巻号一覧
61 巻, 9 号
選択された号の論文の4件中1～4を表示しています
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展望
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篠田 吉央2012 年 61 巻 9 号 p. 339-340
発行日: 2012/09/15
公開日: 2013/03/01
ジャーナル フリーPDF形式でダウンロード (246K)
解説
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瀬尾 眞浩2012 年 61 巻 9 号 p. 341-348
発行日: 2012/09/15
公開日: 2013/03/01
ジャーナル フリーアンダーポテンシャル析出（UPD）とは，水溶液中の金属イオンMz＋が金属Mとして析出する平衡電位よりも貴な電位領域で異種金属M'上に析出する現象である．UPDの一般的特徴について述べ，UPDが起きる電位領域の幅はM'とMの仕事関数の差に比例することを強調した．また，酸素還元反応，水素発生反応および金属腐食反応に及ぼすUPDの影響について述べ，反応機構に及ぼすUPD金属の役割を説明した．特にNi 基合金の微量Pbによる応力腐食割れに関連して，PbのUPDがNiの腐食に及ぼす影響について詳しく紹介した．さらに，UPD層の吸着構造から表面合金構造への変化やUPD金属と電解質アニオンの共吸着構造についても触れ，反応機構に及ぼすUPD金属の役割を明らかにするには電極界面のその場解析の重要性を指摘した．抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (673K)
ノート
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酒井 潤一2012 年 61 巻 9 号 p. 356-358
発行日: 2012/09/15
公開日: 2013/03/01
ジャーナル フリー本研究は，Alloy 182及び低合金鋼の25〜288℃間における電気化学的特性を調査することを目的とした．試験片には，Alloy 182 溶接金属及び低合金鋼を用いた．Alloy 182，低合金鋼の自然浸漬電位測定及びAlloy 182，低合金鋼間に流れる短絡電流測定は，5.0×10−3 M H2SO4＋4.5×10−3 M Na2SO4溶液を入れたオートクレーブ中で行った．試験温度は室温25℃から原子炉内温度である288℃まで，5℃/min. の速度で昇温させた．結果，Alloy 182が溶解する可能性のある温度領域が170〜230℃の間であることを明らかにした．抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (470K)
論文
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王 昀, 金田 潤也, 笠原 茂樹, 茂中 尚登2012 年 61 巻 9 号 p. 359-365
発行日: 2012/09/15
公開日: 2013/03/01
ジャーナル フリー粒界性格を制御したオーステナイト系ステンレス鋼SUS316Lにおいて，Strauss試験，Coriou試験およびHuey試験を行い，低Σ対応粒界頻度の向上による粒界腐食の低減を確認した．また，γ線照射下ですきま腐食試験を実施した結果，制御材の粒界腐食発生数は，非制御材の1/10以下となり，粒界腐食深さも非制御材より短かった．高温高圧水環境におけるSCCの進展速度は，制御材が非制御材の1/2以下となった．以上の検討結果から，低Σ対応粒界頻度の増加により，材料の腐食特性の改善効果が確認された．抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1551K)
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