日本大腸肛門病学会雑誌
Online ISSN : 1882-9619
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45 巻 , 8 号
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  • 八尾 恒良
    1992 年 45 巻 8 号 p. 1065
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
  • 高野 正博
    1992 年 45 巻 8 号 p. 1065a
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/12/03
    ジャーナル フリー
  • 桜井 俊弘, 八尾 恒良, 二見 喜太郎, 有馬 純孝
    1992 年 45 巻 8 号 p. 1066-1072
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    Crohn病113例中,肛門病変合併例は90例(79.6%)であり,肛門周囲膿瘍・痔瘻,肛門乳頭腫大,skin tag,裂肛・肛門潰瘍の順で多かった.肛門部の視診・指診で診断可能であったのは69例(61%)であり,肛門周囲膿瘍,痔瘻,skin tagのいずれかが認められた.視診・指診で診断不能であったのは21例であり,軽症の裂肛および肛門乳頭腫大が単独に存在する症例であった.肛門病変と腸病変の関係では大腸病変がある症例では51例中44例(86.3%)に肛門病変がみられ大腸病変がない症例と比較すると多い傾向にあった.直腸病変が存在する症例では全例に肛門病変がみられた.下部直腸からの生検による類上皮性肉芽種の検出率は32%であった.以上より,肛門鏡を日常診察に用いない一般の内科医でも肛門部の視診および指診にて肛門病変を発見することにより,約60%の確率でCrohn病の診断のきっかけを得ることができる.臨床的にCrohn病が疑われる場合は腸病変の検索と同時に肛門部の診察を欠かさないことが重要である.
  • 福田 能啓, 田村 和民, 平川 博之, 小坂 正, 奥井 雅憲, 山村 誠, 里見 匡迪, 下山 孝
    1992 年 45 巻 8 号 p. 1073-1078
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    痔瘻を有するCrohn病に対する有効な治療法がないので対症的に緩解導入とその維持が治療の主眼となっている.成分栄養剤を用いた栄養療法が痔瘻を有するCrohn病(痔瘻群n=29)の緩解導入および緩解維持に有用であるか否かを検討するために痔瘻を有していないCrohn病(非痔瘻群n=107)を対照に,緩解率と緩解維持率を比較した.緩解率は痔瘻群で25%,非痔瘻群で82%であり,平均緩解維持期間はそれぞれ616日,1484目であった.さらに維持療法においては成分栄養剤の1目の投与量が理想体重1kgあたり30kcal以上であり経口摂取の脂肪量が209/目以下である場合には非痔瘻群は言うに及ばず痔瘻群においても長期の緩解維持が可能であった.以上より成分栄養剤を用いた栄養療法は痔瘻を有するCrohn病の緩解導入・緩解維持に有用であることが示された.
  • 北野 厚生, 岡部 弘, 仲川 真紀, 渡辺 芳久, 田端 晃博, 緒林 誠, 安田 勝紀, 友渕 基, 福島 龍二, 中村 志郎, 小畠 ...
    1992 年 45 巻 8 号 p. 1079-1083
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    Crohn病102症例中肛門病変合併は30例(29.4%)にみられた.本症における消化管,あるいは全身的症状の出現以前における肛門病変の出現は7例(23.3%)であり,このうち大腸型Crohn病の5例中4例は肛門周囲膿瘍・痔瘻に至っている.肛門病変の種類別頻度は,肛門周囲膿瘍23例(76.6%),skin tag 6例(20%),直腸腔瘻3例(10%)である.Crohn病の腸管病変別の頻度は小腸型14例(47%),小腸・大腸型6例(20%),大腸型10例(33%)であり,これらのうち大腸病変を含有する場合においては肛門病変は53.3%を占めた.内科的治療と肛門病変との関連性は認められないが,Crohn病発症の早期の段階のdisease activityの高い時期に出現する傾向が強く,初期の治療の重要性が示唆された.
  • 岩垂 純一, 隅越 幸男, 小野 力三郎, 黄田 正徳, 東 光邦, 吉永 栄一, 碓井 芳樹, 尾島 博, 塩谷 猛, 山名 哲郎, 大堀 ...
    1992 年 45 巻 8 号 p. 1084-1091
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    Crohn病に合併する痔瘻病変への外科治療を検討するため自験手術例32例に検討を加えた.肛門病変を初発としたものは手術例の34.4%(11/32例)を占め,痔瘻術後の難治創からCrohn病発見となった例が18.8%(6/32例)にみられた,Crohn病に合併する痔瘻の特徴としては病変の多発するものが21.9%(7/32例)に,原発口を裂肛とするものが18.8%(6/32例)にみられた.また痔瘻の型の頻度は通常の痔瘻と同様であったが,瘻管走行の特異なものが43.8%(14/32例)にみられた.括約筋温存術式は低位筋間痔瘻8例,高位筋間痔瘻2例,坐骨直腸窩痔瘻12例に行われたが再発や治癒の遅れは坐骨直腸窩痔瘻の各1例に認めただけであった.痔瘻術後も予期せぬ難治の経過を示す例にはCrohn病を疑う必要がある.またCrohn病に伴う痔瘻にはCrohn病と直接関係ある痔瘻以外は積極的に愁訴改善のために手術を行うべきで術式としては積極的に括約筋温存術式を選択すべきであるである.
