日本大腸肛門病学会雑誌
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45 巻, 3 号
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  • 5-Fu門脈内投与による転移抑制効果
    君村 博
    1992 年 45 巻 3 号 p. 259-265
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/12/03
    ジャーナル フリー
    大腸癌肝転移に対する化学療法,とくに門脈内5-Fuの有用性について実験的検討を行った.マウス大腸癌colon 26 1×105個/mlの細胞浮遊液0.05mlを脾臓より門脈内へ移植し,肝転移モデルを作製した.評価可能な転移、巣は組織学的に移植後4日目,肉眼的には14日目に確認できた.至適濃度である1回量50mg/kgの5-FUを細胞移植当日より3日間で総量150mg/kg門脈内へ投与を行った.その結果,肝表面の転移巣は0.5±1.0個で,未治療群の8.9±3.4個に比し,有意に減少した.さらに平均生存日数においても48.8±8.3日と,未治療群の19.8±1.8日に比べ有意に延長し,延命効果が得られた,またこの肝転移抑制効果は,組織学的検討より転移成立の比較的早期より認められた.すなわち,5-Fuの門脈内投与を行ったことにより腫瘍細胞の着床増殖を抑制したものと推測され,臨床応用の可能性が示唆された,
  • 辻田 和紀, 船橋 公彦, 渡邊 正志, 長谷部 行健, 山下 茂一, 安藤 薫, 後藤 友彦, 鳥越 義房, 桑原 利章, 永澤 康滋, ...
    1992 年 45 巻 3 号 p. 266-272
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/12/03
    ジャーナル フリー
    大腸癌67例につき同一腫瘍内の異なる5つの部位の核DNA量をflow cytometryにて測定し,DNA heterogeneityの頻度,臨床病理学的所見との関係につき検討した.部位によりploidy patternに違いがみられたのが16例,すべてaneuploidyであるがDNA indexの異なる細胞集団がみられたのが11例で,計27例(40.3%)にheterogeneityが認められた.heterogenityの有無と腫瘍の部位,大きさ,深達度,リンパ管侵襲,リンパ節転移の有無,stageとは相関がみられなかったが,中分化腺癌,静脈侵襲陽性例,肝転移例はheterogeneityを有した症例の方が有意に多かった.また深達度s(a2)以上,肝転移例,stage III以上の進行例はaneuploidyのみでheterogeneityのみられた症例でその頻度が最も高かった.つぎに,生検組織と手術摘出標本とのDNA indexの値を比較したところ,全体では良好な相関が得られたが,heterogereityを有する症例では相関はみられなかった.
  • 藤本 直幸, 高野 正博, 藤好 建史, 高木 幸一, 藤吉 学, 河野 通孝, 辻 順行, 佐々木 俊治, 前川 忠康, 吉田 敏毅
    1992 年 45 巻 3 号 p. 273-281
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/12/03
    ジャーナル フリー
    大腸カルチノイドの開腹症例14例について,臨床病理学的に分析を加えた.大腸カルチノイドの診断は色調,形態,硬さ,生検などによって行われるが,粘膜下腫瘍様の形態を取るため深達度診断が難しく,大きさや場所によって治療方針が決定されるのが現状である.右側結腸に発生したものは,症状が出現しにくく癌同様発見が遅れるため,開腹手術となるケースが多い.ところが直腸カルチノイドは近年内視鏡の発達によって,1cm未満の症例に対してはポリペクトミーによって治療が完了するといわれている.1cm以上になると,局所切除あるいは開腹手術を行わなければならない.2cm以上では開腹の絶対適応であることは多くの文献で述べられているが,1cm以上,2cm未満でしかも深達度sm以上の症例では,リンパ節転移陽性の可能性があり,慎重に取り扱う必要がある.
  • 島崎 猛
    1992 年 45 巻 3 号 p. 282-291
    発行日: 1992年
    公開日: 2010/03/03
    ジャーナル フリー
    ヒト正常腸内フローラ最優勢菌種の一つであるBacteroides vulgatusの組織培養細胞に対する細胞障害性(細胞変性効果,CPE)について検討した.潰瘍性大腸炎(UC)患者由来株47株中40株,健常成人由来株38株中22株の培養濾液がTCMK-1,HeLa-S3,Vero,HEp-2およびIntestine-407細胞のいずれかにCPE陽性を示した.CPE陽性株はUC患者由来株で有意に多く(P<0.01),CPE陽性株の培養炉液のpHは4.57±0.23で,CPE陰性株に比し有意に低値であった(P<0.001).UC患者由来IS-22-21株は上記のすべての細胞にCPE能を有し,ウサギ結紮腸管ループにUC様病変を伴う液体貯留を引き起こした.CPE惹起物質は加熱および蛋白分解酵素処理に対し安定で,分子量は1,000以下と推定された.またこの物質は有機溶媒により抽出されること,培養炉液のpHを7.2に調整するとCPE能が失われること,有機酸分析の結果CPE陽性株では培養濾液中に著明なコハク酸の増加(3.8-4.0mg/ml)が認められること,さらには3.8mg/mlのコハク酸単独でも各種培養細胞に対するCPEが認められ,ウサギ結紮腸管ループに液体貯留が引き起こされることからB.vulgatesの産生する多量のコハク酸がCPE能,すなわち細胞障害性の発現に関与し,UCの発症に何らかの影響を及ぼしている可能性が示唆された.
