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63 巻 , 8 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
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展望
解説
  • 千葉 誠, 中山 雄貴, 平賀 拓也, 斎藤 嵩, 柴田 豊, 高橋 英明
    63 巻 (2014) 8 号 p. 449-458
    公開日: 2015/02/03
    ジャーナル フリー
    本稿においては,高温の水溶液浸漬実験および乾湿繰り返し実験により調べられた,高純-Al,1050-,3003-,4043-Al合金の腐食におけるCu2+イオン,Clイオン,溶存酸素およびインヒビターの役割について解説する.Clイオンは,Fe‐偏析相およびSi-偏析相の上に生成する酸化皮膜を不安定にし,その結果それらが局部カソードとして作用し,腐食が促進される.Cu2+イオンを含む溶液中においては,Cu2+イオンが還元されてCu粒子としてAl相およびFe-偏析相上に析出し,この析出Cu粒子が局部カソードとして作用することにより,腐食が大きく促進される.ClおよびCu2+イオンの両者を含む溶液中においては,Cu粒子がAl相およびFe-偏析相ばかりでなく,Si-偏析上にも析出し,腐食は相乗的にさらに大きく促進される.
    Cu2+イオンを含む溶液にインヒビターを添加すると,薄いSiO2皮膜の形成によりCu粒子の析出が抑制され,防食率は大きく向上するが,Clイオンを含む溶液中では,溶液のpHの上昇により,その効果はあまり大きくない.Clイオンを含む液滴を用いた乾湿繰り返し実験から,液滴端部では大きなピットが生成するが,中央部では浸漬実験と類似の腐食形態を示すことがわかった.この大きなピットの生成は,試料が濃厚NaCl溶液と長時間接触するためおよび薄い液膜を通しての酸素の供給が容易であるためと推察できる.
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論文
  • 藤巻 康人, 小金井 誠司, 小林 祐次, 辻 俊哉, 神 雅彦, 基 昭夫
    63 巻 (2014) 8 号 p. 463-467
    公開日: 2015/02/03
    ジャーナル フリー
    マグネシウム合金溶接部の応力腐食割れの低減を目的として,溶接構造物に用いられる難燃性マグネシウム合金(AMX602)展伸材から,基材試験片,溶接試験片および溶接部にショットピーニング処理を施した試験片を作製した.それぞれの試験片に対し,破断時の80%角度となる負荷を掛け,湿度100%における400時間の腐食試験を行った結果,以下のことが明らかとなった.
    (1)基材試験片では孔食主体の腐食が進行し,応力腐食割れは発生しなかった.(2)溶接試験片は約200時間で応力腐食割れが発生した.(3)溶接試験片は基材試験片に比べて0.2%曲げ耐力が12%ほど低下していた.(4)圧縮残留応力が約100 μmの深さまで付与されるショットピーニング処理により,応力腐食割れが抑制される効果が認められた.このときの0.2%曲げ耐力は,基材試験片と同等か上回る程度であった.
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  • 砂場 敏行, 篠原 正, 宮田 義一, 朝倉 祝治, 八髙 隆雄, 巴 保義
    63 巻 (2014) 8 号 p. 468-474
    公開日: 2015/02/03
    ジャーナル フリー
    天然ガス開発おいて油井管材料として使用される13%Cr鋼およびModified 13Crマルテンサイトステンレス鋼のCO2腐食に及ぼす酢酸および微量H2Sの影響を40℃と180℃の環境で評価した.40℃のCO2 2 MPa,Cl 20,000 ppmの腐食環境において13%Cr鋼に発生する孔食は,微量H2Sの添加により生成される硫化鉄により抑制された.また,180℃の環境では酢酸の存在により,腐食が加速された.一方,Modified 13Cr鋼は40℃においてH2S分圧0.001 MPaのみでは腐食は発生しなかったが.酢酸の共存により孔食が発生し,180℃の環境においても酢酸とH2Sの共存により腐食が加速した.以上のことから,CO2腐食環境における微量H2S存在下の酢酸の効果は,1)pHの低下,2)Fe2+の溶解度の上昇,3)不動態皮膜劣化であると考えられる.
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