Zairyo-to-Kankyo
検索
OR
閲覧
検索
62 巻 , 11 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
展望
解説
速報論文
  • 武邊 勝道, 後藤 和也, 大屋 誠, 広瀬 望
    62 巻 (2013) 11 号 p. 420-425
    公開日: 2014/06/06
    ジャーナル フリー
    鋼橋を取り巻く腐食環境を表す指標としては,飛来塩分量が広く用いられている.しかし,塩分が鋼板面上にとどまる程度こそが腐食に直接作用すると考えられる.そこで,本研究では,塗装橋梁の桁内鋼板面へのCl付着速度と結露水によるCl洗い流し速度を分析し,Clの桁内鋼板面上の平均滞留時間を解析した.1か月間または3か月間暴露した鋼板面から得られた平均滞留時間は19~700日であり,冬期~春期に長く,夏期~秋期に短い.このことは,桁内ウェブ面で,冬期~春期にClが蓄積し,夏期~秋期には洗い流されることを示している.1年間暴露した鋼板面からは,250日の平均滞留時間が算出された.このことは,鋼板面上のClが1年以内に置き換わることを示すと考えられる.
    抄録全体を表示
  • 中津 美智代, 笹原 一起
    62 巻 (2013) 11 号 p. 426-429
    公開日: 2014/06/06
    ジャーナル フリー
    福井県の海岸部,平野部,山間部の3地点にて,炭素鋼の暴露試験およびACMセンサを用いた腐食性因子の調査を実施した.平野部における炭素鋼の年間腐食速度は0.022 mm/y,月ごとの飛来海塩粒子量Sの年間平均値は8.2 mgNaCl/(m2d),ぬれ時間(TOW)は年間3900 hであった.本県の環境腐食性は,国内にて中程度であると考えられた.毎月の腐食速度は,11~1月に高く,2~7月に低くなる季節変動を示し,ACM(Fe-Ag)センサの海塩相当付着量Wsおよび日平均電気量Qdewとの間に相関関係が確認された.
    抄録全体を表示
  • 大屋 誠, 武邊 勝道, 広瀬 望, 松浦 葉月, 今井 篤実
    62 巻 (2013) 11 号 p. 430-433
    公開日: 2014/06/06
    ジャーナル フリー
    耐候性鋼橋梁の建設予定地の腐食環境を評価し,適用可否を適切に判断することは,鋼橋梁の長寿命化にとって重要である.本研究では,気象データと飛来塩分量の関係に着目し,気象データから飛来塩分量を推定する手法を提案し,推定精度について飛来塩分量の実測データと推定値の比較から議論した.提案する風力エネルギー係数による推定手法は,実測値の季節変動を良くとらえており,ある程度の精度で推定が可能であることを確認した.また,推定した約30年間の飛来塩分量から松江地区の飛来塩分量の季節変動の特徴を時系列解析より分析した.
    抄録全体を表示
  • 山手 利博
    62 巻 (2013) 11 号 p. 434-438
    公開日: 2014/06/06
    ジャーナル フリー
    建築設備配管系において,ステンレス鋼および銅・銅合金と接続された亜鉛めっき鋼や鋼には異種金属接触腐食が発生する.しかし,配管口径の大きさが異種金属接触腐食に及ぼす影響については理論的に,また実態としても十分把握されていない.今回,配管口径の異なる4組のガルバニック対配管(SUS304/亜鉛めっき鋼)を設備配管系(特に空調配管)を模擬したル-プ循環装置に組み込み実験を行った.配管口径の増加とともにガルバニック電流が配管内径比以上に増加するが,アノード面積も増加するため電流密度は増加しないと考えられる.配管口径が大きい配管では配管厚さが増すことを考慮した場合,配管口径の大きい配管が配管口径の小さい配管に比べて異種金属接触腐食により配管接続部の穿孔が加速される可能性は低いと考えられる.
    抄録全体を表示
  • 八代 仁, 横澤 雄貴, 呉 松竹, 熊谷 昌信, 明 承澤, 片田 康行
    62 巻 (2013) 11 号 p. 439-442
    公開日: 2014/06/06
    ジャーナル フリー
    導電性窒化物の生成を期待して硝酸溶液中でカソード処理されたSUS310Sステンレス鋼を,カーボンガス拡散層(GDL)との接触抵抗,分極挙動,表面の化学状態およびセパレータとして用いたときのPEFCセル性能の観点から評価した.この処理によってステンレス鋼とGDLとの接触抵抗は実用要求レベルまで低下した.XPS分析によれば,ステンレス鋼表面には酸化物に混ざって窒化物のピークが認められた.この窒化物は2~3 nm程度の厚さに過ぎないが,アノード分極に対しても安定であった.このカソード処理を施したSUS310Sステンレス鋼をセパレータとして単セル発電試験を行った結果,グラファイトセパレータを用いたセルに匹敵するセル性能を示したことから,本法はPEFCセパレータ用ステンレス鋼に対する簡便な表面処理法として極めて有用であると考えられる..