  • 肝切除後の残肝再発に対する再肝切除
    吉川 宣輝, 土屋 裕一
    1992 年 45 巻 3 号 p. 292-296
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/12/03
    ジャーナル フリー
    大腸癌の肝転移巣に対する唯一の根治的治療法は外科的切除であり,今日では広く行われるようになってU・る。当施設では大腸癌肝転移74例に対して肝切除塗施行し,治癒的な肝切除例の5年生存率は24.5%であった.しかし残肝再発も多い.1991年6月までに再発を確認したのは治癒的肝切除56例中の38例であるが,そのうち29例は残存肝に再発が認められた.残肝再発例に対しては,TACE,エタノール局注,肝動脈挿管動注等の積極的治療を行ったが,なかでも7例に対しては再度の肝切除を試みた.2例は試験開腹に終わり,再肝切除が施行できたのは5例である.1例は再肝切除に加えてTACEを追加したため,肝不全で死亡した.その他の4例はすべて初回肝切除後,3年以上の生存が得られており,再肝切除術は残肝再発例に対する有効な治療法と思われる.
  • 古川 正人, 中田 俊則, 草野 敏臣, 酒井 敦, 林 〓欽, 田代 和則, 渡部 誠一郎, 山田 雅史, 内野 広文, 藤井 秀治
    1992 年 45 巻 3 号 p. 297-303
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/12/03
    ジャーナル フリー
    本邦におけるCrohn病の家族内発生は極めて稀であるが,われわれは兄弟発生例を経験したので報告する.症例1:15歳男(弟),昭和51年3月,回盲部痛あり近医にて虫垂切除を受けたが,虫垂は正常で,回盲部に腫瘤を認められ本院へ紹介入院した.小腸造影にて回腸末端の狭窄と瘻孔形成を認めCrohn、病と診断,回盲部切除を施行,回腸に縦走潰瘍と腸間膜に瘻孔を認めた.術後15年再発もなく健在である.症例2:29歳男(兄),22歳時,虫垂切除を受けたが,その後も時に腹痛があった.6年後の昭和63年3月腹痛にて来院,小腸造影にて回腸末端の狭窄と瘻孔形成およびS状結腸の狭窄が認められ開腹,回腸約150cmとS状結腸を切除した.回腸には縦走潰瘍とskip lesionを認めた.術後3年再発の兆候はない.また,HLA抗原の検索では,症例2(兄)にお移て,BW61を認めたにすぎなかった.
  • 瀬尾 泰雄, 有地 茂生, 村上 元正
    1992 年 45 巻 3 号 p. 304-310
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/12/03
    ジャーナル フリー
    blind looPに癌が発生したとする報告は極めて少なく,本邦では本例を含めわずか4例をみるにすぎない,今回,blind looPの盲腸に発生した大腸癌の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.症例は68歳の女性,16歳時に回腸末端閉塞症の診断で,回腸横行結腸側々吻合術を受けており,何ら自覚症状はなく,消化管の精査目的で当院を受診した,注腸検査において,右半結腸がblind loopとして残存し,しかも盲腸に3cm大の限局した結節状隆起性陰影を認め,blind loopに発生した盲腸癌と診断した.吻合部を含む右半結腸切除,R3のリンパ節郭清を行い,回腸横行結腸端々吻合にて再建した.組織学的に腫瘍は高分化腺癌で,回盲弁(Bauhin弁)下唇近傍を中心に発生した盲腸癌であった.病期分類はHo,Po,pm,n(-),lyo,vo,stage Iであった.術後1年の現在,再発の徴候はない.
  • 前田 耕太郎, 橋本 光正, 西堀 英樹, 村山 良彦, 佐野 真, 片井 均, 酒井 章次, 洪 淳一, 山本 修美, 細田 洋一郎, 岩 ...