  • 佐々木 巌, 舟山 裕士, 松野 正紀
    1992 年 45 巻 8 号 p. 1092-1097
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    Crohn病計70例の外科治療例のうち47例(67%)に肛門部病変の合併を認めた.病型別にみると小腸大腸型,大腸型に高頻度に合併が見られ,とくに直腸病変にはほとんどの例で合併していた.内訳は肛門周囲膿瘍,痔瘻が39例(83%)と最も高頻度で,skin tag,肛門腫脹(痔核既手術例2例をふくむ)が14例(30%),ついで裂肛,潰瘍2例,直腸腟瘻2例,肛門狭窄3例であった.肛門周囲膿瘍,痔瘻に対する現時点での最終的な外科治療についてみると,自潰,または切開排膿は19例で治癒したのは2例のみであった,切開開放術は10例に,括約筋温存痔瘻切除術は4例に行v,全例に治癒が見られ良好な成績が得られた,ストーマ造設術は5例に行ったが,いずれも直腸病変を有する難治例であり3例に直腸切断術を余儀なくされた.痔瘻手術後の排便困難を伴う肛門狭窄例2例に対し肛門拡張を指導したが,症状は消失し有効な方法であると考えられた.
  • 高木 幸一, 藤好 建史, 藤本 直幸, 藤吉 学, 前川 忠康, 吉田 敏毅, 江藤 公則, 副島 真一郎, 藤本 正明, 菊池 隆一, ...
    1992 年 45 巻 8 号 p. 1098-1106
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    Crohn病にともなう肛門病変に対する外科的療法の有用性を明らかにする目的で,86例の手術症例の長期治療成績について検討を行った.痔瘻,肛門周囲膿瘍71例の初回手術による根治率は61%であった.再手術後の根治率は75%,再々手術の根治率は50%であった.裂肛,肛門狭窄,潰瘍,スキンタグ症例に対してはそれぞれ4例,1例,2例,1例に手術が行われ再発症例はなかった.直腸腟瘻では3例に手術が行われ,1例が再発し再手術によ'り根治した.以上の結果からCrohn病に伴う肛門合併症に対する外科的治療は有用であると考えられた.Crohn病の肛門合併症に対しては,活動性の腸病変が存在する場合は,まず腸病変の鎮静化を行い,これにより肛門病変の変化を観察する.そして保存療法によって病変および症状の改善が認められない場合には外科的治療の検討を行い肛門病変の詳細な評価のもと根治性の高い手術術式を選択すべきであると考えられる.
  • 安富 正幸, 森川 栄司
    1992 年 45 巻 8 号 p. 1107-1112
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
  • 森田 隆幸, 山中 祐治, 中村 文彦, 今 充
    1992 年 45 巻 8 号 p. 1113-1122
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    直腸癌に対する括約筋温存手術,とくに低位前方切除術(以下,低前切)の適応が,どのような因子によって制約されるのかを知るために,温存手術か,直腸切断術か,両術式選択の接点にあるRb下部直腸癌を対象に臨床病理学的因子;腫瘍先進部での組織移行,肛門側壁内進展と両術式の手術成績を比較した.その結果,残存直腸,肛門管,括約筋群に癌の遺残がないと判断され,歯状線より1cm以上口側の直腸が温存される症例には低前切の適応があると考えられ,それにより直腸切断術と同等の手術成績が得られた.しかし,少数例ではあるが,腫瘍先進部を含め組織型が低分化な例や壁内進展を示す例ではそれら・が低前切適応のriskfactorとなる可能性が示唆され,この問題の解決が急がれる.一方,術後の排便機能でも目常生活に支障のない機能の温存が得られるが,吻合部より口側腸管の異常運動の存在も示唆され,それがどのように関与するのか今後の研究課題である.
  • 寺本 龍生, 渡辺 昌彦, 長谷川 博俊, 加瀬 卓, 捨田利 外茂夫, 藤田 伸, 郭 宗宏, 川野 幸夫, 川本 清, 北島 政樹
    1992 年 45 巻 8 号 p. 1123-1131
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    術後のquality of lifeの観点から,直腸癌手術において可及的に自然肛門を温存する努力がなされており,Rs,Ra癌に対しては括約筋温存術が標準術式であるとつても過言ではない.Rb癌でも,技術的に可能であれば括約筋温存術により十分根治性が得られ,吻合法も器械吻合がその多くを占めている.さらに低位で吻合せざるを得ない場合には経肛門的に口側結腸断端と肛門側断端を吻合する経肛門的結腸肛門吻合術(PAA)が適応とされる.教室では1980年よりPAAを導入したが,同時期の腹会陰式直腸切断術(APR)と比較しても生存率,再発率,とくに局所再発率において有意の差はみられなかった。PAA術後の排便機能も,術後早期には障害されるが12ヵ月経過すると日常生活に支障がない程度に回復した.Rb癌の括約筋温存術として,器械吻合が困難な場合は,PAAが良好な術後の排便機能を保持し得る限界の術式である.