    抄録全体を表示
  • 平賀 拓也, 中山 雄貴, 小寺 史浩, 千葉 誠, 柴田 豊, 高橋 英明
    62 巻 (2013) 11 号 p. 443-448
    公開日: 2014/06/06
    ジャーナル フリー
    Cu2+あるいはClイオンを含む高温水溶液中(363 K)にAlおよびAl合金を浸漬したさい,それらの腐食挙動がインヒビターの添加によりどのように変化するかを,質量測定および試料の表面・縦断面観察により調べた.インヒビターの添加により,Cu2+溶液において腐食速度は大きく抑制されるのに対し,Cl溶液中においては,ほとんど変化しなかった.Cu2+溶液におけるインヒビターの防食効果は,SiO2薄膜形成によるCu粒子の析出の抑制によることがわかった.
    抄録全体を表示
  • 松尾 卓摩, 金野 貴也, 長 秀雄, 榊原 洋平, 榑林 光一, 中山 元
    62 巻 (2013) 11 号 p. 449-453
    公開日: 2014/06/06
    ジャーナル フリー
    光ファイバAE計測システムを用いて,従来は困難であった高温・高圧環境下におけるCBB試験中のSCC発生,進展モニタリングを行う手法を開発した.CBB治具と一体型となった光ファイバセンサホルダに光ファイバを巻き付けることで高感度でAE信号を検出することができた.低合金鋼と炭素鋼の溶接継手から採取した試験片に対して180℃,1.0 MPaの環境下で28日間(2.4 Ms)のCBB試験を行った結果,試験中に発生したAE信号は約11万カウントであった.波形の相関およびガイド波の特徴を用いたAE分類によって試験器からのノイズを除去した結果,96カウントがSCCによって発生したAE信号であると推定された.AE発生タイミングから,SCCは試験開始後約1.2 Msから発生,進展したと推定された.
    抄録全体を表示
論文
  • 中津 美智代
    62 巻 (2013) 11 号 p. 454-459
    公開日: 2014/06/06
    ジャーナル フリー
    0.11~5.6 mM[Cl]の溶液中,570 mV vs. SHE定電位保持した13Crステンレス鋼製部品ヘルドの成長性すきま腐食の発生と再不動態化に対する水道水成分である硝酸イオン,硫酸イオンおよび炭酸水素イオン(NO3,SO42-,HCO3)の作用を調査した.すきま腐食の発生は,[NO3]/[Cl]のモル比≧1または[SO42-]/[Cl]のモル比>1にて抑制された.成長性すきま腐食は,[NO3]/[Cl]のモル比≧1または[SO42-]/[Cl]のモル比≧6において再不動態化した.再不動態化に要する時間は,NO3およびSO42-の添加濃度増加に伴って減少した.HCO3は,すきま腐食に対する発生抑制および再不動態化が確認されなかった.これは,HCO3が,成長性すきま腐食のすきま内液のpH 2.2にて,H2CO3形で存在するためと考えられた.NO3,SO42-,HCO3共存下のすきま腐食の再不動態化は,アニオン種に依存せず,pHC.C.上昇に伴う電流低下であり,pHC.C.>pHdが再不動態化条件である.
    抄録全体を表示
  • 南齋 勉, 大村 公一, 山岸 恒介, 井川 学
    62 巻 (2013) 11 号 p. 460-465
    公開日: 2014/06/06
    ジャーナル フリー
    関東平野南西部の丹沢山塊において,酸性霧はモミの立ち枯れに甚大な影響を及ぼしている.この酸性霧の金属腐食への影響を検討するため,丹沢大山と都市域の横浜において,亜鉛めっき鋼とステンレス鋼試料の3か月ごとの腐食進行を観察した.また,酸性霧組成を模した疑似酸性霧をチャンバー内で同様の金属プレート試料に暴露することで,腐食要因について検討した.この結果,亜鉛めっき鋼は,酸性条件下で塩化物イオン濃度が増大するほど腐食の進行が促進された.一方,ステンレス鋼では塩化物イオンを含む中性溶液だけでも腐食は進行するが,酸性条件にすることにより更に腐食が進行した.
    抄録全体を表示
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
feedback
Top