認知心理学研究
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13 巻 , 1 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
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原著
  • 日隈 美代子, 漁田 武雄
    原稿種別: 原著
    13 巻 (2015) 1 号 p. 1-11
    公開日: 2016/02/16
    ジャーナル フリー
    三つの実験によって,主観的新旧反応率によるキャリブレーション曲線と,名義的新旧反応率によるキャリブレーション曲線と比較することにより,意味情報と感覚情報が再認の正確さと確信度評定の関係に与える影響を調べた.これらの実験において,学生(n=273)は単語の意図学習を行い,その後,再認テストと自身の再認判断に対する確信度を評定した.意味情報のキャリブレーション曲線に対する影響を調べるため,新旧の項目の紛らわしさを変化させた.実験1(視覚)と2(聴覚)は,学習と再認の提示を,同一の感覚モダリティで行った.実験3は,聴覚提示による学習と,視覚提示による再認テストを行った.名義的反応率の分析は,先行研究の結果と同様に,意味的な紛らわしさが影響し,新項目は傾きが小さい,もしくは右下がりのキャリブレーション曲線を示した.対照的に,意味情報か感覚情報のどちらかが再認判断に使用可能であれば,主観的反応率の分析では正のキャリブレーション曲線になった.本研究の結果は,再認判断での主観的反応率での分析の重要性を示している.
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資料
  • 清水 寛之, 金城 光
    原稿種別: 資料
    13 巻 (2015) 1 号 p. 13-21
    公開日: 2016/02/16
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,日常記憶質問紙(the Everyday Memory Questionnaire, EMQ)を用いて,成人期における日常記憶の自己評価に関する発達的変化を明らかにすることである.299名の一般成人(19~25歳の若齢者99名,38~55歳の中年者97名,63~75歳の高齢者103名)が本調査に参加し,日常生活における記憶活動の忘却や記憶失敗に関する28項目についての発生頻度を“最近6カ月で1回もない”から“日に1回以上”までの9件法で評定した.先行研究(清水・高橋・齊藤,2006, 2007など)によるEMQの因子構造に基づいて全項目を五つの下位項目群に分類したうえで項目群ごとに各年齢群の評定値を比較したところ,その発達的変化は(a)若齢者=中年者=高齢者,(b)若齢者>中年者>高齢者,(c)若齢者=中年者>高齢者,(d)若齢者>中年者=高齢者,(e)若齢者>高齢者,の五つのパターンに分かれた.日常記憶の自己評価は成人期に自己の記憶能力に対して悲観的な見方から楽観的な見方へと段階的に移行していくことが示唆された.
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  • 渡辺 晃, 分部 利紘, 綿村 英一郎, 高野 陽太郎
    原稿種別: 資料
    13 巻 (2015) 1 号 p. 23-30
    公開日: 2016/02/16
    ジャーナル フリー
    系列学習に関する研究により,学習後に睡眠を経ることで,先行チャンク内項目の検索と並行した後続チャンク内項目の検索が促進されるという,“記憶の固定化”が示されてきた.しかし,学習した系列の記憶表象に睡眠がいかなる変化をもたらすのかについては未解明であった.われわれは,学習後の睡眠がチャンク間の結合を強化するのか,それとも,個々の項目間の結合を強化するのか検証した.参加者は二つのチャンクにより構成された系列を学習した後,その系列の中間部分,すなわち先行チャンクの後半から後続チャンクの前半にかけての部分系列を,それ単体もしくは系列全体の一部として実行した.結果,同部分系列に対する運動速度が睡眠により向上したのは,それを系列全体のなかに埋め込む形で実行した場合にのみ限られた.これは,睡眠が強化するのは項目同士ではなくチャンク同士の結合であること,およびチャンクの構造は記憶の固定化後も保持されていることを示唆する.
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特別寄稿
学会参加報告
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