  • 大木 繁男, 舛井 秀宜, 今井 信介, 松尾 恵五, 浜畑 幸弘, 山口 茂樹, 嶋田 紘
    1992 年 45 巻 8 号 p. 1132-1138
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    術後の排尿機能障害および男性性機能障害を最小限にする目的でわれわれは過去9年間に375例の直腸癌に対して自律神経温存手術を行った,自律神経温存術で最も問題となることは神経を残すことにより癌に対する根治性がそこなわれないか,そしてこの手術の適応はどのような進行度かということである。そこで自験例の生存率および局所再発率を算出し拡大郭清を伴う直腸切除術または直腸切断術症例と比較した.ただし自律神経温存群と拡大郭清群は無作為抽出法によるものではなくhistororical controlである.自律神経温存症例の累積5年,9年生存率は77.7%,70.3%(n=375)であった,また拡大郭清例の累積5年,9年生存率は62.5%,57.2%(n=204)であった.つぎに占居部位,深達度,リンパ節転移,組織型の因子から分類して生存率を拡大郭清症例と比較したが,すべての群で自律神経温存症例が拡大郭清症例よりよいか同等であった.また自律神経温存症例の累積5年局所再発率は12.6%,拡大郭清症例は23.1%であった.下部直腸癌についてpm,a1,a2の深達度にわけて自律神経温存症例の局所再発率をみても拡大郭清症例とかわりなかった.このなかでも深達度pm,n(-),高分化腺癌の条件を満たすものはとくに術後成績が良く自律神経温存の適応としてもよい1これ以上進行した直腸癌では癌に対する根治性をまず優先し癌の肛門側縁から2cm以上離れたところで部分的な温存が可能であれば自律神経を温存する.
  • 森 武生
    1992 年 45 巻 8 号 p. 1139-1144
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    One hundred and twelve patients have been received the autonomic nerve rese ved curative resection for rectal cancer since 1986 in our department. Among them 60 were with lower rectal cancer. About two thirds were in Dukes C stage. Cumulative 5 years survival rate was 83%. These patients were randomely devided in three groups:1. Unilateral autonomic nerve reservation. 2. Nerve reservation and radiation post operatively (50 Gy) to reserved side. 3. Reservation radiation + 5 FU venous injection 250ng/60 dy just before radiation. Though the follow period is still 37 months in average, no significant deference is observed yet among these three groups. The urinary function of the patients was successful in all patients but sexual function in male especially for ejaculation was remained in only one thirds of those who received unilateral reservation.
  • 更科 広実, 斉藤 典男, 布村 正夫, 中山 肇, 滝口 伸浩, 豊沢 忠, 佐野 隆久, 中島 伸之, 井上 育夫, 白井 芳則
    1992 年 45 巻 8 号 p. 1145-1151
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    進行直腸癌に術前照射を併用した機能温存手術の治療成績を検討した,各種画像診断法による腫瘍の縮小率は組織学的著効例ほど高い傾向がみられた.組織学的には照射により局所再発high risk因子(壁深達度,ew,n)の改善が認められ,合併切除例の減少と縮小手術の増加が示唆された.とくに術前照射例の壁深達度ss(a1)以下の症例には側方リンパ節転移が全て陰性であったことから,このような術前照射著効例では骨盤神経叢の温存が可能と考えられた.この神経叢を温存した術式では,術後の排尿障害や性機能障害の頻度が低下し,良好な機能温存が得られていた.
  • 沢田 俊夫, 武藤 徹一郎
    1992 年 45 巻 8 号 p. 1152-1158
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    東大第1外科において13例のm癌,18例のsm癌,4例のpm癌,1例のa1癌(合計36例)に対して局所切除術が施行された('67-'91).局所切除術のほとんどがRb癌に対して施行され(83.3%),より肛門管に近いものに経仙骨的切除や経肛門的切除が選択されていた.有茎性の病変は4例と少なく,無茎(Is),平坦陥凹型(IIa+IIc)病変がそれぞれ9例と多くかった(50%).絨毛腫瘍や結節集簇様病変には経仙骨的切除術が行われていた(6例中4例).経肛門的切除は2cm以下に,経仙骨的・括約筋的切除は4cm以上の病変に行われていた.その結果,縫合不全は2例であり(5.6%),sm癌の癌遺残または局所再発例は2例(11.1%)であった.再発例は経肛門的切除でリンパ管侵襲陽性であり,追加切除を施行して再発はない.sm癌でリスクファクター陽性例には経仙骨的あるいは経括約筋的切除が望ましいと判断される.
  • 1992 年 45 巻 8 号 p. 1159-1222
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
  • 1992 年 45 巻 8 号 p. 1223-1289
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
  • 1992 年 45 巻 8 号 p. 1290-1294
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
  • 1992 年 45 巻 8 号 p. e1
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
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