    1992 年 45 巻 3 号 p. 311-315
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/12/03
    ジャーナル フリー
    直腸Ra領域を中心とし,11cmに及ぶ粗大顆粒状隆起を呈したsm癌の1例を経験した.病理組織学的には高分化腺癌で,粘膜下層を中心に水平方向に進展し,癌周囲には高度の炎症性細胞浸潤を伴っており,1ylvonoであった.明らかな腺腫成分は認めず,癌中心部には,非癌正常粘膜の島状の残存がみられ,水平方向進展の顕著な本症例の早期癌における特異性について文献的に考察した.さらに明らかな腫瘤,潰瘍を形成せず,水平方向進展型の大腸癌で,炎症を伴う分化型腺癌を検索し,水平方向進展が顕著な癌で,周囲に炎症所見を伴う分化型腺癌は,生物学的に,より悪性度が低く,本症例は,その早期癌に位置するのではないかと考察した.
  • 落合 匠, 木下 祐宏, 森脇 稔, 重松 恭祐, 吉井 克己, 鈴木 隆文, 下田 勝己, 岡野 匡雄
    1992 年 45 巻 3 号 p. 316-320
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/12/03
    ジャーナル フリー
    消化管の平滑筋肉腫は胃,小腸に多いが,大腸とくに結腸にはきわめて稀な疾患である.今回下腹部膨満感を主訴としたS状結腸平滑筋肉腫の1例を経験した.症例は66歳,男性,下腹部膨満感を主訴に近医受診.注腸二重造影法にてS状結腸に異常を指摘され精査,手術目的にて入院.注腸二重造影法にてS状結腸に腫瘤性病変が認められ,大腸内視鏡検査でも同部位に粘膜下腫瘍を疑わせる病変が認められた.腹部CT検査では下腹部に腫瘤性病変が認められ,腹部血管造影検査ではS状結腸間膜に腫瘍濃染像が認められた.以上の結果よりS状結腸腸間膜腫瘍の診断で手術を施行した.手術所見としてはS状結腸腸間膜側に手拳大の腫瘤が認められ,S状結腸を含めた腫瘍全摘出術を施行した.病理組織学的診断ではS状結腸平滑筋肉腫であった.以上S状結腸平滑筋肉腫の1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.
  • 田島 幸一, 北市 隆, 福田 靖, 島田 良昭, 久下 裕, 大口 秀利, 降幡 睦夫, 大朏 祐治
    1992 年 45 巻 3 号 p. 321-325
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    成人腸重積症は腸腫瘍が原因となって生ずることが多く,稀ではあるがS状結腸の腫瘍の場合,重積をおこした結果肛門より脱出してくる例もある.しかし小腸の腫瘍が全大腸を通過して肛門から脱出してきた例は報告がない.本症例は回腸未端部に発生した脂肪腫が腸重積をおこし肛門より脱出した非常に稀な例である.患者は49歳,女性,朝排便時に突然肛門より手拳大の腫瘤脱出をみた.腰椎麻酔下に整復したが,発生部位がわからず後目精査を行った.大腸内視鏡ならびに注腸透視で回盲部の腫瘤の腸重積が予想され開腹術を施行した,腫瘤は横行結腸に存在したが,回盲部に発生したものが腸重積をおこしていたことが確認された.悪性を疑い右結腸切除を施行したが,術後病理検査にて良性の脂肪腫で発部原位は回腸未端と判明した.本症例を経験し,成人と小児との腸重積症の相違についても検討してみた.
  • 井上 達夫, 太田代 紀子, 安康 晴博, 吉田 基己, 太田代 安律, 志村 巌, 亀岡 信悟
    1992 年 45 巻 3 号 p. 326-329
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    症例は65歳,女性,1989年4月脳動脈瘤破裂に対して他医にてクリッピング手術施行後,5月下旬より水様性下痢が続き,大量下血を生じて,6月10日紹介入院となった.入院時,直腸に多発性の出血性潰瘍を認めたため,IVHおよびサラゾピリン投与による治療を開始した.約1週間の保存的療法で軽快退院し,その後前医にてV-P shunt手術施行。8月上旬,肛門および腟より再出血し,当院再入院となった.コロノスコープ所見では,歯状線に一致して直腸腟瘻を認め,その周囲に地図状潰瘍を認めた.全身状態不良のため,S状結腸人工肛門を造設し局所の安静を図ったところ,止血し,潰瘍の縮小を認めた.本症例は,急性出血性直腸潰瘍と診断したが,直腸腟瘻を形成したものは,本邦に報告例がなく,稀な1例と思われたので,若干の文献的考察を加え報告する.
