化硬膜外血腫の3例を報告した.症例1は6歳時に先天性水頭症の診断で脳室心房短絡術を受け,それから10年以上経過後,一側に石灰化硬膜外血腫を,他側に石灰化慢性硬膜下血腫をきたした.症例2は著明な水頭症を伴う全前脳胞症で,0生日に脳室腹腔短絡術を行い,急性硬膜外血腫を起こし,これがその後石灰化した.症例3は脳室内の神経膠腫で,腫瘍摘出後,開頭部位の対側に硬膜外血腫をきたし,これが石灰化したものである.石灰化硬膜外血腫は石灰化慢性硬膜下血腫と同様,シャント術や脳室内手術後の長期の合併症として,念頭におくべき病態である.
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八塚 如, 秋山 雅彦, 松本 賢芳, 真田 祥一, 沼本 ロバート知彦, 諸岡 暁, 阿部 敏昭
原稿種別: 本文
1995 年 4 巻 4 号 p.
434-436
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
フリー
成人のVAシャントを行う際,心房側チューブを右心房内に正しく設置する方法を開発した.すなわち,経皮的に内頸静脈を穿刺し,血管撮影用の8Frのsheath introducerを留置したのち,先端までガイドワイヤ一を通した心房側チューブをX線透視下で挿入していくと,容易に右心房内に誘導することができる.
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原稿種別: 付録等
1995 年 4 巻 4 号 p.
437-438
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1995 年 4 巻 4 号 p.
439-440
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1995 年 4 巻 4 号 p.
441-442
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1995 年 4 巻 4 号 p.
App8-
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1995 年 4 巻 4 号 p.
445-
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1995 年 4 巻 4 号 p.
446-
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 表紙
1995 年 4 巻 4 号 p.
Cover12-
発行日: 1995/07/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
フリー