  • 今村 幹雄, 新田 篤, 高橋 直典, 山内 英生, 國井 康男, 中嶋 正彦
    1992 年 45 巻 3 号 p. 330-335
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    直腸癌を合併した肛門周囲(以下,肛囲)Paget病は稀な疾患で本邦報告例も15例程度である.肛門直腸癌を合併し多発性肝転移を有した肛囲Paget病の1例を経験したので文献的考察を加えて報告する.症例は66歳の女性で,肛門部痛および排便時出血を主訴に来院した.約1年前より肛門部痛および掻痒感があったが,近医で湿疹として治療されていた.肛門縁より4~5cm口側にポリープ様病変が数個あり,また肛囲には境界鮮明,淡赤色の湿疹局面がみられた.血中CEA,CA 19-9,CA 125のいずれも高値を示し,腹部超音波およびCT検査で肝に多数の充実性腫瘤陰影を認めた.肛門ポリープ,肛囲皮膚病変および肝腫瘤の生検で共通して胞体の明るい異型細胞がみられ,alcian blue染色に陽性で,CEA染色で褐色を呈した.本症例ではすでに根治的切除は不可能で,5-Fuを用いた化学療法が姑息的に施行された.
  • 篠原 一彦, 小西 敏郎, 後小路 世士夫, 吉野 吾朗, 柚本 俊一, 三條 健昌, 出月 康夫
    1992 年 45 巻 3 号 p. 336-340
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    大腸癌他臓器転移に対し,Leucovorinと5-FUによるbiochemical modulation療法を施行した.対象は肝転移6例,肝・肺転移1例で,Leucovorin 20mg/m2の投与の直後に5-FU 425mg/m2を投与,これを5日間連続し1コースとし,1カ月ごとに反復した.肝転移5例に対しては選択的肝動注にて投与した.結果はCR1例,PR2例,NC2例,PD2例でPR以上の奏効率は43%であった.副作用は1例に白血球減少を認め,入院を要した他はいずれも軽微で外来で投薬を続けることが可能であった.大腸癌の他臓器転移に対して本療法は,きわめて有効なものと考えられた.
  • 猪野 満, 田中 隆夫, 武内 俊, 舘岡 博, 横山 昌樹, 松浦 修, 村田 暁彦
    1992 年 45 巻 3 号 p. 341-345
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    過去10年間の大腸癌切除例369例を対象としてpm癌30例(8.1%)の臨床病理学的特微と再発を中心に検討した.発生部位は直腸が20例と多く,主訴としては血便,下血が23例と多かった.肉眼的分類では腫瘤型が20例,潰瘍型が10例と腫瘤型が多かった.組織学的分類では高分化腺癌27例,中分化腺癌3例であった.肉眼型とリンパ管侵襲では腫瘤型のL型がly2以上6例と多かった.深達度とリンパ節転移率ではC型は31.3%で,L型では35.8%であった.深達度と血管侵襲ではC型で16例中7例(43.8%)にv1が,L型では14例中13例(92.9%)がv1以上であった.とくに腫瘤型のL型は10例とも陽性であった.再発症例は4例にみられ,いずれも腫瘤型のL型であった.再発形式は局所再発2例,多発骨転移1例,肺転移1例であった.全体の累積5年生存率は83.8%であるが,C型は5年生存率100%であった.
  • 角田 明良, 河村 正敏, 吉沢 太人, 中尾 健太郎, 井関 雅一, 丸森 健司, 張 仁俊, 保田 尚邦, 津嶋 秀史, 佐藤 徹, 横 ...
    1992 年 45 巻 3 号 p. 346-351
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    過去10年間に経験した固有筋層深達大腸癌(以下大腸pm癌)42例を肉眼分類により臨床病理学的に検討した.男性28例,女性14例であり平均年齢は62歳であった.占居部位,腫瘍最大径,組織型は腫瘤型24例と潰瘍型18例の間に有意な差は認められなかった.静脈侵襲陽性例は腫瘤型25%,潰瘍型61%と潰瘍型で有意に高率であった(P<0.05).リンパ節転移は腫瘤型では9%でn2転移に留まるが,潰瘍型では28%でn3転移例がみられた.治癒切除後の再発は,腫瘤型4%,潰瘍型18%と潰瘍型で高率にみられ,再発の主体である血行性転移は静脈侵襲陽性例で多かった.累積5年生存率は腫瘤型86%,潰瘍型65%で潰瘍型で低率であった.以上より大腸pm癌の治療は,腫瘤型ではR2,潰瘍型ではR3のリンパ節郭清が妥当であり,血行性転移に対する慎重なfollow-upが必要と考えられた.
  • 1992 年 45 巻 3 号 p. 352-360
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
  • 1992 年 45 巻 3 号 p. 361-375
    発行日: 1992年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
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